YouTubeで動画再生数やお金を稼ぐために全ての人が知っておきたいこと

YouTubeで稼ぐ前に全ての人が知っておきたいこと YouTube

YouTubeの収入は「広告表示回数」「広告のクリック数」はもちろん「表示される広告の単価(1クリック、1再生あたりの報酬)」によって決まる。

YouTubeにおいて意図的に広告のクリック率を増やすことは難しい。ただ、動画の内容と表示される広告がマッチすればクリック率も上がる。また、動画の時間を長くすることで差し込める広告数が増える。広告数が増えれば、広告の表示回数は上がるためクリック数は増える。くわえて、広告の単価は購買力の高い視聴者が多くなればなるほど、上がる傾向にある。

広告の表示回数を増やしたり、購買力の高いユーザー向けの動画を作れば1再生回数あたりの報酬は増える。しかし、YouTube広告でお金を稼ぎたいなら動画再生回数をいかにして増やすかが最も重要になる。動画再生回数が増えなければ、広告表示回数が増えようが、広告の単価が増えようが、稼げる額に限界が来るからだ。

 

YouTubeでは広告以外の収入も得られる。投げ銭という形で、ユーザーから寄付が貰えるSuper Chat(スーパーチャット)、月額課金のチャンネルメンバーシップと呼ばれるシステムもある。投げ銭の場合、収入は訪問者数に比例しない。少ない訪問者でも大金を得られる。いかにしてお金を投げてもらえるかが稼ぐ上で重要となるだろう。

 

この記事では再生回数を増やすための

▶ 動画再生数アップ術

から

▶ YouTubeのSuper Chat(スーパーチャット)とチャンネルメンバーシップ
▶ 広告収入に限らないYouTubeの使い方

についてYouTubeで再生数やお金を稼ぎたい人全般に詳しく紹介していきたいと思う。

 

YouTubeで稼ぐための動画再生数アップ術

YouTubeで稼ぐための動画再生数アップ術

 

始めたばかりの初心者が動画の再生数を増やすための方法としては

1.他のYouTuberとコラボするなどして「露出度を上げる」
2.トレンドや需要を踏まえた「検索や関連動画からの流入」を狙う

以上で露出を増やせると、チャンネル登録者数も増え、再生回数の底上げ「スピード」を早められる。

ただ、ファンを含めたリピーターを獲得するには

3.面白い動画、役に立つ動画を作る、興味深い個人になる

ことも重要だ。

一定数のファンさえ掴めばトレンドや需要を踏まえて動画を作る必要も無いし、露出といった施策も不要とまでは言わないが頻繁に行う必要はなくなる。むしろ、一定数のファンを獲得すれば、需要を作り出す側に回るので、ビジネスを絡めれば先行者利益の獲得もできる。

下記でそれぞれ詳しく述べていきたいと思う。

 

他のYouTuberとコラボする

シバター氏とヒカル氏、ラファエル氏といった人気YouTuber同士のコラボ
シバター氏とヒカル氏、ラファエル氏といった人気YouTuber同士のコラボ(【公式】炎上軍結成します。炎上について話します。ヒカル・シバター・ラファエル – YouTubeより)

 

登録者数を増やすにはYouTube内での露出が最も効率は高い。ただ、ネットだけでなく、紙面やテレビといったメディアに露出する機会があれば積極的に営業した方が良い。特に、テレビはYouTubeを見てない層へもアプローチできるため効果は高いはずだ。チャンネル登録者数を含むファンを増やすにも、露出の量でスピードは大きく変わる。多くの人に露出すれば、チャンネル登録者数も増えやすくなる

また、YouTubeのトップページ、動画再生ページの関連動画は個人に最適化されたページになる。一度見たことのあるチャンネルの方がこちらにも表示される確率も高まる。大きく露出すれば、こうした場所からの流入も増えていく。

 

有名YouTuberとのコラボがYouTubeでチャンネル登録数を増やす手段としてもっとも効率的である。無名のYouTuberが有名YouTuberのチャンネルで紹介してもらい、動画の概要欄にリンクを張ってもらえば、それだけで数百、数千、面白ければ数万単位でチャンネル登録者が増える。ただ、有名YouTuberともなれば、コラボを提案されることは腐るほどある。相手するメリットがなければ、受けてくれることもまずないだろう。

無名のYouTuberが有名YouTuberとコラボしてもらう方法としては、

・お金を払う
・同じ事務所に所属する
・貴重な体験を動画で語る(貴重なコンテンツの提供)
・美女からのアプローチ

といった方法がある。

万人が使える方法としてはやはりお金を払ってコラボだったり、露出の機会を与えてもらうという方法だろう。ただ、登録者が数十万を越えるような有名YouTuberの場合、数万や数十万円では足りないはずだ。また、お金だけでコラボを許可してくれるYouTuberは少ない。コラボによって面白いコンテンツを作る手助けができなければならないだろう。

また、有名YouTuberでも男性なら美女相手だと下心から、コラボもしてもらいやすくなる。いわゆる色恋でコラボを勝ち取った女性YouTuberもいるだろう。ただ、有名なYouTuberになればなるほど、簡単にコラボはしてくれなくなる。

結局、お金を渡すという観点でも、面白い動画を作るという観点でも、広い意味で「メリット」を提供できる人がコラボには有利である。無名のうちから有名YouTuberへ提供できる「メリット」を把握し、これを元に営業した方が良いだろう。

 

トレンド動画をYouTubeにあげて稼ぐ

トレンドとは現在ニュースなどで話題になっているトピックを動画にして取り上げることを言う。YouTube内の検索や他チャンネルの動画再生ページ・サイドバーへ「関連動画」として載せ、再生回数を増やせる。

検索結果や関連動画として表示されるアルゴリズムについては様々な見解がある。個人的に分析した結果、通常のGoogle検索よりもパーソナライズ化される部分が大きいように感じた。

パーソナライズ化は一定の法則性があり、

・全ユーザーの行動から、機械的に好みであることを予想した動画
・頻繁に見ているチャンネルの動画
・再生している動画と同じチャンネル内の動画
・タイトルのキーワードに類似性がある動画

ほど、表示されやすくなっている。

 

ただ、無名で露出が少ないうちはこうしたパーソナライズ化による恩恵を受けれない。そこで、パーソナライズ化により影響を受けずに露出できるトレンドを狙うのである。

パーソナライズ化されていない状態(Google Chromeシークレットモード)で関連動画を見ると下記のようになっている。

YouTubeの関連動画

青枠の動画:動画を見たユーザーの行動から予想した好みの動画

赤枠の動画:現在再生している動画と同じチャンネル内の動画

緑枠の動画:タイトルのキーワードと類似性が見られる動画

シークレットモードなので「頻繁に見ているチャンネルの動画」として表示されている動画」はない。

このうちトレンド動画は緑の「タイトルのキーワードと類似性が見られる動画」から流入が見込める。ただし、YouTubeを始めたばかりの人はトレンドを題名にいれても関連動画に載せることは極めて難しい。なぜなら、関連動画で表示されるには、再生数や高評価の数も考慮されるからだ。YouTubeを最近はじめたばかりの人は再生数も少なく、その他多くの動画の中に埋もれてしまうだろう。

また、トレンド動画は時間が経つにつれて飽きたり、興味が薄れて需要が少なくなるデメリットがあげられるだろう。要は「使い捨て動画」になりやすい側面があるのだ。トレンドを狙った動画は「短期間でいかにして再生数を増やすか」であり長期的にアクセスを稼いでくれる資産にはなりにくい。長く需要が続くものもあるが、基本的に直ぐに廃れてしまうと思った方が良いだろう。

 

トレンドの考え方としては投資的な側面も重視すべきかと思う。将来需要が高まりそうな動画を投稿しておくのも良いだろう。ニッチな情報はユーザーの需要に対して動画の供給量が少ないと、急に注目されることもある。ただし、アクセスが集まらなくても、動画投稿数をこなす必要性は出てくるだろう。これを苦痛に感じる人もいるはずだ。

 

面白い動画、役に立つ動画を作る、広い意味で興味深い個人になる

チャンネル登録者数を増やすにはユーザーがリピートして見たくなるような動画を作るか、チャンネル運営者個人に興味を持ってもらわなければならない。

YouTubeを見ている人の殆どが「面白さ」を求めている。ただ、面白さの基準というのは明確な法則性は無い。センスや運も必要になってくる。

ネタ動画を中心にツイッターやYouTubeで動画をあげている「レペゼン地球」氏。大人である自分が見ても、笑える面白い動画が多いと思う。

 

YouTubeで稼ぐことが目標であれば面白い動画を作れなくても良い。面白い動画を作るセンスが無くても、誰かに協力してもらったり、役に立つ系の動画にシフトすることで人気YouTuberになれる。

確かに、役に立つ系の動画は需要が少ない。普通の人なら、余暇の時間はとにかく面白い動画を好む傾向がある。また、動画文章と違い、音声でキーワードが語られるので、タイトルや動画説明文も工夫しなければ検索からの流入も見込めない。文章よりも検索性の部分で不便であるし、動画だと一定の時間を拘束されるため、役に立つ系を動画に求めている人は多くない。

それでも、役に立つ系の動画はジャンルによっては非常に有効だ。たとえば、、最近人気が出てきているマジックのネタを紹介するポンチ氏のチャンネルがある。

マジックは文章で説明されるよりも動画で説明してくれた方が圧倒的にわかりやすい。フィットネスや筋トレ関連の動画もそうだろう。

 

また、役に立つ系の動画は1人あたりの動画再生数が多くなるメリットもある。マジックに興味がある人なら、ポンチ氏のチャンネル内にある過去の動画も見たくなるはずだ。

くわえて、トレンド動画と違い、常に一定の需要がある。一定の需要があれば、再生数も長期間で伸びていくため、動画をより資産化しやすくなる。同じ興味のある人達の中で拡散もしやすいだろう。

 

もちろん、役に立つ系の動画も面白さだったり、個性は出せるなら出した方が良い。法人の運営する動画でも、誰か個人を看板にすべきだ。ファンは実在する個人に付きやすい。

個人を好きになってもらうことでチャンネルへのリピーターを増やすのが正攻法な手段と言える。ただ、ファンの真逆でもあるアンチを付けて露出し、動画の再生数を増やしたシバター氏のようなYouTuberも多い。

 

要は、広い意味で興味深い個人になれば、リピーターを集められるのだ。もちろん、炎上系YouTuberになるにしてもブレないポリシーのようなものは必要になる。面白さを求めたり、一定のファンを作ることも大事になるだろう。

 

YouTubeのSuper Chat(スーパーチャット)とチャンネルメンバーシップ

YouTubeチャンネルでは広告による収入の他にも、

1.Super Chat
2.
チャンネルメンバーシップ

がある。

 

Super Chat(スーパーチャット)

Super Chat(スーパーチャット)
https://youtube-creators-jp.googleblog.com

 

Super Chat(スーパーチャット)はライブ配信中に一定の料金を課金することでコメントをハイライトにしてもらえたり、コメント上部にステッカーを表示してもらえるサービスである。スーパーチャットはスパチャとも呼ばれている。実質的には、投げ銭であり、コメントを読んでもらいたいユーザーからの寄付を募るシステムとなっている。

 

投げれる額は1日あたり500ドル、または1週間あたり2000ドル(それに相当する現地通貨の相当額)までになっている。日本なら1日5万円になる。他の配信サイトでは1人で100万円以上の投げ銭があったりするため、いかに太いユーザーを掴むが稼ぐ上で重要となる。しかし、YouTubeライブではいかにして多くのファンを集めることが出来るか?にかかっているだろう。

ちなみに、配信者が受け取れるのは視聴者が購入した(投げてくれた)額の50%から最大で68%になっている。

 

チャンネルメンバーシップ

チャンネルメンバーシップはチャンネル登録者数が5万人を越えると有効になる月額課金機能である。日本ではユーザーに対して月額90円から月額6000円までの料金を払ってもらい、そのうちの約70%を受け取れる。

 

ユーザーはメンバーになると、

・メンバー限定のコミュニティ投稿
・メンバー限定の動画(ベータ版)
・メンバー限定のチャット
・バッジ、絵文字をチャットで利用できる

といった特典が受けられる。

 

Super Chat(スーパーチャット)とチャンネルメンバーシップで稼ぐには?

こうしたスーパーチャットやチャンネルメンバーシップで稼ぎたいなら「ライトな(細い)囲いを多数」もしくは「ヘビーな(太い)囲い」を如何にして掴むかが重要となる。ただ、「ヘビーな囲い」は相手が求めているであろう見返りをきちんと把握しなければならない。それに答えられなさそうであれば、最初からある程度の制限を加えた方が良い。ヘビーな囲いの利益を優先してしまうと、ファンの広がっていかない。収入源(囲いの数)が少ないのはリスクもたくさんある。太い囲いから大きなお金を得るよりも、少額をくれるライトな囲いの数を増やさなければならないだろう。

 

配信者としては、リスナーの要望を受け、ラジコンとなって日常や人生をシェアしてくれる人が今後も求められるはずだ。

ニコ生など動画配信からの収入で、長期的に生計を立てる方法
銀行口座を晒してリスナーから現金を振り込んでもらったり、グッズを売るといった行為を除くと、ニコ生の有名配信者は 1.ニコニコチャンネルからの収入 2.ニコニ広告、ギフト 3.ニコ生関連イベントの出演料 4.商品やサービス、お店の...

ライトな囲いが増えれば、配信「外」収入を増やせるといった利点もある。収入源をYouTube外部と上手く分散することで、収入が無くなるといったリスクは低くなるはずだ。

 

広告収入に限らないYouTubeの使い方

広告収入に限らないYouTubeの使い方

 

有名YouTuberの騒動が大手メディアでも頻繁に取り上げられたように、個人メディアの中でも動画はアプローチできる層が圧倒的に多い。ファンを獲得したいなら、動画の方が有利だ。特に、プロモーションで使える予算が限られている小さな企業であればYouTubeというチャンネルは持っておくべきだろう。若年層に対して、商品やサービスを提供する企業ならなおさらである。ユーザーへ直接アプローチする手段は多ければ多いほどプロモーションも楽になる。

 

YouTubeで稼げる人は基本的に、面白い動画や役に立つ動画を作る個人もしくは広い意味で興味深い個人である。テクニカルな部分であるトレンドや需要を踏まえた「検索や関連動画からの流入」を狙ったり、他のYouTuberとコラボするなどして「露出度を上げる」ためのある種の営業力では多少の上乗せしかできない。

 

間接的な部分でYouTubeを使う場合、社内にこうした部門を抱える事による人件費は発生する。しかし、広告代理店など、外部へプロモーションをお願いするよりもコストはかからないことの方が多い。何かを広めたい、需要を作り出したいと感じるならばYouTubeといった動画メディアの運用は積極的に検討すべきだろう。

 

YouTubeにおける収入の仕組みについてまとめて詳しく知りたい人は下記記事を参考に。

YouTubeで収入を得る仕組みについてまとめて紹介していく
YouTubeで収入を得る仕組みとしては 1.動画再生ページで表示される「広告による収入」 2.ライブ配信中に可能な「投げ銭(スーパーチャット、スーパーステッカー)」 3.月額課金される「チャンネルメンバーシップ」 4.YouT...
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