踊るバイエイターの敗者復活戦

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VALUへの参加を検討している人が知っておくべき本当のリスク

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VALU

valu.is

 

VALUは個人を株式会社に見立てて、個人の「株」を「VALU」として発行し、資金を調達するサービスである。調達した資金の使い道に明確な制限はないので、実質的には投げ銭と呼ばれるようなシステムと変わりはない。クラウドファンディングよりも緩いと言えるだろう。

 

VALUというサービスの参加者は「VALU発行者」と「VALU購入者(VALUER)」の2つに大きく分けることが出来る。

VALU発行者については優待を設定しない限りリスクはない。しかし、VALU購入者(VALUER)はVALUの価値が下がるだけでなく、無価値化のリスクを負わなければならない。また、ビットコインを原資にしているので、仮想通貨下落によるリスクもある。

 

この記事ではこうした

▶ VALU発行者のリスク

▶ VALU購入者(VALUER)のリスク

を更に詳しく解説し、ネット上に増えている

▶ 小金稼ぎ

についても、コストパフォーマンスの点から割に合わない事を若者に向けて解説していきたいと思う。

 

目次

 

VALU発行者のリスク

VALU発行者

pixabay.com

 

VALUは株式のように、VALUの保有割合で何か制限が生まれるわけではない。従って、VALU発行者にはリスクがほぼ無い。VALUを売り出す事でお金がどんどん入ってくる仕組みだ。

人気VALU発行者である田端信太郎氏のデータを参考に、どれぐらいの資金が調達できるか予測してみよう。田端信太郎氏のVALUは現在(2017年7月11日16時)0.269BTC、日本円で7.1万円程度である。

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valu.is

 

出来高は2263VAあるので、同じ価格であり、かつ全て田端信太郎氏本人が売却したものであれば、7.1✕2263=約1.61億円相当のビットコインを手に入れた事になる。もちろん、最安値は0.00043BTC(約114円)であり、出来高には田端信太郎氏が保有していた分以外のVALU売買も含まれている。実際に受け取ったのは半分以下のはずだ。

それでも、田端信太郎氏にかんしていえば、年間を通して1億円以上の資金調達は可能だろう。プロブロガーでも知名度によるが数百万円、数十万円の調達は難しくないはずだ。

 

一般ブロガーの例として、本日上場したブロガーCaptainJack氏の資金調達額を見てみる。CaptainJack氏のVALUは0.00148BTCで1VALU、0.00222BTCで5VALU、計6VALUの商いが発生している。

本日分は全てCaptainJack氏が放出した分なので、0.00148BTC✕1、0.00222BTC✕5、日本円で3320円調達できた事になる。一般ブロガーでも数万円から数十万円の調達は難しくないかと思う。

 

VALU発行者における「優待」履行のリスク

VALU発行者にはリスクがほぼ無いと上記で述べた。しかし、優待を設定すれば、この優待による還元がリスクとなる可能性を秘めている。

 

VALUの価格を上げるために優待を魅力的にし、かつ、VALU購入者へ半永久的にサービスを提供しようと思えば、優待が当然コストに見合わなくなる部分が出てくるかと思う。特に、将来にわたり、商いが少なくなった時である。

VALUの取引が活発なのはサービスが始まった今だけだと個人的には思っている。人気VALUである田端信太郎氏でさえ、今年1000万円調達出来ても、来年は半分以下になる可能性が高いだろう。

 

また、VALU購入者同士で売買され、新規でVALU購入者が生まれれば、VALU発行者は資金の調達が出来なくとも優待サービスを行わなければならない。新規の買い手が少なくなる、もしくはVALU価格が何らかの理由で暴落したら、VALU発行者は優待によるタダ働き(もしくは少ないリターンによる労働)のリスクも覚悟しなければならないだろう。

 

VALUは規約において

第11条(優待特典)

6.当社は、優待特典の設定にあたって、発行者に対し、適法性、許認可の方法等に関するアドバイスを含む一切のアドバイスを行う義務を負いません。発行者は自らの責任と負担で優待特典を設定してください。

VALU | 利用規約より

としている。

優待の不履行が生じた場合、VALU発行者に責任が生じる可能性を意味している。コストに見合わなくとも優待の履行からは逃げることが出来ない。

優待の設定は今後少しずつ表面化するであろうVALU発行者に生じる最も大きなリスクである。

 

VALU購入者(VALUER)のリスク

VALUER

 

VALU購入者いわゆるVALUERに生じるリスクとしては

▶ VALUの価格の下落及びサービス終了に伴う無価値化

▶ ビットコイン価格の下落

の2点に大きく分けることが出来る。特に、サービス終了に伴うVALUの無価値化は大きな損失になる可能性もあるだろう。

VALUのサービス終了のリスクが高まれば、全バリューは暴落するだろう。

 

VALUのリスクについてはこのサービスの終了を懸念している声が大きい。

サービス終了のリスクが生じれば「ババ抜き」がスタートする。ババ抜きが始まる前、もしくはババ抜きが始まってからも、上手く売り抜ければ利益を残すことが出来る。

ただ、一度参入すれば、売りに出すタイミングが難しい。VALUの持ち合いをしていればなおさらである。こうしたリスクをきちんと把握し、逃げる前提でVALUの購入を始めた人でも、ババを掴む可能性の方が高いだろう。

サービス継続にかんするリスクが表面化してからでは、VALUにつぎ込んだ資金の回収は難しいと考えた方が良い。

 

若者のコスパが悪い小金稼ぎ

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maxpixel.freegreatpicture.com

 

VALU発行者は多かれ少なかれ、誰かのVALUERになっているケースも多い。特にプロブロガー達はVALUの持ち合いが活発であり、資金調達した後、それ以上の額を他の人のVALU購入資金に当てているケースも珍しくはない。資金調達の目的で始めたにもかかわらず、出資額の方が多いブロガーもいるだろう。こういったケースに限らず、VALUに費やした時間分の価値を十分に回収できそうに「ない」人は多い。

 

ネット上では個人の信用をお金に変えるサービスが数多く存在している。有料サロンからクラウドファンディング、投げ銭に加え、このVALUもそうだ。こういったサービスは同世代よりも「ちょっと」だけ多い小金を稼ぐことが容易に出来てしまうため、主要な収入源にしている人も多い。特に、プロブロガー界隈ではこうした信用を手っ取り早くお金に変えるサービスが人気である。

こういった小金稼ぎは、情報弱者や自分よりヒエラルキーの下の人物から搾取する方が圧倒的に簡単である。従って、割合を見れば、そういった層からの集金が多数になる。これを客観的に見れば、社会に貢献している事業と思えるはずがないだろう。

プロブロガーのVALU持ち合いを見てもそうだが、ヒエラルキーの下にいるブロガー達はVALUERとして調達資金以上のお金を費やしている。

情報弱者から煽るようにお金を搾取するビジネスでは批判も多く生まれるため、小金しか得られないのであればコストパフォーマンスは悪い。年収数千万円得られても、こうした小金稼ぎを10年、20年続けていくのは負担も大きいだろう。

 

資金を手っ取り早く調達する方法として小金稼ぎを行う事自体は否定しない。しかし、長い目で考えれば、社会の中で評価されるような事業を大きく育てる事にリソースを注いだ方が良いだろう。若い人ほど柔軟性もあるし、行動力があるかと思う。広い範囲でリスクを取る事も出来る。

 

小金稼ぎで消耗しハゲていく前に、サービスの枠や周囲の雰囲気に囚われない広い範囲での「金稼ぎ」を考えるべきなのだ。

小金稼ぎで足踏みしてしまい、それに気づくまで時間を無駄に消費してしまうということこそ、若者にとって大きな損失である。

 

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