電気、水道、ガス、通信費用だけでなく、一部税金・社会保障費については楽天ポイント(楽天スーパーポイント)での支払ができる。ただし、楽天の提供しているサービス以外については直接楽天ポイントでの支払ではなく、楽天カード(クレジットカード)や楽天銀行デビットカードを通しての間接的な支払となる。楽天カードには楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカードも含まれる。
楽天ポイントで公共料金や税金・社会保障費を支払いたいなら、楽天カードもしくは楽天銀行口座は開設必須となる。
公共料金や税金・社会保障費は生活する上で避けられない支出になる。こうした支出に楽天カードや楽天デビットカードを使えるならポイント還元も得られる。
楽天ポイントが貯まる環境にある人は早いうちから楽天ポイントによる間接的な支払へと変更すべきだ。
この記事では
▶ 楽天ポイントで公共料金や税金・社会保障費を支払う方法
▶ 楽天カードと楽天銀行デビットカードの請求金額、利用金額を楽天ポイント支払に設定する方法
から
▶ 間接的な楽天ポイント利用の利点
まで詳しく述べていきたいと思う。
楽天ポイントで公共料金や税金・社会保障費を支払うには?
公共料金はほぼすべて、税金・社会保障費については一部で楽天ポイントが支払に使える。
楽天の提供している電気(楽天でんき)や携帯(楽天モバイル)のサービスなら、直接楽天ポイントによる支払ができる。
楽天以外のサービスや税金、社会保障費では、楽天カードや楽天銀行デビットカードを通して、間接的に楽天ポイントによる支払ができる。
下記でそれぞれ詳しく紹介する。
「直接的に」楽天ポイントで支払う方法
楽天がサービスを提供している
・楽天でんき(電気代)
・楽天モバイル(携帯代)
は「直接」楽天ポイントによる支払ができる。
楽天でんきではマイページにある「各種お手続き」>「ポイント設定」にて、利用ポイント数からポイント支払の設定期間まで選べる。毎月の支払に適用すれば、支払日に楽天ポイントから消費される。
楽天モバイルではメンバーズステーションへログインし、「楽天スーパーポイント支払い設定」にて、「一部ポイントを使う」と「全てのポイントを使う」の選択ができる。「一部ポイントを使う」では楽天ポイントの利用上限が指定できる
請求金額に対し、ポイントが不足している場合、残りはクレジットカードなど、当初指定した支払方法にて支払が行われる。
ちなみに、楽天でんき、楽天モバイルといった直接楽天ポイントを支払えるサービスでは通常ポイントだけでなく、期間限定ポイントの利用もできる。通常ポイントと期間限定ポイントがある場合、期間限定ポイントが優先的に消費される。
「間接的に」楽天ポイントで支払う方法
楽天でんきや楽天モバイル以外の公共料金や税金、社会保障費では楽天カードや楽天銀行デビットカードを通して、間接的に楽天ポイントによる支払ができる。クレジットカード、デビットカードによる支払に対応しているなら、その料金は楽天ポイントによる支払ができる。
従って、楽天ポイントで支払いたいなら、支払方法を楽天カードもしくは楽天銀行デビットカードへ変更しなければならない。
公共料金の
・電気代
・水道料金
・ガス料金
・通信費用(電話、インターネット、携帯代)
はコンビニや金融機関で支払える請求書払いだけでなく銀行口座からの自動引落、クレジットカード、デビットカードによる支払ができる。公共料金はほぼクレジットカードもしくはデビットカードによる支払に対応している。契約しているサービスへと連絡して、支払方法の変更を行おう。
ただし、携帯電話は原則クレジットカードのみの支払になっている。楽天銀行デビットカードによる支払ができる楽天モバイルは例外となっている。
・各種税金
・社会保障費
も請求書払い、銀行口座からの自動引落、一部ではクレジットカード(デビットカード)に対応している。各種税金や社会保障費をクレジットカードやデビットカードによる支払ができるかどうかは住んでいる区市町村によって異なる。
クレジットカード払いができる税金についてはインターネット上で支払ができる。
大阪市の住民税支払では納付書のバーコードをスマホ端末の表示に従って撮影し、納付情報照会をしてから進める。請求書の番号を見ながら、支払を進める区市町村もある。
「住んでいる区市町村」+「各種税金の名前」で検索をかけて、クレジットカードもしくはデビットカードによる支払ができるか確認をしてみよう。住民税についてはクレジットカードによる支払を導入している区市町村も多い。
国民健康保険料のカード払いに対応しているかどうかも区市町村によって異なる。
国民年金についてはクレジットカードだけでなく、デビットカード払いにも対応している。
楽天カードと楽天銀行デビットカードの請求金額、利用金額を楽天ポイント支払に設定する方法
楽天の提供している電気や携帯のサービスなら、直接楽天ポイントによる支払ができる。楽天以外のサービスや各種税金、社会保障費を楽天ポイントで支払うには、まず支払方法を楽天カードもしくは楽天銀行デビットカードへ変更しなければならない。
楽天カード、楽天銀行デビットカードの支払元を現金から楽天ポイントにするのは、ネット上から簡単にできる。
楽天カードの請求金額を現金から楽天ポイント支払に変更する方法
楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカードを含む楽天カード請求分を楽天ポイントで支払うには楽天カード会員サイト(楽天e-NAVI)へログインし、トップページの
お支払い(ご利用明細)>ポイントでお支払い
にて、設定を行わなければならない。
支払設定は毎月12日から20日22時まで可能となっている。それ以外の日に支払設定はできない。
支払日は27日である。
ポイント支払いの設定画面。利用可能ポイント数の範囲で、「ご利用ポイント数」のところへ数字を入力する。楽天スーパーポイント1ポイントは1円の現金と同じ価値になる。
楽天カード請求金額の支払でも、1ヶ月に利用できる楽天ポイントの上限は会員のランクにより決まっている。
1か月にご利用いただけるポイント上限
ダイヤモンド会員 :500,000ポイントまで
ダイヤモンド会員以外:100,000ポイントまで
ダイヤモンド会員なら最大50万ポイント(50万円分)まで、楽天カードの請求金額に対して使える。
楽天カード請求分を楽天ポイントで支払うには毎回手続きが必要になる。しかも、毎月12日から20日22時までと時間が限定されている。
また、支払に使えるポイントは通常ポイントのみであり、期間限定ポイント、他ポイントから交換した楽天ポイントは使えない。
楽天銀行デビットカードの利用金額を現金から楽天ポイント支払に変更する方法
楽天銀行デビットカードでも利用金額を楽天ポイントでの支払に変更できる。通常、銀行口座から引き落とされる現金の代わりに、楽天ポイントが消費される。
楽天銀行デビットカード利用金額を楽天ポイントで支払うには楽天銀行のMy Accountへログインし
カード・ATM TOP>ポイント利用設定
をクリックする。
上記ポイント利用設定をクリックすると、デビット利用額への楽天スーパーポイント利用設定ページが表示される。
ここでは請求金額に対し、すべてのポイントを利用するか、設定したポイントのみを支払に利用するか選べる。デビットカードの支払設定は一度設定すれば、デビットカード利用時に毎回適用される。取引時にポイント残高が不足している場合は、通常通り、普通預金残高から引落される。
楽天銀行デビットカードでも利用上限があり、1回の取引につき、50ポイントから3万ポイント(ダイヤモンド会員は50万ポイント)、1ヶ月では10万ポイント(ダイヤモンド会員は50万ポイント)までとなっている。
期間限定ポイントは利用できない(通常ポイントのみ利用可)。
楽天ポイントにおける「間接利用」の利点
楽天ポイントの支払について、直接的に支払っても間接的に支払っても利便性にそこまで違いはない。そこまで面倒でないなら、楽天ポイントは楽天カードもしくは楽天デビットカードを通し、間接的に支払った方がオトクである。
例えば、楽天証券では投資信託を現金はもちろん、クレジットカード(楽天カード)、楽天ポイントでも購入できる。
楽天ポイントで投資信託を購入しても、ポイントは付かない。しかし、楽天カードで投資信託を購入すると、1%還元を受けれる。加えて、投資信託の購入に使える楽天ポイントは楽天カードの支払に利用できる。
例えば、5万円の投資信託を楽天ポイントで直接購入した場合と楽天カードを通して、楽天ポイントで支払った場合で考えてみる
1.5万円分の投資信託購入⇒楽天ポイントで支払⇒還元無し
2.5万円分の投資信託購入⇒楽天カードで支払⇒楽天カード請求分を楽天ポイントで支払⇒500ポイント還元
同じ楽天ポイントを使うにしても、上記の2を選択した方が、1%還元を受けれるためオトクになるだろう。
楽天銀行デビットカードでは投資信託の購入はできない。ただ、間接的な楽天ポイントの利用にすると還元が得られるのは楽天カードと同じである。
上でも述べたように、期間限定ポイントについてはカード利用分の支払に利用できない。つまり、オトクな間接利用ができない。期間限定ポイントについては楽天でんきや楽天モバイルの支払方法として「直接的に」利用するのがオトクになる。
期間限定ポイントは公共料金で消費すると、現金と同等の価値になる。もっとも価値が高まる使い方と言えるだろう。期間限定ポイントの価値を最大化する方法については下記記事を参考に。
楽天ポイントによる間接的な支払の他にも、楽天カードについては多くの人が作成必須のクレジットカードになっている。
クレジットカードの審査に通りづらい人も下記記事は必読である。