Amazonプライムは一般人は月額500円または年額4900円、学生ならプライム・スチューデントという枠組みで月額250円または年額2450円と一般人向けの半額で同等のサービスを受けれる。
Amazonプライムはショッピングにおける迅速配送サービス、プライムビデオ、プライムミュージックを理由に契約した人が多いだろう。中でもプライムビデオは継続利用したくなる主な理由になっているはずだ。ただ、プライムビデオは海外で利用する場合に様々な制限がある。海外に長期滞在していたり、海外旅行中もAmazonプライムビデオを利用したい人はいくつかの点を頭へ入れておくべきだ。
従って、この記事では
▶ Amazonプライムビデオを海外で視聴する前に知っておくべきこと
から
▶ タブレット、スマホへのダウンロード
まで詳しく述べていきたいと思う。
Amazonプライムビデオを海外で視聴する前に知っておくべきこと
Amazonプライムビデオで無料視聴できる作品は海外からだと視聴数が限定され少なくなる。映画など、日本国内で無料視聴できるものでも、海外では有料になっている。また、作品によっては海外で視聴自体ができない。
以前まではAmazonオリジナルの全ての作品は海外で視聴できなかった。今では松本人志のドキュメンタルは海外で無料視聴できる。しかし、バチェラーは今でも海外で視聴ができない。
海外で視聴できる動画は下記ページにまとめられている。
国内で視聴できる作品数と比べてもかなり少なくなっている。
Amazonプライムビデオを海外で視聴する方法
Amazonプライムビデオに限らず、海外在住者の間では、こうした日本国内向け動画サービスを見る方法として、VPNを通した視聴が有名である。Amazonへのアクセスを国内のIPに偽装する方法だ。日本国内で無料配布されているVPNソフトとしては筑波大学が無償で提供しているVPN Gateが有名だろう。
VPNで日本国内のIPアドレスに偽装し、Amazonプライムビデオへアクセスする。VPNを通すと速度が安定しない時は視聴開始後、VPNを切れば良い。視聴が開始されれば、VPNを通さなくとも、Amazonプライムビデオは問題なく視聴できる。
VPN使用は規約違反?
しかし、こうしたVPNを利用した海外での視聴については規約に違反している可能性がある。
Amazon Prime Video利用規約の3によると
3 . 地理的な変動性 コンテンツ提供者による技術上またはその他の制限により、本サービスは、特定の場所でのみご利用になれます。
(中略)
お客様は、お客様の所在地を隠したり偽ったりする技術または手法を使用することはできません。
Amazon Prime Video利用規約より(更新日:2019年2月5日)
との記載もあり、VPNの使用がこの規約に違反するかもしれない。
個人的には、Amazonを強制退会されたケースはオークションサイトでのAmazonギフト券購入でしか聞いたことはない。
しかし、この規約違反によるAmazonプライムからの強制退会も否定できない。VPNを使う際にはこうした規約違反のリスクも頭へ入れておくべきだ。
タブレット、スマホへのダウンロード
Amazonプライムビデオのメリットとしては、タブレットやスマホへ動画をダウンロードできる点もある。タブレットやスマホへ動画をダウンロードすればオフラインでも楽しめる。また、自宅などで予めダウンロードしておけば、安定して動画視聴ができる上、モバイルによるデータ容量の節約もできるだろう。
特に、海外では飛行機などの移動中に楽しめる点で利用価値が高い。LCCなどの格安航空会社では座席にモニターが無いので、Fireタブレットが時間つぶしにはちょうど良い。
こうしたモバイル端末へのダウンロードも、日本から海外へ行く際なら問題ない。しかし、タブレット、スマホへのダウンロードも海外ではできない。日本から海外旅行へ行く人もこの点は頭へ入れておく必要がある。特に、飛行機で動画を楽しむ予定なら、行きに楽しむ動画だけでなく、帰りに楽しむ動画も事前にダウンロードしておく必要があるだろう。