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海外でお金を紛失、盗難された際になすべきこと


海外でお金を紛失、盗難された

 

海外で現金の紛失、盗難に気づいたら、まず何をすれば良いか?

・携行品損害保険に入っていて、高価な物も現金と一緒に盗難、紛失した

・パスポートも現金と一緒に盗難、紛失した

いずれかに当てはまる場合は現地警察署の発行した紛失届出を立証する書類または消防署等の発行した罹災証明書などを入手した方が良い。

 

携行品損害保険の適用、パスポートの紛失届を出す際に、紛失届出を立証する書類又は消防署等の発行した罹災証明書が必要になる。

携行品損害保険に入っていれば、ノートパソコンやデジタルカメラなどの補償はされる。パスポートは悪用される可能性も出てくるので、直ちにパスポート紛焼失届出を在外公館に提出する必要がある。

 

ただ、現金「だけ」が盗難された、もしくは紛失した場合、携行品損害保険の適用はなされない。加えて、海外で現金を紛失したらまず戻って来ない。現地警察に助けを求めても時間のムダになることが多いと思った方が良いだろう。

 

現金を紛失、盗難された場合でも滞在期間中、生活できるぐらいの現金を他に持っていれば良い。ただ、わずかな現金しか残っていない、もしくは全て紛失、盗難された場合は

1.パスポートもしくは現地で身分の証明ができるもの

2.現地ATMからお金を降ろすことができるカード

を持っているかどうか、

3.国際送金サービス

の利用ができるかどうかで、対処法が変わってくる。

 

この記事ではそれぞれの状況において最適な解決手段を紹介するとともに、今後海外でお金を無くしても独力で解決できるよう「お金を海外で紛失する前にしておくべき準備」についても詳しく述べていきたいと思う。

 

 

現金だけでなく、カード、パスポート(現地で使えるID)も紛失、盗難された

現金だけでなく、カード、パスポート(現地で使えるID)も紛失、盗難

 

現金、カード、パスポートを紛失、盗難されても

1.銀行といった金融機関、国際送金サービス、仮想通貨の送金で必要とされるパスワードがわかる、2段階認証も問題なく、送金手続きができる。

かつ

2.現地に銀行口座を持っている、もしくは現地で身分の証明できるものがある

といった状態であれば、滞在先の現地銀行へ国際送金することで「独力で」解決することもできる。ただ、海外旅行先で現地銀行に口座を持っていることは少ない。また、ATMカードも紛失すれば、現地に銀行口座を開設していても引き出しができないため無意味になる。

現地に銀行口座を開設していなくとも、現地へ国際送金することはできる。しかし、受け取り時にはパスポートなど現地でID代わりとなる身分の証明をしなければならない。

現金、カード、現地で使えるIDが無いなら、他の人に助けてもらう必要がでてくる。

 

見ず知らずの日本人、日本大使館などの在外公館に助けを求める

バンコク日本大使館

バンコク日本大使館

 

海外旅行中に、現金を紛失し、現金を得る手段が無く、かつパスポートも無い状態なら日本(もしくは収入、資産がある国)へ戻ることをまず考えた方が良い。

 

日本国籍の人がパスポートの無い状態で日本へ帰国するには

▶ パスポートは再発行せず、渡航書を申請し日本へ帰国する

▶ パスポートの再発行をする(新規発給を申請する)

以上の2択がある。 

渡航書なら通常は即日もしくは翌日に発行してくれる。パスポートを無くした場合の対処法については下記記事を参考に。

 

ただし、渡航書を発行してくれる在外公館までの移動費、渡航書申請時の手数料(約2500円)は用意しなければならない。

 

現地に知り合いがいない場合、見ず知らずの日本人を探して助けを請う方法がある。日本人は優しい人も多いので、見ず知らずの日本人でも心配をしてくれたり、1食分のお金ぐらいなら貸してくれる人はいる。ただ、数日間の滞在費や数千、数万円を越える額を貸してくれる人はいないと考えた方が良いだろう。

国際送金の受取人になってほしいと頼んでも、警戒されるのが普通だ。海外では現金を無くしたと言いながらお金を求めてくる詐欺も多い。

 

それでも一応日本人の多い場所へ行き、お金を貸してくれる人、国際送金の受取人になってくれる人、食事や住居を提供してくれる人がいるか探してみる分には良いだろう。そこで、できれば日本大使館などの在外公館への移動費、渡航書申請に必要な手数料(約2500円)だけでも確保しよう。最終的には、在外公館に駆け込むしかないからだ。

 

世界にある日本の在外公館リストについては下記ページを参考に。

在外公館リスト(目次) | 外務省

2018年8月現在、アメリカには18の在外公館、タイにも2つの在外公館がある。アクセスするなら、当然近場の在外公館が良いだろう。

 

日本大使館でも、まずは日本にいる身内、知り合いに国際送金を行ってもらうように頼まれるはずだ。国際送金の方法やパスポートなどのIDがない場合の現金受取方法を教えてもらえたりする。この辺は日本大使館のある地域にもよるので、一概には言えない。

 

日本大使館などの在外公館で直接お金を借りるという手段もある。しかし、公金のため基本的には難しいと思った方が良い。日本に国際送金をしてくれる身内、知り合いがいない場合も解決は難しくなるだろう。国際電話の使用さえも日本大使館の職員は嫌がるため、在外公館に助けを求めるのはあくまでも最後の手段になる。

 

在外公館の無い国、都市で身分を証明するものがなく、一文無しになった場合は現地の行政や警察に保護してもらい、近隣諸国へ移動するしかない。ただし、親切な人がいる国は世界的に見るとかなり少ない。希望通りの扱いを受けることができないリスクもあるだろう。

 

現金とカードは紛失・盗難されたが、パスポート(現地で使えるID)は持っている

パスポートと現金

 

パスポート(もしくは現地で使えるID)といった海外でも身分を証明できるものを持っている場合、現地銀行や国際送金サービスの代理店にて、現金の受け取りができる。現地に銀行口座を持っていなくとも、現金の受け取りは可能である。

 

自分で行う場合

・事前にサービスの申し込みをしている

・ネットバンキングや国際送金サービスのパスワード、二段階認証も通過できる

状態でなければならない。

国際送金サービスはすぐには利用できず、予め申し込みをしておく必要がある。フリーのGmailなどではなく、独自ドメインのメールアドレスが必要とされることもある。

また、ログインおよび二段階認証も通貨できなければならない。スマホやノートPCなども紛失し、メールにもログインできない状態では厳しいだろう。

 

自分で送金ができない場合

・知り合いに頼む

必要がでてくる。

日本にいる知り合いに頼んで、近くの銀行の支店に国際送金してもらったり、現地知り合いに国際送金サービスを利用してもらう。

 

現地で現金を受け取るには送金時に指定した銀行や代理店へ身分の証明できるものを持参し、所定の手続きを踏むことになる。銀行の支店や代理店が無い田舎の場合や移動費が限られる場合は、指定受取先も事前に調べて送ってもらわなければならない。

 

銀行口座を持っていなくても、パスポートだけで受け取りができる国際送金サービスは日本のメガバンクや郵便局で提供されている。ただ、現地で現金の受け取りができるようになるまでは3営業日以上、遅ければ1週間以上先になることがある。また、上でも述べたとおり、ネットバンキングによる国際送金サービスは事前登録が必要になる。登録していない場合、窓口(支店)へ出向いての手続きになるので、日本にいる身内、知り合いにそこまで頼まなければならないだろう。

 

国際送金サービスには様々なものがある。この中でおすすめなのはMoneyGramのサービスを利用できるSBIレミットである。MoneyGramのサービスの現金受取サービスなら、手続き後数十分で現地で現金を受け取ることも可能だ。しかも手数料は金融機関の国際送金よりも安くなっている。加えて、現金受取場所も金融機関に限らず、様々な代理店で提供されている。ただ、こちらもサービスの利用開始には事前の会員登録が必要になる。

 

事前に国際送金サービスへ登録していない人が国際送金をしたいなら、日本にいる知り合いに頼み、日本のメガバンクや郵便局の窓口へ出向く国際送金サービスで送るしか方法ない。

 

また、仮想通貨の送金ができる、仮想通貨の使用できる状態なら、これを現金化することも可能だろう。こちらも日本にいる時に事前の登録、開設が必要である。仮想通貨による送金について詳しくは下記記事を参考に。

 

国や地域にもよるが、仮想通貨の扱いがある個人や店はいくつか存在している。現金の国際送金よりも簡単なので、仮想通貨が流通している国なら、送金手段として取引所を開設しておいても損はないはずだ。

 

現金を紛失、盗難されたが現地ATMからお金を降ろす手段は持っている

クレジットカード

 

この場合、

▶ キャッシングなど現地ATMから引き出しが出来るクレジットカードやデビットカードを持っている。

かつ

▶ 暗証番号をメモしている、覚えている、

なら現地ATMから通貨を降ろすことができる。

ATMからカードを使って現金を引き出す方法はもっとも手っ取り早く簡単な方法である。現金を無くしても独力で解決することができる。

クレジットカードを作れない人でも、デビットカードなどで代用できるので、必ず用意しておくべきだ。

ただし、クレジットカードごとに手数料は異なっている。こうしたクレジットカードによるキャッシングについて詳しく知りたい人は下記記事を参考に。

クレジットカードを作ることが出来ない無職やフリーター、自営業の人の場合、為替両替の出来るキャッシュカードを作っておけば良いだろう。

>>> 為替両替専用のキャッシュカード

 

VISAやMasterCardであれば、日本人が行く国の多くで対応している。JCBだと、アジア圏はともかく欧米ではVISAやMasterCardほど普及していないので見つけるのは大変かもしれない。

 

それぞれの国際ブランドに対応しているATMマップについては下記記事を参考に。いずれも都市名をアルファベットで入力すれば使えるATMマップが表示される。

ATM Locator(VISA)

Mastercard®ATM検索(Mastercard)

JCB ATM Locator(JCB)

 

ただし、カードは合っても暗証番号を知らない、知る手段がない場合はキャッシュを降ろすことが難しくなる。暗証番号は緊急時でも普通、電話での問い合わせでは教えてもらえない。通常はハガキなどで自宅へ送ってもらったり、書面を郵送するなどの手続きが必要になる。

暗証番号がわからない場合、現地ATMからお金を降ろすことができなくなる。暗証番号は覚えておくか、メモに残しておいた方が良いだろう。

 

お金を海外で紛失する前にしておくべき準備

バックパック

 

海外に住んでいるなど、知り合いがいればその人に助けを求めることはできる。しかし、海外旅行では現地に知り合いがいないのが普通だ。また、知り合いがいたとしても、手を煩わせるのも申し訳ないので、1人で解決したいと考えている人は多いだろう。

 

海外でお金を紛失しても独力で解決するために、準備しておくべきこととしては

1.現地ATMからお金を降ろすことができるクレジットカードなどを作成し、暗証番号とともに、財布などとは別の場所に保管しておく

2.インターネット環境があればネットバンキング、国際送金できる状態にしておく

3.仮想通貨で送金できる状態、仮想通貨を使える状態にしておく

4.電話のかけ方を事前に把握しておく

5.現地銀行口座を開設しておく

6.渡航書申請に必要なものも予め用意しておく

以上のようなことがある。

いずれか1つでも準備しておけば、現金を無くした場合でも独力で解決できるケースが出てくる。

また、独力で解決できることにも限度があるため

7.渡航前、現地に知り合いを作っておく、もしもの時のために頼める相手を作る

のも大事なことになるだろう。

 

現地ATMからお金を降ろすことができるクレジットカードなどを作成し、暗証番号とともに、財布などとは別の場所に保管しておく

キャッシング機能の付いたクレジットカードや現地ATMで通貨を降ろすことができるキャッシュカードがあれば独力で解決できるケースもでてくる。

ただし、クレジットカードならキャッシング枠を確保し、現地通貨の下ろせるキャッシュカードは指定口座に現金を事前に入金しておかなければならない。また、暗証番号は覚えておくかメモを残しておく必要がある。

 

クレジットカードのキャッシングにおける手数料や手数料の安いカードについては下記記事を参考に。

クレジットカードを作ることが出来ない無職やフリーター、自営業の人の場合、為替両替の出来るキャッシュカードを作っておけば良いだろう。

>>> 為替両替専用のキャッシュカード

ただし、こちらのキャッシュカードではATM手数料がかかる。普段は使わず持参するだけで、現金を紛失した場合など、いざという時のための代替手段程度に持っておけば良いだろう。

 

インターネット環境があればネットバンキング、国際送金できる状態にしておく

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SBIレミットなど、現地からネットで手続きができる国際送金サービスに申し込みをして、事前に使える状態にしておく。メガバンクや楽天銀行でもネットで国際送金サービスを利用するには事前の申し込みが必要である。

 

各国際送金サービスに申し込みをし、事前に使える状態にしておけば現地銀行もしくは代理店で現金の受け取りができる。ただし、この際には、パスポートなど身分証明書があることが前提になる。

 

仮想通貨で送金できる状態、仮想通貨を使える状態にしておく

仮想通貨の取引所にアカウントを事前に開設しており

・ネット環境がある

・パスワードや二段階認証もできる

状態ならば送金自体はできる。仮想通貨の送金なら現金よりも早く、決済もすぐにできる。また、現地の人に頼んで、仮想通貨と現金を交換してもらう手段として利用することもできるだろう。

 

使える国や地域は限定されるが、代替手段にはなり得る。国際送金の手段として持っておいて損はない。

仮想通貨で国際送金するまでの手続きから、利用方法まで詳しくは下記記事を参考に。

 

電話のかけ方を事前に把握しておく

"電話のかけ方

 

海外から日本への電話は緊急時に必要とされることも多い。トラブルが発生したら、クレジットカードを止めるためだったり、家族や知り合い、会社への連絡のため、国際電話をかける必要性も出てくる。国際電話のかけ方は一度目を通しておいた方がそういった状況になった時も冷静に対処できるだろう。

 

海外から日本の電話番号へ電話をかける場合、番号の先頭に国際電話識別番号と日本の国番号(81)を付け、市外局番の0を取る。つまり、「03-1234-5678」へかけるなら

(国際電話識別番号)-81(日本の国番号)-3(0を取った市外局番)-1234-5678

となる。

 国際電話識別番号は国によって異なる。事前に渡航先から日本への電話のかけ方は把握しておいた方が良いだろう。

 

携帯電話も多くの国で現地回線と提携しており、電話自体は使うことができる。携帯電話等プッシュ式電話の場合、国際電話識別番号の代わりに「+」を押す事で代用できる。スマートフォンであれば「0」を長押しすると「+」になるので、「+81」から始まる番号でも電話をかけることが出来る。つまり、「03-1234-5678」へかけるなら

+81-3-1234-5678

となる。

 

現地銀行口座を開設しておく

現地に銀行口座を開設しておけば、大量の現金を自分で保管する必要も無くなる。現金管理も含め、現金の盗難防止には効果的だ。ドミトリー(一つの部屋に複数人が一緒に泊まる)はもちろん、シングルルームのセキュリティボックスでも100%の安心は出来ないので、数十万円を超える大金は基本的に持ち歩かず、銀行など安心できるところに預けておこう。

 

また、現地に銀行口座があれば、国際送金によってお金を受け取る場合にも使うことができる。

 

渡航書申請に必要なものも予め用意しておく

現金と一緒にパスポートを紛失した場合、「帰国のための渡航書」の発給を申請し、まず日本へ帰国すべきである。渡航書は即日もしくは翌日発行してもらえる。とりあえず帰国さえしまえば仕事等への影響も出さずに済むだろう。もちろん、帰国してからパスポートの再発行手続きもできる。

 

渡航書の申請の際は、現地警察署の発行した紛失届出を立証する書類又は消防署等の発行した罹災証明書の他にも

1.戸籍謄本か戸籍抄本

2.指定サイズの写真(縦4.5cm×横3.5cm)

3.航空券の予約表のコピーもしくはチケット

が必要とされる。これらを事前に持参しておけば、独力で帰国することもできるだろう。

詳しくは下記記事を参考に。

 

渡航前、現地に知り合いを作っておく、もしもの時のために頼める相手を作る

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上記手段が使えない場合、誰かの手を借りるしかない。もっとも良いのは現地に知り合いがいるパターンである。直接お金を借りることもできるし、滞在先を提供してもらうこともできるだろう。ただ、海外旅行先にお金のやり取りができるぐらい仲が良い知り合いがいる人は殆どいないはずだ。従って、日本にいる知り合いに頼む人が多くなっているかと思う。身内を含む知り合いに頼んで、国際送金をしてもらったり、戸籍謄本を用意してもらうことはできるだろう。

ただ、奥さんや彼女に内緒で渡航している人もいるだろう。そういった場合も友人等、知り合い何人かには事前に話しておいた方が良いかもしれない。

 

現地に知り合いがいると助かるケースも多い。頻繁に渡航するなら現地の人と積極的に交流することも大きな保険になる。

 

海外でのトラブルは言葉や文化の壁により、日本では電話1本5分で解決することも、1日以上かかってしまうというケースは少なくはない。楽しく良い思い出を残すためにも予め予期できるトラブルに関しては備えておくべきだ。

 

海外旅行保険に加入していると、こうしたトラブルの際にも解決のためのアドバイスを貰える。海外旅行保険は無料で加入できるものもあるので、海外へ行く人は事前に加入しておくべきだ。

詳しくは下記記事を参考に。