アフィリエイトには学歴や経歴も不要であり、情報の価値についても流動的で意外な経験や情報発信がお金になったりする。こうした性質から、アフィリエイトで敗者復活を果たした人も多い。
しかし、アフィリエイトは手段であって、目的にしてはならない。アフィリエイトで「安定を得ることは難しい」からだ。アフィリエイトがもたらしてくれるお金と時間を使って何をするかが重要である。これからアフィリエイターを目指す人ほど、この点については意識しておいた方が良いだろう。
この記事では
▶ 手段としてのアフィリエイト
の有益性についてから
▶ アフィリエイトがもたらしてくれるもの
そして、
▶ これからアフィリエイトで飯を食おうと思っている人へ
アドバイスも述べていきたいと思う。
手段としてのアフィリエイト
広告業はネット上に限らず、人のいるところならどこでも成り立つビジネスである。
アフィリエイターは自身の経験などで身につけた知識をネット上に公開したり、ネット上にある知識をまとめ、それをウェブサイト上に公開することでアクセスを集めている。アクセスが集まれば当然収入を得ることも可能になる。
ネット内外のとても広い範囲の情報発信から収益化が可能であり、Googleのピックアップ機能により、有名人でなくとも、氏名を公開しなくとも莫大な利益を得ることが出来る。
多くの一般人はGoogleを利用することで、ある程度公平に順位の判断がなされ利益を得ることが出来るようになった。学歴や経歴も不要であり、フリーターや日雇い労働者でも、経験を生かして上位5%以下と言われる年収1000万円以上を稼ぐことが出来る。
今月確定100万いきそう(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)…バーでお祝いする!親孝行する!
— かげぽん@期間工ブログ (@kageponjp) 2017年12月1日
期間工をしながらアフィリエイトで月100万円以上稼ぐかげぽん氏。
情報の価値というのは常に変化している。期間工の経験がここまでの価値を生み出すとは多くの人は思っていなかっただろう。身内へのいたずら程度のことで膨大な広告収入を得ているYouTuber、ネット配信者もそうである。
しかも、アフィリエイトは金銭的なコストをかけずに始めることが出来る。
成果報酬型広告以外のネット広告を含む、広義のアフィリエイトは敗者復活の手段として、多くの人に開かれた道なのだ。
アフィリエイトがもたらしてくれるもの
アフィリエイトで稼げるようになると、時間的、金銭的な部分で一定期間の猶予を貰うことが出来る。
専業アフィリエイターを続けて感じたのは、その性質上、アフィリエイターというのは目標の過程で行う一時的な職業になりやすいということだ。
これはアフィリエイトからの収入が不安定であることも大きい。
2017年度のアップデートでは、商標ワードにおける公式や商標以外の一般ワードでも、サービスや商品を提供するような企業サイトが検索順位上で優遇された。優良なサイトであっても、アフィリエイターの運営するアフィリエイトサイトは上位表示されにくくなったのである。
アルゴリズムの変化によって売上を伸ばしてきた人もいるし、新しく稼げるようになった人もいる。しかし、既存のアフィサイトにおける上位表示のためのコストは毎年上がっており、新たな不安要素が出てきていることも確かである。
アフィリエイトはある程度のお金と時間をくれる。しかし、永続的な「安定」をもたらしてはくれないのだ。
アフィリエイトで飯を食おうと思っている人へ
これからアフィリエイトで飯を食おうと思っている人へ言いたいこととしては
「アフィリエイトで稼ぐことは手段であって、目的にしてはいけない」
ということである。
ネット広告業界がバブルな状況だった2017年も、アフィリエイト環境は良いとは言えなかった。しかし、アフィリエイトを手段として考え行動していれば、精神的にはそこまで深刻にはならなかったはずだ。
もちろん例外はあるが、アフィリエイトがくれるのは一定期間の猶予とある程度のお金である。この時間とお金を使って、次に何をすべきかが最も大事なことかと思う。
これからアフィリエイターを目指す人はモチベーションを上げるためにも、継続するためにも、そして、広い意味での安定を得る上でも「アフィリエイトの先」を考えるべきなのだ。