セミリタイアを「本気で」実現・維持するために知っておくべき条件を述べていく

パタヤビーチ セミリタイア

セミリタイアとは、完全にリタイアしないまでもリタイアに近い生活を送ることをいう。

収入を得るために仕事はする。しかし、フルタイム労働ではなく、仕事「量」を抑えた生活を送る。早期退職(アーリーリタイア)後の「生活」を強調して使われることも多い。

 

セミリタイアの中心は40代から50代の人で、生活拠点を日本の都会から田舎、もしくは物価の安い海外へ移し、投資や権利収入で収入を得たり貯金を切り崩しながら生活している。

スキルの無い人でも1年に何度か日本へ帰って短期バイトをすれば良いし、最近ではネットがあればどこにいても収入を上げれる。したがって、ネットを使い、若いうちから海外でセミリタイア同様の生活を送る人もいる。クラウドソーシングサイトなどを使い、海外へ拠点を移し、場所に縛られずに稼ぐことが昔よりも断然容易な時代になっているのだ。

 

この記事ではセミリタイアを実現するために知っておくべき条件として

▶ セミリタイア維持に必要な資金

から

▶ セミリタイアを実現・維持するための条件

についても詳しく述べていきたいと思う。

 

セミリタイア維持に必要な資金

セミリタイアに必要な資金

 

セミリタイアの実現自体は簡単である。しかし、セミリタイアを実現した後、セミリタイア生活を続けるのは難しい。実際、セミリタイアを止め、フルタイム労働の生活に戻るケースは多々発生している。

理由として「セミリタイア生活が馴染まなかった」の他に、ビジネスや投資の失敗を含め、ほとんどが資金(お金)の問題でセミリタイアを止めている。資金が無くとも、毎月支出以上の収入がある状態でセミリタイアすれば問題ない。しかし、安定した収入源を持たず、資産もない状態ではいずれセミリタイア生活に限界が来るだろう。

 

必要資金について

セミリタイア後「収入を得ずに」暮らすとなると、貯金を切り崩しての生活になるだろう。1年の支出✕セミリタイアで暮らす年数」の貯金が必要になる。

老後も一生貯金を崩した生活をするとなれば、40歳なら40年、50歳なら30年は「最低」でもみておいた方が良い。海外で暮らすとして、たとえばタイ(バンコク)での1ヶ月における出費は下記記事でも紹介している。

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セミリタイア後、一定の収入が確保出来ている場合も、予め毎月の支出を予想しておくことは重要である。

 

タイは日本よりも物価が安いため外食、夜遊びを楽しむ等同じような生活をすれば日本よりもコストが抑えられることが多い。しかし、日本にいる時以上に支出が増えるケースもある。これは実際に長期間住まなければわからない。たとえば、タイ料理が嫌いではない人も、日本人なら和食は食べたくなる。日本育ちの多くの日本人はそうだろう。現地へ長期に滞在すると、日本より値段が高くとも和食屋に通ってしまう人がでてくる。

毎月一定の収入がありそれで生活している人は収入の範囲内で制限が効く場合が多い。余分な資金がなければ、夜の誘惑が多くても耐えるしかないからだ。しかし、数年分の貯金で生活している人はその余裕が使い過ぎの危険をもたらす。

使える資金がある人ほど、きちんと出費のコントロールをしないと無駄遣いをしやすくなる。タイでは月5万円以下で生活している人が大多数だから、自分も大丈夫とは言えない。移住前に何度かプチ移住でもして、「計画的な支出ができるか?」自分を試した上で実行した方が良いだろう。

 

セミリタイアを実現・維持するための条件

セミリタイアに必要な資金

 

セミリタイアを実現・維持するために、出費に対して十分な

1.資産
2.収入(仕事)

を確保しなければならない。

十分な資金がない場合は労働収入などを得なければならない。

 

セミリタイア後の収入(仕事)

セミリタイアのタイプとしては主に

1.不動産を所有し、家賃収入等を得ながら海外で暮らす
2.ネットで稼ぎながら生活する
3.貯金を切り崩しながら生活し、資金が底を付いたら日本へ帰り短期労働をする

以上の3つへ分けられる。

 

不動産を購入するなどすれば家賃収入など一定の収入があるだろう。サラリーマンを継続している人ならローンで不動産を購入し、家賃収入とローン返済の差額(利益)で暮らせる。ただし、ローンによる不動産購入は当然リスクもある。逆にセミリタイアを遠ざける結果も招きかねないため、利回りの計算など十分な検討は必死になる。

 

資産が無く、ローンも組めない人は「ネット」「短期労働」で稼ぐのが現実的なセミリタイア手段となる。インターネット環境があればどこにいてもできる「在宅ワーク」で十分な収入を作れるなら、セミリタイアも容易になるだろう。会社員をしながら、在宅ワークである程度の収入を作っておけば資産も作れる上、セミリタイア後の収入源の確保もできる。

在宅ワークに興味のある人は下記記事も必読である。

在宅ワークにある求人からバイトとの違いまで知っておくべき特徴を紹介する
 在宅ワークの利点は▶ バイト感覚で気軽に稼ぐ事が出来る。▶ インターネット環境があるところなら、自宅はもちろん、どこででも仕事が出来るという点だろう。 副業として行っている人が殆どだが、最近は在宅ワークを本業にしている人も増...

現在は場所に縛られないで稼ぐ手段は増えている。セミリタイア前に需要のあるスキルを身に付けるのも1つの手段だろう。

どんな案件があり、どのぐらいの報酬を得られるのかを知りたい人は30秒で登録できる大手クラウドソーシングサイトに登録し、早いうちからどんな案件がどれぐらいの報酬であるかチェックする癖を付けたほうが良い。

>>> 大手クラウドソーシングサイト

 

ネットで十分に稼ぐスキルの無い人でも、日雇いバイトであれば、いつでも好きな時に労働をお金に変えれる。

日雇いバイトの登録から単発で仕事へ入るまでの流れをわかりやすく紹介します
日雇いバイトへは派遣会社に登録した後ならすぐに入れる。登録した当日でも、現場に欠員が出れば働くことは可能であり、手数料を払えば仕事終わりに給料(現金)の受け取りもできる。東京や大阪、名古屋近郊であれば、8時間拘束で1万円以上稼げる日雇いバイ

住み込みで働き、住居費や食費もタダのリゾートバイトであれば、資金集めに集中できるだろう。

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専門スキルのない人がセミリタイア生活の実現や充実をさせるためには、こうした誰でも好きな時にできる短期バイトも行う必要がある。もちろん、いくつかの収入と組み合わせ、目標金額の達成を目指しても良いだろう。

 

セミリタイア後の生活

ソイハニーのバービア
観光地パタヤでも比較的物価の安いエリア。マッサージ屋やバー、アパートが多く、昼間からビールを飲む欧米人などのセミリタイア者は多い。

 

資金の問題をクリアしたとしても、長期で海外に住んだことが無い人がいきなり外国へ行くのはおすすめできない。言葉の問題はもちろんのこと、生活や食事、マナーや文化など海外では新たなストレスが発生する。現地で仕事をしている人、現地の人と付き合ったり、結婚した人もこれらで苦労している人は少なく無い。

日本でサラリーマンやフリーター生活をすればたしかにストレスを感じるだろう。しかし、生活だけする、サービスを一方的に受ける側で生活すれば日本という国は海外よりも居心地が良いと思う。公共のマナーもそうだし、サービスを受ける側になるとストレスを感じることもほとんど無くなる。海外には日本にはない魅力がたくさんある、ただ、必ずしも海外が日本より住みやすいわけではないのだ。

 

十分な資産、早期退職後の収入確保だけがセミリタイアの条件ではない。将来に渡り、その場所でそのライフスタイルを維持できるかも重要な要素である。

すべてのサラリーマンがセミリタイアへの道筋を用意しておくべき理由
確かに、キャリアを考えれば、安易に会社を辞める事は個人的にはおすすめ出来ない。それでもセミリタイアへの具体的な道筋は用意しておくのは悪く無いと思っている。セミリタイアへの道筋を付ける事で、仕事が大変な時期が続いてもある程度余裕が生まれるし、辞める前になすべき事を把握できる。もちろん、命を絶つといった最も誤った方向へ向かうケースも少なくなるだろう。
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