ホリエモンが宗教家として成功できない理由

ホリエモンが宗教家として成功できない理由 ネットビジネス

ホリエモンが宗教家として成功できない理由は明確である。

彼の問題解決策は精神的な疲労を伴うものだからである。

 

宗教とは精神的な問題を解決するもの

宗教では信者を作るために、教祖は常に広い意味で「ポジティブ」な印象を与えなければならない。問題解決のためのアドバイスも現実的、具体的なものは極力避けて、その人にとって精神的な負担の少ない理想的、抽象的なアドバイスを送る。こうしたアドバイスでは問題の解決はしない。しかし、アドバイスをもらった相手は精神的に満たされ、時には問題解決の後押しになるかもしれない。

科学が発達していなかった昔、宗教に問題解決を求めたのは必然的だった。雨が降らない理由もわからず、作物が育たなければ餓死してしまうと怯えていた。豪雨や地震、雷、天災も恐ろしかっただろう。そんな中、精神的な不安を解消するのは、科学ではなく宗教だった。

もし、教祖様の教えに反するような自然現象の科学的な根拠を主張すれば、その人は人の手によって殺されることもあった。

 

現代におけるビジネスでも、問題解決方法が明確ではない分野ほど信者を集められる。ブログやアフィリエイトもそうだ。

稼げるようになるまで明確な法則が無く、一概には言えない業界では、こういった宗教的な集まりが形成されやすくなっている。

 

実質的な問題の解決

精神的な問題を解決するために宗教に頼ることは何ら悪くない。ただ、実体のある問題に局面した時は解決策を見出さなければ一生問題を解決できない。当たり前の話、精神的な問題では無いからだ。宗教を信仰している人が日本よりも圧倒的に多い欧米でさえも、多くの人はこのぐらい知っている。

 

長い間ブログで稼げなかった人が「稼げない」という問題を解決するためには、現状のままではいけない。壁を乗り越えるために、あえて疲れるような道を進まなければならないのが普通だ。問題を解決するのは精神的な披露も伴うだろう。

もし、ホリエモンがプロブロガーやアフィリエイターのための育成サロンを運営したら、今までのやり方を否定したり、自分の好みではない記事の作成を求められるだろう。

「辛い思いはするけれども、着実に前に進む」
「居心地は良いが、前には進めない」

本当に問題を解決したいなら前者を選べば良いのは目に見えてわかる。しかし、現実には後者を選ぶ人が一定数存在している。

 

精神的に疲れる社会にしたのも日本社会ではあるが、国際的な競争が激しくなっている今、「僕たちは疲れている」からと言っても、周りの国は待ってはいてくれない。支えが必要な人に走る事を強要するつもりはないが、現代には走れる人を自分の私利私欲のために繋ぎ止め、お金を搾取するような悪い人がどんどん出て来てしまっている。

情報商材の販売で儲けているあるブロガーはサラリーマンに会社を辞めるように促し、満員電車に乗って一生懸命働いている人、走ろうとする人には「マゾなんでしょうか。」と言い放った。今でも、走り続ける人には、走るのを辞めるよう言い続けている。

走りを止めて近寄ってきた人に問題解決策を求められたら、彼は実質的に問題を解決するアドバイスはせずに

「そうだ、そうだ」「いいんだよ、いいんだよ」「疲れたね、休もうか?」

そういった優しい言葉で居心地の良い空間へと誘導する。この空間に入ると走れる人間さえも、走れなくしてしまうのである。ホラーみたいな話だが、こういった空間は実在している。実際、直属の弟子さえも稼げないままで、立ち止まったまま数年間を過ごそうとしている。

こういう自分の私利私欲のために繋ぎ止め、お金を搾取するような悪い人が増えれば、走らない人達がどんどん増えて、日本社会全体が悪くなる一方だろう。

 

もちろん、自分の意志で足を止めたわけで、判断能力のある大人なのだから、自己責任的な要素も大きい。しかし、精神的な弱みにつけ込んで、足を止めさせた部分もあるのは確かだ。

上でも述べた通り、問題を解決するには現実的かつ具体的でなくてはならない。しかし、解決が難しい問題ほど、現実的かつ具体的な主張をすると批判を受けやすくなる。嫌われたくないなら理想的、抽象的な発言をすれば良いが、ホリエモンを含めて、一部の問題解決に、本当に熱心な人はこういった発言はしない。個人的にはこういう人の方が誠実だと思うが、今の日本社会はこういったリアリストを求めていないように思える。

宗教に入る事自体は否定しない。サロンやセミナーの中には問題解決に熱心で、実績を残している所もあるだろう。

いずれにせよ、問題に直面した時、実質的に問題を解決するには精神的な負担を伴う覚悟を持たなければならない。自ら前に進むのを止め、居心地の良い空間に滞在すれば滞在するほど、走れなくなってしまうだろう。

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