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踊るバイエイターの敗者復活戦

アルバイトやアフィリエイトを含めたネット広告からの収入で生計を立てる人に踊りながら(楽しみながら)生き抜くための知恵を紹介するブログ。多くのWebマーケターに読まれています。不定期19時頃更新。

アフィリエイトの終焉とアドブロックがもたらすもの

アフィリエイト

Advertising in Warszawawww.flickr.com

 

アフィリエイトの収入で生計を立てているアフィリエイターは今までも数々のピンチを迎えてきた。たぶん、このピンチというのはこれからも続くだろうし、アフィリエイトを含めたネット広告で稼げなくなる人も出てくるだろう。

 

ここ数年で見ると、アフィリエイターの収入に大きく影響したのがペンギンアップデートやパンダアップデートといったGoogleの検索エンジンにおけるアルゴリズムの変化だった。

 

ブラックハットと呼ばれる手法は、自身のサイトを上位表示させる事により、成約率の高いユーザーを呼び込む事に成功していた。現在もブラックハットが有効なのは確かだが、検索エンジンのアルゴリズムの改善により、ユーザーの役に立たない、満足の低いサイトは順位を落とすようになった。

コンテンツの質を上げるというユーザーの期待に答えるコンテンツが求められており、生き残っているアフィリエイターの多くは良質なコンテンツを提供する傾向になりつつある。

 

ユーザー重視を強調するGoogleの方向性に合わせたアフィリエイターは収入を維持する事が出来た。それだけでなく、インターネット上のトラフィックが増えている環境のおかげで、組織化したり、人を上手く使っている人は順調に収入も増やす事が出来ている。

偽装を含め、これからもユーザーの満足をGoogleに伝える事が出来る人は、Googleのアルゴリズムは脅威では無くなりつつある。

 

アドブロックの登場

City says Nowww.flickr.com

 

Googleに迎合することで生き残ったアフィリエイター達だったが、Googleに気を取られている隙に別の所から敵が登場した。それがインターネット上の広告をブロックするアプリやプラグインである。

 

アドブロックは当初、通信代を節約出来たり、速度を上げる謳い文句に、バナー広告を表示しないだけのものが多かった。しかし、今では通信代や速度に影響のない、広告そのもの、アフィリエイトリンクそのものを無効化する機能を付けたものも現れている。

 

一部のアフィリエイトASPのリンクは現在有効だが、これも対策を取ろうとすればすぐに出来るだろう。アドブロック業者の向かう方向性はインターネットから広告どころか「広告臭」まで全てを排除する事にあるのかもしれない。

 

とはいえ、自分はこの広告ブロックでアフィリエイトが終焉を迎えるとは思っていない。アドブロックが普及すれば、報酬ももちろん減少していくだろうが、現在は個人的には誤差とも思えるような変化しか起きていない。

 

アドブロックは、大衆向けにはパケット消費量を抑える事で通信料を安くしたり、読み込み速度が速くなる利点を強調している。しかし、これを実際に導入する人というのは広告が単純に嫌いという人がほとんどである。

利便性を考えた場合、広告表示と非表示でそこまでユーザーの負担になるような状況に無い以上、完全に普及するとは考えにくい。ユーザーの多くは広告が表示されようが気にせずにコンテンツを楽しんでいるはずだ。

 

アフィリエイトの終焉はどのようにして迎えるのか?

www.youtube.com(バンコクの近未来を表現した動画)

 

アフィリエイト広告というのは成果報酬型広告とも言われている。成果報酬型広告は広告リンクとして非常に分かりやすいため、この広告リンクを意識して避けるユーザーが増えれば、成果報酬型広告の市場規模は減少していくだろう。

それでも、収入目的でサイトを運営しているなら、例えアフィリエイト広告で稼げなくなっても、ネイティブアドとも呼ばれるスポンサー広告で収入を上げる人が増えていくはずだ。コンテンツと広告の融合がより進むと考えられるのである。

 

もちろん、PRという文字を表記する事でコンテンツを拒否する人も出てくるかと思うが、広告に対する過度な拒絶反応によって、エンターテイメントを制限する必要も出てくるだろう。そこまで来ると病的な広告嫌悪にも思えなくもない。

 

現在は通信環境の改善などでインターネット上のトラフィックは増え続け、テレビや雑誌を含めた広告業界でもネット広告ほど好調なところは他に無い状態である。もちろん、人口が増えていない日本においては、いつかはインターネット上のトラフィック上昇も止まる。それでも需要が今後も常に伸びるであろう言語、例えば、英語や新興国の言語でサイト運営を行えるなら個人でも稼げる人は減らないだろう。

 

となれば、アフィリエイトを含めたネット広告業界が終わるのは、エンターテイメントや情報をインターネット上に求めない人が増えた未来だといえる。

 

グーグル会長のエリック・シュミット氏は2015年初頭の世界経済フォーラムで「インターネットは消える運命にある」と発言した。ただし、これの意味するところは「あらゆるものがネットに接続して、ネットを意識しなくなる」という意味であった。

未来においては、ネットという概念がなくなり、PCやスマホというデバイスも必要とせず、日常へどんどんインターネットが組み込まれて、何処にいても、「個人」がネットに繋がった状態になるとの事だ。

 

普段部屋でのんびりとくつろいでいる時、一言二言の独り言をつぶやいたとする。この何気ないつぶやきもネットを通じて公に公開するかどうかを選べるようになる。便利な機能、例えばGoogleという検索エンジンが部屋にいても、外にいても、どこの空間でも利用することが出来るようになる。

多少の違いはあれど、未来ではオンラインが日常で、オフラインが非日常な環境になって行く可能性は高いだろう。

 

そんな未来になれば、当然ネット環境内で生きる事を拒否する人も出てくるはずだ。他にも、よりリアルなセカンドライフのようなゲームが出来て、その世界だけで生きる人が増えたりするかもしれない。そうなった時に初めてネット広告の終焉を意識するようになるだろう。

 

広告の次にやってくるもの

See No Evil 2012 Block Party (83)www.flickr.com

 

ブログでは広告を設置していない評論家も多いが、彼らは本や講演会といった形で間接的な利益を得ている。また、営利目的でなくとも、自身の政治的理念や信者を増やすためだったり、承認欲求や自己実現欲求など欲求を満たすためなど、コンテンツ供給者は必ず何らかの目的のために記事を書いている。

 

アドブロックを入れている人の多くは、ネット広告全般に嫌悪を抱いているかと思うが、表面上の広告を拒否する人が増えれば増えるほど、コンテンツと広告の融合が進む。広告に対する過剰な嫌悪感を抱く人であれば当然こうしたコンテンツも拒否するだろうが、ここまですると、多くのエンターテイメントも制限しなければならないだろう。

 

加えて、表面では見えない部分に入り込むか、広い意味で洗脳的な意味合いの強いコンテンツの割合は増加していく。こういった区別が出来ないものほど怖いものはないはずだ。

 

結局アドブロックが作り出すのは狂信的な広告嫌悪者達や広い意味で洗脳された人達ではないだろうか?そういった考え方を否定するつもりはないが、エンターテイメントに自ら制限を加えなくてはならなくなるのは少々可哀想な気もしくは無い。

 

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