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テレビがつまらなくなった原因を述べて話題になったツイートがある。
いま某局の人とお話ししてるんですが、なぜ最近のテレビはつまらないか率直に聞いたら テレビマン「苦情がくるからです。大食いやったら勿体無いと言われ、ツッコミ入れたらいじめだと言われ、最終的にクイズしか作りづらくなった」とのこと ちなみに学校へ行こうにも苦情があったとか…
— 西村(運営コメ) (@uekome) 2015, 11月 3
「学校へ行こう」にも苦情を言う人間がいることには驚きを隠せない。
今の時代、視聴者の苦情を反映させた結果、当たり障りないコンテンツしか作れなくなってしまったのだ。
昔のテレビはどこまでやりたい放題だったのか?
北野たけし(ビートたけし)のテレビ番組は今見返すと非常に過激なものばかりである。
人を入れたままバスごと海に沈める。現場には本気で心配している人もいるのがわかる。
ここまでやると、意見が別れるのは確かだが、面白いと支持する人達が番組を支えていたのは事実だ。エンターテイメントで不快に思う人を考慮しては、面白いコンテンツが限られてしまう結果に繋がる。
炎上したブログ記事
最近自分が目に留まった範囲で炎上していた記事が2つあった。
犯罪自慢、迷惑行為だったり、エンターテイメントに重点を置かず、炎上などの結果を求めるビジネスコンテンツは悪だと言っても良いと思う。
あくまでも個人の判断ではあるが、当然批判すべき事は批判しても良いかと思う。
ただ、上の記事にかんしては、冷静に考えて、そこまで躍起になる記事だっただろうか?
驚いた感情を記事にしただけで、コンテンツの欠陥をわざわざ探して突くような陰湿なコメントで埋まり、ネタに対して正論を語るような偽善者達のはてなブックマーク・コメントで溢れている。
コンテンツをつまらなくする日本人
日本人は集団になると自分の保身に走り、空気の流れを乱さないようにアクションを起こす。従って、コメントでも多種多様の意見はほとんど出ない。
イジメもそうで、イジメられている人が出てきたらそれが正しいか悪いかというよりも、自分に利益か不利益かで考える。従って、悪い事とは思っていても、かばう人よりもそれを煽る人を多く生むケースが多々ある。
欧米人は、世間の評価に流されず、コンテンツに対して客観的な評価を下す事が多い。空気を読んで自分の意思を曲げるような人は少ないのだ。
また、欧米人は自己中心的な人が多いので、叩かれる事も多いが簡単には引っ込まない。
日本では引っ込んでしまう才能のある人達も、こういった理由から、欧米では結果的に芽を出しやすい環境にあると言える。
叩かれて消えるには勿体ない人がいる
多少議論が起こるような過激な事をしている人でも、本当に才能がある人であれば、ビートたけしやダウンタウンのように後々評価されるようになる。エンターティナーとして、才能が無かったらそのまま消えていくだけだが、ここで引っ込んでしまっては才能があったとしても、それを自分で潰す事になるだけである。
過激な事ばかりをやって広告の依頼も来なかったビートたけしやダウンタウンは、今ではある程度の評価がなされ、普通にCMにも出れるぐらいの好感度を得ることが出来るようになった。
現在嫌われているような連中、例えばロンドンブーツも才能があれば、将来的にはビートたけしやダウンタウンのように、ここまで評価されるようになるだろう。
もし、目指すべき方向性があって、それに少しでも手応えを感じているようであれば、引っ込まないで続けてほしいと思う。イケダハヤトのようなエンターテイメントとは関係も無く、ビジネス炎上目的の人々は消えなければならない(もちろん個人的な判断)が、潰れるべきでない人を潰そうとするのはどうかと思う。
叩いているあなた達クレーマーは、全てのコンテンツをつまらない規制の方向へ持って行ってる自覚はあるだろうか?
コンテンツメーカーを潰しにかかるときはその都度自問自答してほしいと思う。
ヨシキ氏は炎上をもろともしないハートを持っているが、チルド氏はどうだろう?
個人的な感想として、チルド氏の今回のブログ記事は面白かった。今後も叩かれる事はあるだろうが、創作活動は続けてほしいと思う。
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