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踊るバイエイターの敗者復活戦

アルバイトやアフィリエイトを含めたネット広告からの収入で生計を立てる人に踊りながら(楽しみながら)生き抜くための知恵を紹介するブログ。多くのWebマーケターに読まれています。不定期19時頃更新。

ブロガーの将来は確実にヤバイから、イケダハヤトも発言には責任を持った方が良いよ

ブロガー イケダハヤト

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目次

 

今朝下記の記事を見た。

主な主張は「会社員の経験は無駄ではない」といった部分だろう。

 

理由は違えど、自分も会社員が会社を辞めて専業ブロガーになる事は反対である。現在専業ブロガーとして多くの人が独立出来ているのは、ネット広告市場が成長している環境に助けられているだけだからだ。

 

ブロガーの将来

最近多くのブロガーが、ブログを含めたサイト運営は、継続すれば必ず結果が出ると主張している。確かに、継続する事で収入を増やしているブロガーは多く、プロブロガーといった形で生計を立てる人も見るからに増えた。

「ブログの収入は続ければ増える。」

言ってる事は必ずしも間違えではない。ただ、この言葉をより正確に解釈すれば、「今は」という大事な前提が抜けてると指摘せざるを得ない。

 

ネット広告市場

現在ブログで収入を上げる人が増えているのは、何も以前より優秀な人がブログへと流れて来ているからではない。単に環境による恩恵を受けているからである。

ブログ収入の増加はネット広告市場の増加に比例する。

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2014年 日本の広告費 - ナレッジ&データ - 電通

 

上の表からもわかるように、ネット広告市場はリーマン・ショックで経済が停滞した2009年も前年割れを起こしておらず、2004年~2013年の10年間で平均28.5%という高い成長率を保っている。

この28.5%という数字がどれぐらいすごいか想像出来ない人はGDPで置き換えて考えてみれば良い。中国の全盛期でも平均で10%成長、あの日本の高度経済成長期でも20%弱である。

 

加えて、ブロガーには更に追い風が吹いている。

ネット広告は収入の点で見るとトラフィック(通行量)に比例する。ネットにおけるトラフィックは1つのサービスに大きな影響を受けている。これが検索エンジンである。

トラフィックはスマートフォン利用者が増えるにつれて、アプリで囲われる事も多くなったが、検索エンジン利用者がこういった層にトラフィックを奪われる事は少ない。

そしてGoogleが近年コンテンツの質を重視するアルゴリズムを発達させた事も、個人のブロガーにとってはプラスに働いた。弱小メディアでも「人の手により書かれた記事」へトラフィックが流れるようになったからだ。

 

しかし、もう少し業界を俯瞰して見ればブロガーの将来は明るいとは言えない事に気付くかと思う。

なぜなら、ネット広告市場は毎年成長しているが、実は広告市場自体は全くと言っていいほど成長していないからだ。

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先ほどと同じ図になるが、広告費全体で見れば2004年から10年間ほぼ同水準で推移している。更に言うと、1997年は59,961億円で、ここから成長が完全に止まっている。

では、なぜネット広告市場は成長し続けているのか?

これは新聞、雑誌、ラジオ、テレビといったマスコミ4媒体からトラフィックを奪っているからである。紙媒体の廃刊やフジテレビの赤字化を見れば、既存メディアが生き残りをかけた激しい競争に晒されている事がわかるだろう。

 

広告市場、しいては日本経済全体の成長が止まり、縮小している中で、今後もネット広告市場が成長するという保証はないのだ。

成長が止まればコンテンツを追加するだけでブログの収入が増えるといった事も無くなるだろう。プロブロガー枠はまだ余っているが、今後は新規参入者に追い出されるというリスクが生じるのだ。

 

もちろん、世界に目を向ければネット広告だけでなく、経済全体が成長している国もある。ブロガーという職にこだわるなら、日本語以外の言語をマスターすべきだろう。

そうすれば競争が始まる市場から出て、レースが始まるまでの猶予期間を延長する事が出来る。

 

ブロガーを目指す人へ

今の世代がバブルの頃の日本人を見たら全体が浮かれて調子に乗っているように見えるかもしれない。収入が増えたと騒いでいるブロガー達も、傍から見ると、正にそんな状態に映るだろう。

浮かれる連中と見られているだけならまだ良い。ネット広告バブルがはじけ、市場の成長が止まった時、もがいている姿を笑われる可能性もある。

 

個人的な考えではあるが、成長している今でも会社員という立場にある人や若者がブロガーやアフィリエイターといった道を目指すべきではないと思っている。このブログでは何度も言っているが、この道は敗者に残された復活戦であるべきだと考えている。

希望する職に就けなかったフリーター等の非正規労働者や無職、ニートなど、元のポジション回復が容易で、リスクのほぼない人達が、復活をかけて戦う場所である。

新卒採用といったゴールドチケットを使って会社に就職した人など、キャリアに傷がついていない人は社会での信用度も高い。他の道も残されているはずだ。

 

イケダハヤトの罪

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イケダハヤトがブロガー、アフィリエイターとして稼げているのは

▶ コンテンツ供給量の多さ

▶ いろんな人に言及(営業)出来る性格

▶ 人を不快にしても、それを正当化出来る面の皮の厚さ

以上の3つが大きいと思う。

 

まず、Googleからの集客を考えても、コンテンツ供給量の多さは収入を増やす点で重要である。ただし、この点はアフィリエイター界隈で突出していない。収入面も考慮すれば、アフィリエイターとしては2、3流である。

 

彼のように、様々な人に言及したり、営業する点は多くのブロガーが見習うべき点である。悪く言わなければ言及、営業されて不快に思う人は殆どいない。

ただ、媚びてるようにも映るので、プライドや恥ずかしさが邪魔して出来ない人も多い。性格との戦いにもなるが、出来れば彼を見習って意識しても良いかもしれない。

 

上の2つは誰もが目指すべきかもしれないが、最後の「人を不快にしても、それを正当化出来る面の皮の厚さ」、要は炎上芸で集客やリンクを得るやり方は決して褒められたものではない。ブロガーのイメージを悪くして、世間との距離も広げる恐れがあるだろう。

ブログを運営している人なら、ネット界隈でブロガーの評判が良くないのは肌で感じる事があるはずだ。

 

イメージが低下すれば、アフィリエイトといった個人向けメディアへ広告を出稿したいと考える企業も少なくなってしまう。最近ようやく様々な企業が個人メディアに注目しつつあるのに、この流れを断ち切ってしまうのかもしれない。

 

ネット広告市場の成長が止まれば、被害者は彼に影響を受けて会社を辞めた信者だけではなくなる。ブロガー全体へと被害が拡大してしまう恐れがあるだろう。

人気ブロガーを自称するなら、こうした業界全体の将来を考え、責任を持って発言すべきなのだ。

 

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