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踊るバイエイターの敗者復活戦

アルバイトやアフィリエイトを含めたネット広告からの収入で生計を立てる人に踊りながら(楽しみながら)生き抜くための知恵を紹介するブログ。多くのWebマーケターに読まれています。不定期19時頃更新。

メンター制度の現実。奴隷にならないため、メンターを選ぶ前に知っておくべき事

メンター
Combine2012-67Combine2012-67 / TechCocktail

 

メンター制度

一般企業では、メンター制度という形で新入社員を先輩社員がサポートするシステムを取り入れているところもある。この制度の元でメンターは、上司とは別に不安や悩みの解消、業務の指導・育成を担当する。

 

メンターとはもともと助言者という意味であり、一般企業に所属する人以外にも、自分でビジネスを行っている人がメンターと呼ばれる人から助言を貰い、事業を進める事は良くある事だ。

アフィリエイトを含めたネットビジネスにおいても「自分のメンターを探す」事が重要とセミナーや書籍などでは良く言われている。

 

ビジネスを始める際には、メンターを探して弟子入りを志願する人は、学生を含めた若い人に多い。これを読んでいる人の中にも弟子入りを考えた事がある人はいるかもしれない。

自分も以前、あるネットビジネスをしている人にコンタクトを取り、1ヶ月程度その人の弟子として過ごした事があった。

 

あるメンターへの弟子入り

今から5年以上前になるが、新卒からの就職とキャリアに全く傷がない状態のルートから外れ、フリーターとして生計を立てている時期があった。この時はまともな職に就けないだろうという諦めから、再び正社員になる事は考えておらず、自分でビジネスを始め生計を立てたいと考えていた。

 

当時は東京に住んでおり、独立やビジネスにかんする無料セミナーなどを受ける機会が多々あったので、時間のある時にこれらへ参加し情報を集めていた。 その中で、あるセミナー主催者から、月に数百万円稼いでいる人を紹介されたのである。

 

ネットビジネスというのは教えてもらえたが、具体的にどのように稼いでいるかは知ることが出来なかった。連絡先だけ頂いたので、メールで率直な質問をぶつけてみる事にしたのである。

 数百万円稼いでいる人がこんなメールに返信は来ないだろうと、特に期待はしていなかったが、数日後、彼から返信があった。しかも、直接会って質問しても良いと言われ、実際に会う事になった。   

 

待ち合わせ場所は都内某所、マンションの一室だが家賃はそこそこするかと思う。インターフォンを鳴らし、恐る恐る入って行くと、彼と彼の弟子と思われる人が何人かいて、パソコン作業の指導をしているようだった。弟子の方は黙々とPC作業をしていた。

 

彼とは年齢も同じぐらいで若く、初対面の印象は謙虚で良かった。そこで話を聞くうちに、彼の猛烈なラブコールと、弟子になるまでは帰れないといったような雰囲気が相まって、その日のうちに弟子入りすることにしたのである。

家に戻る途中は彼のような生活が実現できるかもしれないとワクワクしていたのを覚えている。

 

ネットビジネスの中身

彼からはすぐに連絡が来て1週間分の作業を言い渡された。作業内容はサイトの作成と、その大量に作ったサイトの更新作業、動画のアップロードからスパムの配信などであった。レジュメのようなものを見ながら、黙々と作業をこなした。

 

プログラミングで自動化出来ない部分をマンパワーで補っており、1日あたり3時間から5時間、多い人では8時間以上の作業をやらされたようだ。今考えれば、弟子たちには全く利益のない作業をメンターのために無料でやらされたのである。  

 

当時そのメンターには弟子と言われる人が6人いて、弟子同士では連絡を取り合うことはほとんどん無かった。しかし、その中の1人が各弟子とをつなげるコネクション役をしていて、その彼を通して弟子の置かれている現状を把握することが出来たのである。こうして、その人が行っていることの全体像も知ることが出来た。

要は、この人はマンパワーを使って収益を上げ、メンター自身はその大量の作業を指示をするだけだったのである。アフィリエイトの知識もほとんどいらない単純な作業だった。  

 

自分もかなりの量の作業量を彼のためにすることを求められた。しかし、もし自分が彼のように稼ぐなら、彼みたいに弟子募集を行って人を奴隷のように使うことが求められるということに気が付いた。それは無理だと考え、自分は逃げるように彼から離れた。

 

ちなみに、そのまま弟子として残った人達は、長い間弟子として過ごせば過ごすほど悲惨な結果となった。弟子を辞めてからも、弟子同士をつなげていたコネクション役と連絡を取り合っていた。このコネクション役から聞いたところによると、ある弟子は半年以上も続けて相当量の作業をこなし、顔も実名もネットで晒したのに、月5万円も稼ぐことが出来なかったようである。

 

彼のノウハウは作業をこなさないと収入は得られず、今では通用しない広告停止の可能性が非常に高い方法である。他のメンバーには学生もいたが、大学の試験を理由に作業の休止を求めると罵倒され、「試験勉強をする暇があったら、作業をしろ!」と怒鳴られることもしばしばあったようだ。

 

ネットビジネスの起業家と言えど、正直彼のようなマンパワーで稼いでいる連中はアフィリエイターの中でも特にタチが悪い。あまり大きな声では言えないが、現在もこういった形で「奴隷」へ作業を分担させ、稼いでいるアフィリエイターは存在している。

 

弟子を募集する理由と弟子になる際に必要な覚悟

ネットビジネスに限らず、ベンチャー企業ではこういった事例は表面上に出ていないだけで良くある事だと思う。ビジネスを行う上でメンター(師匠)を付ける事は成功への近道になるかもしれないが、基本的にはメンターに利益のある場合しか弟子として採用しないと考えた方が良いだろう。

 

確かにお金を取られていないだけマシという人もいるかもしれない。ただ、ノウハウを学ぶ事が出来たとしても、費やした時間的な損失と引き換えに学んだ事がそれだけの価値を持つかどうかは疑問である。

半年間働いて5万円しか稼げなかったというのは、奴隷と言われても仕方がないだろう

 

また、実際に自分がその方法で稼ぐとした場合、その人と同じことをしなければならない。さっきのメンターの場合、タダ働きをしてくれる奴隷を集め、顔出し、実名出しをしてすごい人間だとメディアを使ってプロパガンダをしていた。 

メンターのようになりたいと思えなければ弟子入りしない方がいいだろう。

 

与沢翼に弟子入りしたら、彼と同じような事をしなければならないという覚悟が必要なのである。稼げる額が増えるかもしれないという単純な理由で弟子入り志願するのはおすすめ出来ない。

 

メンターを選ぶ前に知っておくべき事

Thinking RFIDThinking RFID / @boetter

 

現在のように多くの情報が反乱する世の中で、良いメンターを見つけることは簡単なことではない。それでも、メンターが必要だという人にアドバイスするとすれば、

 

1.どのような方法で稼いでいるか(なるべく具体的に)。

2.メンターのようになりたいか、メンターと同じことが出来るかどうか。

 

これらがメンターを選ぶ前に最低限知っておきたいことになる。

 

その上で弟子入りを認めてもらわなければならないが、魅力的なメンターであればあるほど、これは非常に難しい。

 

弟子が誰もいないのなら1人ぐらい無料で教えてくれても良いだろうと思うかもしれない。しかし、こういった弟子入り志願者が多々いるので、1人でも採用してしまったらキリがないのである。

 

従って、他の志願者とは違った「自分がメンターにどのような利益を与える事が出来るか?」をきちんと明確に伝える必要があるだろう。「言われた事を何でもやるので、教えて下さい!」では普通心は動かない。

 

ちなみに、アフィリエイトで稼ぎたい人は、メンターを探すよりも前に文章を書き続ける作業を習慣化出来るかどうか試してみるのが先かと思う。

弟子入り志願者の多くはブログさえも作成していない人が多いが、今の時代アフィリエイトで稼ぎたいなら結局は集客出来るコンテンツの作成が必須となる。

これが出来なければ、アフィリエイトで稼ぐことも難しいと思った方が良いだろう。

 

アフィリエイトにしろ他のビジネスにしろ、近道というのは簡単に見つかるものではない。楽して稼げるようになる事ができるかもしれないからという理由で弟子入りを考えているのなら、一度考えなおした方が良いだろう。

 

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