予測できなかった不幸を除いて考えると、かけている労力的、金銭的コストに対して、あまりにもバック(見返り)が少なかった人ほど、現状貧乏な生活を送っている。コストは大きいのに、時給の安い仕事(コストパフォーマンスの悪い仕事)がこの典型例だろう。
現在貧乏なら、コスパを高めていかなければ、現状維持に精一杯で生活の改善はしない。貧乏生活から脱出したいなら、コスパを高める方向へと「変化」しなければならない。
もちろん、変化を望まない人の意見も尊重する。しかし、変化しない人は、国全体が豊な方向へと向かっていない日本において、一生貧乏のままであるという覚悟もしなければならない。
この記事では
▶ 貧乏生活から脱出したい人が意識すること、変えるべきこと
として「日常生活のコストパフォーマンスを高める」「借金はしない、借金があるなら自己破産する」「生活コストを下げる」「副業をする」「コスパの良い消費は積極的に行う」といった施策を中心に詳しく紹介していきたいと思う。
貧乏生活から脱出したい人が意識すること、変えるべきこと
貧乏生活から脱出したい人がまず意識すべきことは
1.日常のコストパフォーマンスを高める
ということである。
その上で、
2.借金はしない。数年で返せないぐらいの借金があるなら早めに自己破産する
を考えなければならない。
仕事をしているのに貧乏生活から抜けられない人は収入もしく支出に問題がある。すぐに対策が可能なのは
3.生活コストを下げる
ことである。
しかし、支出を減らすのには限界もあるので、
4.副業をする
形で月数万円でも副収入を増やすべきだ。
こうした支出を減らし、収入を増やす行動を起こすのと同時に、
5.コスパの良い消費は積極的に行う
べきだ。ただし、コスパの良い消費は無駄遣いの言い訳にならないよう「本当に」必要なもの、くわえて、収入の範囲で行うべきだ。あくまでもコストを下げる消費を優先しなければならない。
下記ではそれぞれ詳しく述べていく。
1.日常生活のコストパフォーマンスを高める
時間的、労力的な効率は日常の生活においても少しの工夫で高められる。自分の生活を常に「改善」させようと意識し、めんどくさがらずに改善できる部分から変えていくべきだ。下記で具体的な行動を述べていく。取り入れていない人は積極的に取り入れてみてほしい。
ネットショッピングの積極的な利用
ティッシュや飲み物だったり、重いもの、かさばるものはネットでまとめて購入すべきだ。こういったものは運ぶのに体力が必要な上に、近所のスーパーよりもネットで買った方が安いといった利点がある。つまり、労力だけでなく金銭的にも改善し、コストの節約ができる。
年契約で月400円程度のAmazonプライムにも加入すべきだ。Amazonでは日用品もまとめて安く購入できる。
Amazonパントリー 「買い物は手間を掛けずに一回で済ませたい」そんな人向けのサービスである。注文から自宅に届くまでも数日以内、都心部なら当日着も可能だ。
運動をしたいのであれば買い物ではなく、ジムなどで集中的に行えば良い。ネットショッピングへの移行で余った労力や時間は仕事など利益を生む行為に投資できるだろう。もちろん、これが収入増へとつながる。
時給を上げる
貧乏生活から抜け出したいなら、時間当たりの給与が低い仕事は辞めるすべきだ。非正規雇用者ならなるべく時給の良い仕事に就こう。地方都市でもラブホテルのバイトなど、稼げるバイトはいくつもある。

本気で変えたいなら手遅れになる前に動くべきだと思う。
ネットバンキングを使う
家賃やオークションなどの費用を支払う際に、振込を利用している人は多いだろう。こうしたネットバンキング1つをとっても時間や費用の効率化は可能になる。

上記データによると、リッチな若者のネットバンク利用率が38%なのに対して、普通の若者は24%とのことだ。
振込の度に銀行へ行っては、手数料も多く取られる上、時間もかかる。ネットバンキングに比べ、あまりにも無駄が多過ぎるだろう。
ネットバンキングの利用がない人はすぐにでも開始の手続きをすべきだ。楽天銀行や住信SBIネット銀行など、振込手数料が何回か無料にできる銀行はいくつもある。こういったネット銀行をメインバンクにしよう。

ネット銀行であればATM手数料も複数回無料にできる。
2.借金はしない。数年で返せないぐらいの借金があるなら早めに自己破産する
現状借金があるなら、これ以上はしないようにする。現在借金があって、その利息が生活を圧迫しているようなら迷わず自己破産しよう。特に、数年で返せないぐらいの借金があるなら早めに自己破産すべきだ。自己破産できない性質の借金がある場合も、少しでも負担を減らすために、専門家などへ話を聞きに行くべきだ。
急な出費が生じるリスクは常にある。したがって、クレジットカードなどのキャッシング枠やリボの枠を作っておくことは否定しない。しかし、クレジットカードのキャッシングやリボも、本当にいざという時のためだけにとっておくべきだ。
時間を買えるし、借金はリスクを取ってお金を稼ぐのに使える手段ではある。しかし、着実に貧乏生活から脱出したいと考えている人は手段として利用すべきではない。金銭的なリスクを取ることもなるべく避けるべきだ。
3.生活コストを下げる
生活コストを下げるには固定費をもう一度見直す必要がある。人によっては「見栄」との闘いになるかと思う。
まず固定費の点から説明すると、家賃、光熱費、通信費は見直すべきだ。固定費の中でも家賃の占める割合は大きい。したがって、できる限り安い家へと引っ越すべきだろう。

引っ越し費用としては10万円以上かかるケースも多い。しかし、引っ越し費用を殆どかけずに引っ越す方法は存在する。多少引っ越し費用がかさんでも、毎月の支払額が減るなら、すぐに元は取れるだろう。

給与の高い仕事を探すために東京などへ出る場合も、シェアハウスなどを利用し、家賃はなるべく節約すべきだ。家賃が安すぎると、特に女性は住民への不安も大きいと思う。シェアハウスはこうした女性にもおすすめである。
固定費としては携帯代もバカにならない。携帯に月1万円近く支払っている人は今すぐに格安SIMへ変更すべきだ。格安SIMにすれば月2000円以内に収められるので、毎月8000円近く、1年で10万円弱も節約できる。

格安スマホにしたくない理由として「最新のiPhoneを分割で購入したいから」など理由はあるかと思う。他にも、高いスマホのファッション性などに惹かれてる人は多い。こうした人は見栄と貧乏生活から抜けること、どちらを優先すべきか一度真剣に考えるてみるべきだ。
4.副業をする
働いているのに貧乏生活を送っているのは収入の低さに問題がある。したがって、他に比べて収入の低い人は転職の検討もしてみよう。収入が少なくとも、現在の仕事に満足しており(コスパが良いと感じており)、環境を変えるのが大変だと思うなら副業の検討をすべきだ。
通常の会社では月数万円給与を増やすのにもかなりの労力が必要とされる。仕事で給与を増やすのは楽ではないだろう。これは正規雇用者でも非正規労働者でも言える。しかし、副業なら月数万円の収入増も難しくない。
世の中には無数の副業が存在している。専門性を生かした副業ができそうなら、積極的に検討してみよう。専門性を持たなくとも、様々なものをなるべく早いうちに試してみるべきだ。
数ある副業のうち在宅でできるものについては下記記事を参考に。

5.コスパの良い消費は積極的に行う
冬の乾いた時期から花粉症で悩まされる時期まで、貧乏でも加湿器などは購入してもよいかと思う。
なぜなら、わずか数千円で風邪やインフルエンザ、ウイルス、花粉症の予防が可能になるからだ。
喉が乾燥すると、ウイルス感染しやすくなる。風邪を引いてしまったらその分時間を無駄にするだろう。もちろん、冬場、静電気でパチパチするのが嫌な人にも加湿器はおすすめである。
少し値段は高くなるが、1万円もしないので、電動歯ブラシの購入もおすすめだ。
フィリップス ソニッケアー イージークリーン 電動歯ブラシ ホワイト HX6521/01
旅行中も持参することをおすすめしたい。素早く歯を磨くことができるため、圧倒的に時間の節約になる。
虫歯の予防を考えると、歯間も掃除してくれる歯間洗浄器も揃えたい。しかし、お金に余裕がないうちは優先順位を考え、リストに追加だけしておけばよいだろう。
パナソニック 口腔洗浄器 ジェットウォッシャー ドルツ 白 EW-DJ71-W
仕事に使うパソコンも5万円払えば高性能なものが買える。今のスピードに満足できないなら、こういった仕事道具への消費も優先順位は高い。
コストパフォーマンスを高めてくれる商品、サービスはリストアップして、お金に余裕ができたら積極的に購入、導入の検討をすべきだ。購入、導入ではコスパを優先しなければならない。コスパの良い消費というのは、消費というよりも投資に近いと言えるだろう。
貧乏からの脱出は難しいことではない
繰り返しになるが、基本的にコストパフォーマンスが高まれば生活は改善に向かう。コスパを高めることが、貧乏生活から抜け出す上でも最も大事な考えだと思う。
もちろん、コスパを高めた結果、収入、時間が増えても、無駄な使い方が増えれば、貧乏生活に戻ってしまう。収入や時間は増やし続けられない。しかし、収入が増えても、できる限り支出は抑えておく必要があるかと思う。
コスパを良くしようと常に改善を心掛けており、支出も急に増やさない人は将来にわたって貧乏生活に陥ることはない。なぜなら、金銭、労力、時間的なリソースが増えていく上に、出ていく費用をコントロールできているからだ。コスパが高まる方向に行動を移せれば、貧乏からの脱出も難しくないだろう。
貧乏人がお金持ちになるための考え方については下記記事も参考に。
