踊るバイエイターの敗者復活戦

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タイ風俗と日本人の関係をより掘り下げて語ろうと思う

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バンコクの繁華街(ソイカウボーイ)を歩く主演の草なぎ剛(www.youtube.comより)

 

2017年1月10日午後9時(21時)に始まった草なぎ剛主演のドラマ「嘘の戦争」では、タイの首都・バンコクが舞台の一部となっている。

日本のドラマでは海外が舞台になることの方が少ないし、中でもタイが扱われる事は殆どなかった。しかも、ソイカウボーイと呼ばれるバンコクの風俗(ゴーゴーバー)街でロケを行ったのも、日本ではこのドラマが初めてだろう。

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ソイカウボーイのゴーゴーバー「Tilac(ティーラック)」。ゴーゴーバー店内の撮影があったのはこのティーラックとされる。ドラマの撮影はソイカウボーイの営業が終了した後にエキストラを入れて行われたようだ。

 

一部の人達には知られていることであるが、こうしたタイ風俗は日本人との関係が非常に深い。客として利用しているだけではなく、現地では事業者としてオーナーであったり、経営者、マネージャーとして働いている日本人もいる。

 

ドラマでこの繁華街が取り上げられたのは「ゴーゴーバー投資詐欺」が扱われるためである。この投資詐欺は現実でも日本人が被害にあっており、現地で話題になった出来事だった。単純に海外の一出来事として切り離すことも出来ないのである。

 

こうしたタイ・バンコクの風俗事情は一般的に馴染みがあまり無いものである。それでも、ドラマを見て興味が湧いた人も多いだろう。

 

そこで今回は、タイにおける

▶ ゴーゴーバーの説明

から

▶ ゴーゴーバーと日本人

▶ ゴーゴーバー投資詐欺

といった日本人とタイ風俗、更には

▶ タイで増加する日本人

まで、その世間には余り知られていない日本との関係性を詳しく語っていきたいと思う。

 

目次

 

タイの有名風俗「ゴーゴーバー」とは?

ゴーゴーバーとはタイにおける夜遊び(風俗)の1つである。お店はバーと同じような作りになっているが、店内にはステージが置かれ、そこで女性が踊っている。

ステージに立つ女性を見ながらお酒を飲む人もいるし、席に呼んで話したり、「スキンシップ」をとったり、ホテルへと一緒に帰ることも出来る。

詳しくは下記記事を参考に。

 

ゴーゴーバーは女性だけでなく、ニューハーフがステージで踊っている店もある。ニューハーフが混ざっているだけの店もあれば、全員がニューハーフでかつ「竿」付きの店等もある。

竿付きニューハーフのゴーゴーバーとして有名な「オブセッション」

 

男性がステージで踊る「ゴーゴーボーイ」と呼ばれるものもある。ゴーゴーボーイは男性が男性目当てに訪れたり、女性が男性目当てに訪れている。

 

バンコクのゴーゴーバー、ゴーゴーボーイは日本人も多く、日本の芸能人、有名人も度々目撃されている。乙◯洋◯氏の不倫写真として流失したものの中にはゴーゴーバーで働く女性とホテルで一緒に撮影したものもあった。バンコクのゴーゴーボーイエリアでは日本の女性芸人が男性を持ち帰ろうとしている現場も目撃されている。

 

一般的にはあまり馴染みが無いかと思うが、一部の人の間では比較的知られたスポットであると言えるだろう。

 

ゴーゴーバーと日本人

ゴーゴーバーは基本的に地元タイ人は入店できなくなっており、外国人観光客のための娯楽となっている。日本の長期休みになれば日本人客で溢れているが、バンコクのゴーゴーバー街には日本人だけでなく、アジア人や欧米人も多い。 

  

バンコクのゴーゴーバーは多くが外国人の出資により運営されている。詐欺で儲けた欧米人や海外マフィアのマネーロンダリング先として噂になっている店もいくつかある。

 

今回嘘の戦争でも舞台になったバンコクの3大ゴーゴーバーエリアの1つ「ソイカウボーイ」でも欧米系、アラブ系のオーナーの他、警察の幹部がオーナーの人気店もある。

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ゴーゴーバー「グレイシーハウス」。日本人(日本人とタイ人のハーフ)がオーナーとして話題になった。他の店では露出を理由に警察から業務停止を受けたところもあるが、この店はオーナーが警察幹部なので、警察内部の権力争いに巻き込まれない限りは派手な営業を続けることが出来るだろう。

 

タイでは日本人マネージャー、店長のいるゴーゴーバーもいくつかある。

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バンコクにも近いパタヤで最近オープンした日本人がマネージャーのゴーゴーバー。

 

パタヤには「ギンザ(銀座)」という名称のゴーゴーバーもある。

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ゴーゴーバー「ギンザ」

 

日本人は客としてゴーゴーバーと接しているだけでなく、ゴーゴーバーのマネージャーだったり、オーナーとして関与しているケースもあるのだ。

ゴーゴーバーは日本人にも馴染みが深いタイの風俗であるといえる。

 

ちなみに、ゴーゴーバーは店や時間帯、時期にもよるが、女性だけの入店は拒否される場合が多い。

 

ゴーゴーバー投資詐欺について

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www.flickr.com

 

ドラマ「嘘の戦争」ではゴーゴーバーを舞台に投資詐欺が行われた。この投資詐欺は去年の初めに話題となった。

 

まず、ゴーゴーバー投資詐欺の手口を上記記事を元にわかりやすく説明する。

「ゴーゴーバーに1500万バーツ(約5000万円)ほど投資をすれば、毎月150万バーツ(約500万円)以上儲かる。1年もせずに投資資金は回収でき、その後は全部利益になる。」と投資の勧誘を受け、実際に店の帳簿も見せてもらう。

店の実体もあるので、安心して投資すると、店は警察への賄賂を止める。警察への賄賂を止めると、警察からの圧力が強まり、店の営業にも規制が入る。例えば、他の店では普通に行っているようなヌードでの接客を理由に摘発が入る。

お金は十分に残っているが、警察からの取り締まりを理由に店は閉店する。

 

出資者には「今回は運悪く、手入れで潰れてしまった。」とだけ伝え、出資者は資金を回収できなくなる。詐欺で訴えても、警察の取り締まりは店側が求めてやったわけではないので、相手にされない。また、潰れる前に店側が警察にお金を渡しているケースもあり、警察に訴えても事件化するのは難しい。もちろん、日本の警察に訴えても、海外における詐欺の立証では動けないだろう。相手の手元にお金が残っていても取り返す事が出来ないのだ。

 

オフシーズンになると、一部のゴーゴーバーでは閑古鳥が鳴いている。ただ、日本人の多くは長期休暇が重なるため、シーズン中はどこも日本人で溢れている。一年を通して店の状況を把握していなければ、無条件にゴーゴーバーは儲かると勘違いしている人もいるだろう。出資や運営の話があれば儲かりそうな商売でもあるし、興味がある人も当然出てくるはずだ。こういった事情から被害が広まった可能性も高いだろう。

 

現在タイは軍が政権を担っているため、こうした風俗店の管理に軍が関与するようになった。その結果、警察によるコントロールが出来ない部分も多くなったため、それ以降こうしたゴーゴーバー投資詐欺も減っている。

ただ、ゴーゴーバー投資詐欺が不動産投資詐欺に形を変えてアプローチを続けている現状もあるので、当然のことながら「甘い話」には引き続き注意が必要である。

 

タイで増加する日本人

ゴーゴーバーには多くの日本人が溢れているが、タイの風俗でもっとも日本人との関係が深いのは日本人向けカラオケになる。 日本人カラオケはバンコクにもいくつかのエリアに集中して営業しているが、最も多くの店が密集しているのはシーロムエリアにあるタニヤ通りである。

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タニヤ通り

 

大量の日本語の看板に、いろんな方向から日本語も聞こえてくるため、日本にいるかのような感覚になるはずだ。

カラオケの客はもちろん日本人観光客や駐在員などの現地在住日本人が殆どである。タニヤのカラオケクラブは店長やママさん、オーナーに日本人が関わっている場合もゴーゴーバーと比べ物にならないぐらい多い。日本人相手の商売になるので当たり前ではあるが、日本人との関係は深い。タニヤを「リトル東京」と呼ぶ人もいる。

こうした日本人街が発達している事からもわかるように、タイには数多くの日本人が住んでいる。

 

少子化で人口の減少が進んでいる日本に対し、タイに住居を置く日本人は増え続け、2015年の時点では2006年時に比べて+68%の67424人となっている。

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www.mofa.go.jpより

 

日本人の増加率は他の国と比べても高く、外務省が把握していない日本人を含めると10万人を越えるとも言われている。

今後も経済成長が期待できる東南アジアの中心地として、タイの役割を重要視する企業や人も多い。経済成長が止まっている日本でパイの奪い合いをするよりは、経済の成長している国で事業を行ったほうが成功率も高いだろう。

今後もタイへ進出する日本企業、日本人は増えていくはずだ。

  

「ボンビーガール」という番組では以前、タイに移住した貧困女子が取り上げられていた。

内容に大げさな部分があったのは確かだが、若者の間では大きな反響があり、番組の放送以降、現地の人材紹介会社へも問い合わせが増えているそうだ。

 

日本では若者の給料が上がらず、今の環境では結婚はもちろん、子供を持つことも厳しくなっている。加えて社会保障費の負担も増え続け、将来に希望を持てなくなっているだろう。給与が保証されるなら、海外で働きたいと考える人が出てくるのも当然の事である。

今後もしばらくタイに関わる日本人は増え続けるかと思うが、ドラマやこうした風俗をきっかけとして、その増加スピードを更に速めるかもしれない。

 

ドラマがなぜタイにスポットを当てたのかはわからないが、こういった形で取り上げられなくとも、日本とタイとの関係が意識される機会は増えていくはずだ。タイに住む日本人の増加がそれを決定づけている。もちろん、その過程で、ゴーゴーバーに限らない投資詐欺に巻き込まれたり、タイとの関係を強めた事で不幸になる人も出てくる事も否定しない。

 

ただ、日本に住む日本人でも、「選択肢」を増やすために、今のうちからタイに触れておいて損はないかと思う。