多くの人にとって生活を今より楽にする方法は明確である。生きるのがたいへんと感じている多くの人は
1.お金
2.労力
3.時間
いずれか、もしくはすべてに余裕が無い。マイナスだったり、十分なリソースが余っていないのだ。逆に言うと、これらに余裕を作ることで、生活を今よりも楽にできる。
時間的、労力的に余裕ができた結果、金銭的な余裕が生まれることもある。お金、時間、労力については密接に関係している。余裕を作りたければ、それぞれにおいてコストの最適化から行うべきだ。
また、
4.精神的な余裕の無さ
5.治療の難しい病気
から苦痛が生じ、生活に苦しんでいる人もいる。
精神的な余裕の無さはお金、時間、労力の余裕の無さから生まれることもある。お金を作れば、お金に余裕ができるのは当然として、労力や時間だけでなく、精神についてもお金で解決できる部分はある。
一方、精神的な問題についてはかなり複雑であり、お金や時間、労力に余裕が生まれても完全に解決できないことは多い。病気と診断された場合は専門家の話を優先的に聞き、自分に合った対策を考える必要がある。これは治療の難しい病気でもそうである。
この記事では生活を今よりも楽にする上で必要な
▶ 金銭的、労力的、時間的な余裕(リソース)の作り方
を中心に
▶ (病気が原因のケースを除いた)精神的な余裕を作る方法
まで述べていきたいと思う。
金銭的、時間的、労力的な余裕(リソース)の作り方
生活を今よりも楽にするために、金銭的、時間的、労力的な余裕(リソース)を作る「現実的な」施策から紹介する。
金銭的な余裕を作るには
・収入を増やす
・支出を減らす
いずれかが必要になる。時間的、労力的なリソースが余っているなら、本業の他に副業を始めても良いだろう。副業では今までリソースを注いできた趣味の事業化をおすすめしたい。趣味の事業化はリソースをほとんど減らすこともなく、金銭的なリソースを増やす方法である。
時間的、労力的なリソースは多くが仕事に依存している。時間的、労力的なリソースを過剰に求められるにもかかわらず、金銭的な収入の少ない労働は変えることも検討した方が良いだろう。ただ、仕事は簡単に変えられない。
仕事を変えずに時間的、労力的なリソースを増やすには
・消費の工夫
が重要になる。固定費や日常的な消費を最適化することで時間的、労力的な余裕も作り出せる。
下記では金銭的、労力的、時間的な余裕(リソース)の作り方について、それぞれ詳しく述べていきたいと思う。
金銭的な余裕(リソース)の作り方
現代においてお金が極めて重要なのは多くの人が知っているだろう。
時間的、労力的なリソースが余っている人は金銭的な余裕を増やすために事業(副業)を行うのが良い。
副業としては配達系フリーランスが人気である。配達系のフリーランスとしては近年になって登場した
が有名だろう。これらは登録、条件を満たせば始められる。
Uber Eatsは自転車やバイクがあれば誰でも行える食品配達のサービスである。指定されたレストランから配送先へ料理を届けると報酬が貰える。
Uber Eatsでは個人事業主として契約し、フリーの配達パートナー、つまりフリーランスとして稼ぐことができる。
報酬については下記ページも参考に。
AmazonではAmazonの商品を届ける配送業者として業務委託を受け働けるAmazon Flexというサービスの提供が始まった。こちらも給与所得ではなく、事業(フリーランス)による収入となる。
働き方としてはAmazon Flex PROとAmazon Flexがある。Amazon Flex PROは週50時間なので副業としては難しいものの、月43万円以上を稼ぐことが可能となっている。
Amazon Flexは月数時間から働ける。時間換算で報酬がもらえ、1時間あたり2000円前後となっている。こちらはサラリーマンの副業にも使えるだろう。
また、労務を提供し稼ぐのではなく、イチから事業を作るのも副業としてはありだ。むしろ、サラリーマンといった安定的な収入のある人なら、こうした事業を作り収入を得ることを目指すべきだろう。事業が軌道に乗れば、将来はお金を生む資産にもできる。
確かに、事業を作る際には、金銭的なコストはもちろん、労力的にもコストがかかる。初めはコストをかけた分の収入も補償されないのが普通だ。お金をもらうどころか、赤字になることも覚悟しなければならない。
それでも、払うべき税金が減り、赤字でもお金を残せる「趣味の事業化」は積極的に検討した方が良いだろう。
ちなみに、会社に社外の事業収入(副業)がバレたくない人は一定の対策が必要となる。
副業についてまとめて詳しく知りたい人は下記記事を参考に。
金銭的な余裕を増やす方法として、収入を増やすのが難しい人は支出を減らすしかない。ただ、支出を減らすコストの最適化においては時間的、労力的コストも考慮しなければならない。
時間的、労力的な余裕(リソース)の作り方
時間や労力においても支出と収入の最適化で余裕を作り出せる。
たとえば、1日片道1時間、往復2時間の移動時間がある会社員は勤務先を徒歩圏内の場所に引っ越すだけで時間、労力を作り出せる。往復2時間が往復20分にまで減れば、1日あたり100分、1ヶ月3000分50時間の余裕ができる。
また、食事や日用品の買い物もスーパー、ドラッグストアからネットショップへ変えればそれだけで時間、労力の節約となる。スーパー、ドラッグストアは店内を回り、レジで待つだけでも労力、時間がかかる。買った物を運ぶのも大変だろう。
生鮮食品もネットスーパーを利用すれば重たい荷物を家にまで届けてくれる。
重たい荷物を自宅配送にすれば時間と労力の節約になる。
日用品についてもネットショップの方が店舗より安く買える。楽天ではキャッシュレスポイント還元により+5%還元を受けれる店舗も多い。
ネットショップ中心の消費にすれば、金銭だけでなく、時間、労力の節約にもなるのだ。
時間の節約は直接的な部分だけではなく、間接的にもたらされることもある。特に睡眠はの質は大事であり、睡眠の質が上がると、時間の節約にも繋がる。
寝る前の食事やうたた寝は睡眠の質を下げてしまう。家へ帰っても、布団に入るまではリラックスしすぎず、ベッドへ入ったあとも快適な環境を整えよう。
首や腰への負担を下げるマットレスの導入も試してみるべきだ。
金銭的な余裕がある人はこれらにリソースを使い、間接的な時間の節約を検討してみよう。時間を節約した結果、金銭的なリソースが増えることもある。
長期的な視点で言えば、コストを抑えた上で、時間あたりの給与を増やせるような専門スキルを身につけた方が良いだろう。
専門性の高い仕事なら時間あたり、労働あたりの時給を増やしていける。時間あたり、労働あたりの時給が増えるなら、少しの時間、労力で十分なお金を稼げるようにもなるだろう。
コストを最適化し、収入が増え続けるなら、広く余裕が生まれるはずだ。
お金、時間、労力の節約に限定した具体的な施策を知りたい人は下記記事も参考に。
(病気が原因のケースを除いた)精神的な余裕を作る方法
精神的な余裕の無さはお金、時間、労力の余裕の無さから生まれることもある。お金、時間、労力の余裕の無さが原因だったり一部要素になっているなら、これらに余裕を作ることで精神的にも楽になり、生活は楽になる。
また、精神的な問題が人間関係から生じるのであれば精神的な負担を与える人間から物理的に離れるだけで解決はできる。もちろん、それによって生ずるリスクもあるので、こちらリスクを踏まえて検討すべきだ。
一方、精神的な問題についてはかなり複雑であり、お金や時間、労力に余裕が生まれ、人間関係がリセットされても完全に解決できないことは多い。病気と診断された場合は専門家(医師)の話を優先的に聞き、自分に合った対策を考える必要がある。
これは治療の難しい病気でもそうである。
精神的な余裕を作るために、お金を払う危険性
お金、時間、労力の余裕を作ることで、精神的に楽になる部分はでてくる。従って、上でも述べたお金、時間、労力の余裕を作る施策はすぐにでも実践すべきだ。しかし、情報商材やセミナー、サロンを含む有料コンテンツ販売に傾倒してはいけない。
これらの多くは「情報にお金を払えば、お金の問題を解決する」と誤認させる売り方をしてる。実際は情報にお金を払うだけでお金の問題を解決できるほど甘くない。そもそも有料コンテンツ販売者は自分の利益を最優先にしており、情報を提供して稼がせるよりも、自分の利益を最大化しようとしている。情報に再現性がなく、値段に伴わない価値の詐欺商材も多い。
若者を狙ったブログやアフィリエイト、プログラミング界隈だけでなく、子宮系、スピリチュアル系、キラキラ系と呼ばれるような女性向けの有料コンテンツ販売もそうである。
300万円払えば稼げるようになると誤認し、借金までして某女性のセミナーを受けた女性は金銭的に困ったままである。借金が増えた分、むしろ金銭的な余裕はさらになくなっただろう。
精神的な余裕が無いと、こうした甘い言葉にも騙されやすくなってしまう。この世の中は現状に満足していない人の方が圧倒的に多い。
信者ビジネスを行う人はこうした疑問を抱え、近寄ってきた人に
「そうだ、そうだ」
「いいんだよ、いいんだよ」
「疲れたね、休もうか?」
「会社が嫌なら辞めれば良い」
「楽して生きそう」
と優しい言葉をかけ、彼ら(彼女ら)の唯一の理解者となり教祖化していく。問題解決よりも精神的な負担を下げる方向へ誘導し、サロンやセミナー、有料ノートを含む有料コンテンツの販売へ繋げる。
重い病気だったり、問題解決が難しい場合、科学ではなく、広い意味での宗教に問題解決を望みたくなる気持ちもわかる。これは自身がその立場にならなければわからないだろう。これらに頼って生活が楽になる、希望が生まれて生きがいになるなら第三者が否定するのは難しい。
しかし、お金を払って知識をインプットすれば稼げるようになるといった類の主張には疑いをかけるべきだ。知識やアイデア自体にはそこまで価値はない。コストをかけて実行、実践したときに初めて価値が生まれる。また、販売者が実践して稼げた証拠はほとんど、再現性も補償されない。
お金の問題を解決する手段として、サロンや情報商材を含む有料コンテンツの販売者の言うことは現実的には結果がでない(結果を出していない)「理想論」が多くなっている。
自分自身を客観的に評価し、上でも紹介した趣味の事業化といった確実にリソースを残せる手段からコツコツと始めてみよう。遠回りに聞こえても、自分自身を客観視するのがリソースを作り、楽な生活へ向かう現実的な道となる。
問題の解決が難しい場合も、お金・時間・労力にかかるコストの最適化に集中して始めて見るのが良いだろう。