PayPayは決済の他にも、最高10万円分のPayPay残高を個人へ送金できるサービスも提供している。
PayPayによる送金は
+1.送金相手の名前がわからなくともスマホ1台で簡単に送金できる
+2.送金手数料無料
+3.Yahoo! JAPANカードによるチャージでは1%の還元を受けられる
といったメリットがある。送金は相手の名前がわからなくとも簡単にでき、手数料は無料。チャージで1%還元も銀行による送金ではありえないサービスだ。
デメリットとしては
-1.受取側もPayPayをインストールしている必要がある
-2.PayPayマネーしか現金化できない
点があげられるだろう。
PayPayの他にもKyashという送金面で競合のサービスが存在している。従って、PayPayで送金する必要性が必ずしもあるわけではない。
ただ、受け取る側はともかく、送金する側にはデメリットも無い。個人間の送金ではPayPayの利用も積極的に検討すべきだ。
この記事では
▶ PayPayで送金する方法
▶ 送金に使えるPayPay残高
から
▶ PayPayによる送金が銀行よりもおすすめの理由
まで詳しく紹介していきたいと思う。
PayPayで送金する方法
PayPayによる送金は
・受取側のQRコードを読み取って送る
・携帯電話番号もしくはPayPay IDあてに送る
・受け取りリンクを作成して送る
の方法で行える。
いずれも、ホーム画面の「送る」をタップして始める。
PayPayホーム画面「送る」
ホーム画面「送る」をタップすると、下記のように送金方法を選ぶ画面になる。
受取側のQRコードを読み取って送る
送金先の相手が目の前にいるなら「友だちのQRコードを読み取る」が簡単である。上の画面で「友だちのQRコードを読み取る」をタップし、カメラを許可すれば、バーコードの読み取り画面になる。
受取側はPayPayホーム画面「受け取る」をタップするだけでバーコードを表示させれる。
受取側はPayPayホーム画面「受け取る」をタップする。
このバーコードを送金側が読み取り、金額を入力すればすぐに送金が実行される。
携帯電話番号もしくはPayPay IDあてに送る、受け取りリンクを作成して送る
送金先の相手が目の前にいない場合も、
・送金先の相手に電話番号もしくはPayPay IDを聞く(知っていれば聞く必要もない)
もしくは
・送金先の相手に「受け取りリンク(URL)」を教える
以上の方法により送金ができる。
ただ、PayPayの送金は便利である一方、「電話番号、PayPay IDの間違いにより送金先を間違える」「誤った相手に受け取りリンクを送ってしまう」といったミスが生じる可能性もある。こうした誤った相手に届くミスが心配なら、送金時にパスコードを設定した方が良いだろう。パスコードを設定すると、お金の受取側に4桁の数字入力を求められる。
送金金額の入力後、内容の確認下部にある「パスコードを設定する」をタップする。4桁の数字でパスコードを設定する。
「パスコードの設定」をタップしたら、「○○円を送る」をタップし、送金を完了させる。
パスコードを設定して送金すると、受取側は正しいパスコードを入力しない限りお金の受け取りができない。
送金の確認をしてもらったら、受取側に何らかの方法でパスコードを教え、受け取りを完了させてもらおう。
送金に使えるPayPay残高
送金時には送金額以上のPayPay残高が予めチャージされている必要がある。送金額以上のPayPay残高が無い場合、エラーが表示されてしまう。
また、送金可能なPayPay残高として
1.PayPayマネー
2.PayPayマネーライト
の2種類が存在している。「PayPayボーナス」や「PayPayボーナスライト」は送金に利用できない。
「PayPayマネー」「PayPayマネーライト」がいくら貯まっているかを見るにはPayPayホーム画面の下部にある「残高」をタップする。
ホーム画面の支払うのすぐ隣りにある。
「残高」をタップすると、PayPay残高の合計額が表示される。
PayPay残高の合計額
更に、金額の下にある「内訳を見る」をタップすると、PayPay残高の詳細が表示される。上でも述べたとおり、このうち送金に利用できるのは「PayPayマネー」「PayPayマネーライト」のみである。
支払(決済)には「PayPayマネー」「PayPayマネーライト」はもちろん「PayPayボーナス」や「PayPayボーナスライト」にも当然使える。複数のPayPay残高が混ざっている場合はPayPayボーナスライトが優先的に消費される。
PayPay残高の全4種類について詳しく知りたい人は下記記事を参考に。
PayPayにおける送金の上限額
送金できる最大の金額は1回10万円分である。チャージできる額が1日50万円、1ヶ月100万円となっていることから、送金にもこれらの制限が課せられるだろう。
PayPay残高から現金への交換
出金(現金化)できるのはPayPayマネーのみである。PayPayマネーライトは出金できない。
PayPayマネーライトは送金やわりかん機能、決済にしか使えない。
PayPayによる送金が銀行よりもおすすめの理由
送金で使えるPayPay残高は「ヤフオク!の売上」「セブン銀行のATM」「Yahoo!ウォレットの預金払い用銀行口座」「Yahoo! JAPANカード」などからチャージができる。そして、Yahoo! JAPANカードによるチャージでは1%還元を受けられる。PayPayの送金では手数料がかからない上に、送金によって還元も受けれるのだ。
デメリットとしては、PayPayでの送金では受取側もPayPayをインストールしている必要がある。また、PayPayマネーしか出金できない。現金化できないPayPayマネーライトを送られたら決済で使うしかない。
ただ、こうしたデメリットはあくまでも受取側だけに生じる。受け取ったPayPay残高が現金化できない点も含め、送金する側から見れば便利でデメリットも無い。相手側がOKなら、個人間でのお金のやり取りもPayPayで済ませた方が楽だろう。
もちろん、支払の点でもPayPayを使うべき理由は多々ある。PayPayの支払やチャージにおいて知っておくべきことについては下記記事を参考に。
Yahoo! JAPANカードを持たないなら?
送金手数料がかからない点で、銀行振込よりも利用すべきメリットは大きい。しかし、チャージによる1%還元はYahoo! JAPANカードを作成しない限りできない。従って、Yahoo! JAPANカードを持っていない人、Yahoo! JAPANカードを持つ予定が無い人はKyashによる送金を検討した方が良いだろう。
Kyashの残高はPayPayマネー、PayPayボーナスといった分類がなされておらず、
・キャッシュバック分も送金に使える。
Kyashは送金により受け取った残高を現金にできない。しかし、
・Kyashの残高はVISA加盟店で使えるため、PayPay残高よりも利用可能範囲が広い。
加えて、KyashはYahoo! JAPANカードでしかチャージできないPayPayとは異なり、
・VISAブランドのカードならデビットカードといった審査不要のカードでもチャージは可能
になっている。
送金側だけでなく、受取側を考えても、Kyashによる送金手段も用意しておいた方が良いだろう。
Kyashによる送金について詳しく知りたい人は下記記事を参考に。