「規約違反だからAmazonギフト券を転売、オークションサイトで購入してはいけない」と言うつもりはない。トータルで考えても損してしまう、犯罪の手助けをしてしまうので、こうした転売サイトの利用はおすすめできないのだ。
転売、オークションサイトで購入しなくとも、Amazon公認のAmazonギフト券チャージタイプ、クレジットカードの利用で還元は受けられる。更に言うと、楽天では安くかつ高い還元率で商品の購入が可能になっている。
転売、オークションサイトから割安でAmazonギフト券を購入するより、別の選択肢を取るべきだ。
この記事ではAmazonでお得に商品・サービスを購入する方法として
▶ Amazonギフト券の転売、オークションサイトでの購入
▶ Amazon公認のギフト券やクレジットカード、プリペイドカードで十分な理由
から
▶ 豊かになりたいならAmazonよりも楽天での消費を増やすべき理由
まで詳しく述べていきたいと思う。
Amazonギフト券の転売、オークションサイトでの購入
Amazonギフト券をAmazon.co.jpが承認していないサイトで購入するのは規約違反である。Amazon.co.jpが承認しているのは自社ホームページを除くと、コンビニや量販店、ドラッグストアなどの実店舗である。
Amazonの規約に違反した場合、Amazonアカウント停止の処置が下される。もちろん、ギフト券の残金が余っていた場合も、その分のお金は戻ってこない。
承認していないサイトであり、かつ詐欺など不正取得の可能性のあるAmazonギフト券が多数販売されているサイトとして、Amazon.co.jpは
・amaten(アマテン)
・アマオク!
・giftissue
の3サイトを名指しであげている。
また、フリマアプリのメルカリやラクマでもAmazonギフト券の販売が禁止されている。つまり、Amazon側だけでなく、一部の転売サイト、オークションサイト側でもギフト券の転売、オークションを規約で禁止しているのだ。
これらのサイトでギフト券を検索しても、そのままの名称では出品自体がされていない。名前をごまかしても、通報を受ければ出品を取り下げられる。当然、買った後に不正取得されたものだとわかり無効にされても、補償はされないだろう。
Amazonギフト券を転売、オークションサイトで購入した場合のリスク
Amazonギフト券を転売したり、オークションサイトで購入した場合、一番のリスクはチャージしたギフト券の無効化だろう。
たとえば、
5万円のAmazonギフト券を、10%オフの価格4.5万円で購入し、Amazonアカウントに5万円分チャージする。
↓
Amazon側が転売もしくはオークションサイトで不正取得したギフト券と判断し、Amazonアカウントの停止。
↓
Amazonアカウントにチャージした5万円分のギフト券が無効になる。
となった場合、購入代金の4.5万円は戻ってこない。転売、オークションサイトを利用すれば、こうしたリスクが常に伴う。4.5万円が戻ってこないという結果になれば、今まで転売、オークションサイトでオトクに購入した分もチャラどころかマイナスになってしまう可能性も出てくるだろう。
また、こうした不正取得のギフト券購入は犯罪の手助けをしていることにもなる。
転売、オークションサイトでAmazonギフト券を購入したいなら?
まず、Amazonが名指ししていたようなamaten、アマオク!、giftissueは利用しない方が良い。なぜなら、詐欺など不正取得によって得たAmazonギフト券が売られている可能性が高いからだ。
これらのサイトで詐欺などの不正取得によって得たAmazonギフト券が多く売られているのは、他のサイトよりも「売りやすい」からである。これらの転売サイトでは安ければ安いほど売れやすい仕組みで、詐欺など不正取得によって得たAmazonギフト券の可能性が高くなる。ユーザーの評価や実績が見れず、トラブルが生じても新しくアカウントを作り直し、実績の殆ど無い人が大量に出品しているだろう。
逆に、ヤフオクなら販売履歴や評価を見て出品者から購入できる。低評価が少なかったり、販売実績が多数あるアカウントから購入すればある程度のリスクを下げれる。また、ヤフオクで購入した場合、ギフト券を確認してから「承認(取引の終了)」を行える。amatenではこれができない。amatenはAmazonギフト券を購入後、30分以上経つと勝手に取引が終了されてしまう。これにより後日不正取得したギフト券である事実がわかっても「取引の停止」ができなくなっているのだ。したがって、どうしてもAmazonギフト券を買いたいなら、ヤフオクなど、販売実績や評価の見れるサイトで購入すべきだ。
Amazonギフト券を転売サイトで購入した場合の一番のリスクはチャージしたギフト券の無効化だろう。したがって、アカウントが停止になる前に使い切るのもリスクを下げるのに有効である。Amazonギフト券を購入後、すぐにAmazonのアカウントへチャージし、商品を購入するのだ。もちろん、チャージ分を使い切ってもアカウント停止の可能性はある。ただ、金銭的な損害のリスクは下げられるはずだ。
楽天のポイントギフトカード購入について
楽天ポイントギフトカードの転売も、楽天は規約で禁止している。以前、著者はamaten(アマテン)で楽天ポイントギフトカードを購入し、楽天アカウントの停止処分を受けた。結果、楽天にもオークションサイトにもこの分の補償をしてもらえなかった。
アマテン側からは「出品者様より返金等の許諾が確認されたら」というのを条件に返金を認めてくれた。しかし、不正取得を認識している人が返金を許諾するのは考えづらいだろう。返金は限りなく難しいと考えた方が良い。
楽天は楽天ポイントギフトカードを転売サイトで購入しなくとも、お得な還元制度「SPU」がある。楽天ポイントギフトカードを転売サイトで購入している、考えたことがある人は下記記事も必読である。

楽天での買い物は還元率が10%以上も可能なSPUの適用から考えるべきだ。
Amazon公認のギフト券やクレジットカード、プリペイドカードでの購入
アカウントに反映後すぐに商品購入でAmazonギフト券を消化した場合でも、ギフト券分の料金無効を避けられないケースは出てくる。注文のキャンセルもあり得るだろう。技術の発達より、こうした不正取得のAmazonギフト券を弾かれる確率が高まるなら、今よりもリスクは高くなるはずだ。
こうした損するリスクを踏まえると、Amazon公認のギフト券を割引価格で購入したり、クレジットカード(プリペイドカード)で還元を受けた方が結果的にコスパも良くなる。
Amazon公認のAmazonギフト券チャージタイプ
Amazonギフト券チャージタイプなら現金による入金で最大2.5%の還元を受けれる。
Amazonギフト券チャージタイプ、現金での残高追加による還元率(Amazonギフト券チャージタイプより)。Amazonプライム会員なら4万円以上で2%、9万円以上で2.5%の還元を受けれる。
転売、オークションサイトでは5%から8%の割引額でも買える時がある。しかし、無効になるリスクを考えるなら、Amazon公認のAmazonギフト券チャージタイプでギフト券チャージをした方がコスパは良いだろう。
>>> 【Amazon公認】チャージタイプのAmazonギフト券が買えるページ
クレジットカード(プリペイドカード)による商品購入
AmazonではAmazon Mastercardクラシックというクレジットカードを発行できる。こちらのクレジットカードをAmazonで使うと2%の還元を受けれる。
クレジットカードを作れない人でもKyashと楽天銀行のVISAデビットカードを組み合わせて2%の還元を受けれる。Kyashも楽天銀行のデビットカードも審査不要で利用できる。

Kyash+クレジットカード(デビットカード)ではAmazonに限らず、すべてのカード決済で2%還元を受けられる。個人の消費はすべて2%還元を受けれるのだ。
豊かになりたいならAmazonよりも楽天での消費を増やすべき理由
Amazonと楽天を比べると、下記のような特徴がある。
Amazon | 楽天 | |
---|---|---|
商品到着までの日数 | 当日、もしくは数日後(Amazonプライム) | 数日から1週間程度 |
送料 | Amazonプライム会員なら無料 | 合計注文額によって異なる。3980円以上の注文で無料になることもある |
最安値商品の見つけやすさ | 原則、同じ商品が掲載されていないため見つけやすい | 最安値の商品は見つけにくい上、送料無料の条件もわかりにくい |
商品の料金 | 電気機器は楽天よりも安い商品が多い。それ以外は楽天よりも高い物が多い | Amazonより安い物が多い。しかし、電気機器はAmazonよりも高い商品が多い。 |
購入における還元率 | 数%が限度 | 数%から数十% |
楽天はAmazonよりも最安値の商品が見つけづらく、送料無料にも条件を求められている。また、商品到着までに日数はかかる。しかし、楽天はAmazonよりも最安値で安い商品が多く、還元率も高くなっている。
Amazonは多くのユーザーにとって使いやすく、平等な価格設定をしている。楽天は楽天サービスの利用状況ごとに還元率を変えている。金融から携帯電話まで楽天サービスを多く利用している人ほど楽天での還元率は上がる

商品を安く買えるだけでなく、還元率で見ても楽天の方が安い。Amazonギフト券を転売、オークションサイトで購入し、安値での商品購入にこだわるなら、楽天での消費増加も検討してみるべきだ。Amazonと比べた楽天のデメリットをできる限り解消する方法について詳しく知りたい人は下記記事を参考に。
