楽天株でも他の株式と同様に
1.株主優待
2.配当
を得る権利が生じる。
この2つでも楽天経済圏で生活している人にとって、株主優待は魅力的である。特に、ヴィッセル神戸、楽天イーグルのファンはメリットを多く享受できるだろう。
ただ、株式の購入はタイミングによってリターンも異なってくる。常に保有しておく必要は無いので、割安であると判断したタイミングで購入の検討をすべきだ。
この記事では
▶ 楽天株を保有することにより得られる株主優待、配当実績
についての紹介から
▶ 楽天株、購入のタイミング
までを述べていきたいと思う。
楽天株を保有することにより得られる株主優待
100株は現在価格(2019年2月22日終値)ベースで8.4万円となっている。
楽天株の株主優待は権利付最終日(2018年は12月25日)の取引終了時点で株を保有していることが条件である。
楽天株を100株(1単元)以上を保有している株主は株主優待としてまず、2種類のクーポンがもらえる。
1.楽天市場クーポン(総額500円以上)
2.楽天トラベル 国内宿泊クーポン(総額2000円相当)
楽天市場クーポンは保有株式数と保有期間によって500円以上もらうことも可能だ。

権利付最終日に楽天株を持っていた株主には2019年は3月中に「株主優待に関するご案内」が送られてくる。
「株主優待に関するご案内」にはID・パスワードの通知(通知書)が同封されており、株主専用サイトにてクーポン発行のお申込みができる。
クーポンは申し込みをしてから1ヶ月程度で発行される。発行されてからの利用期限は3ヶ月となっている。
また、
3.楽天Kobo対象期間中の電子書籍コンテンツ購入に対し、ポイント3倍
の特典も受けられる。こちらも2019年は3月中に送られてくる「株主優待に関するご案内」に記載の専用サイトで申し込む。2019年6月30日までに申し込むと、2019年7月1日から2019年12月31日まで、楽天Koboの電子書籍コンテンツ購入に対し、ポイントが3倍になる。
電子書籍の購入は金銭的な面で楽天koboがおすすめである。
電子書籍を頻繁に購入している人ほど、魅力的な株主優待だと言える。
加えて、
4.楽天イーグルス主催公式戦観戦チケットを優待価格で購入できる+楽天イーグルスグッズを抽選でプレゼント
5.ヴィッセル神戸主催公式戦観戦チケットを優待価格で購入できる+ヴィッセル神戸グッズを抽選でプレゼント
も付いてくるため、サッカー、野球のスポーツクラブのファンには嬉しいだろう。ヴィッセル神戸にはあのスペイン代表イニエスタが加入し話題となった。
株主優待価格による割引率はシートにもよる。多くが8割程度の価格で購入可能であり、不人気のシートでは40%程度となっている。
その他、
6.楽天証券にて楽天株を保有している株主には、楽天株購入手数料のうち30%ポイント還元
という特典もついている。こちらも12月25日、権利付最終日取引時間終了時点での保有が条件となっている。
毎月積み立てて楽天株を購入している人は楽天株も楽天証券で購入した方が良いだろう。
楽天株からの配当実績
配当金は直近の実績(2018年)で1株あたり年間4.5円。最低単元の100株を保有している人なら450円もらえる計算となる。
2012年から1株あたりの配当金は3~4.5円となっている。2012年に1株を100株の割合で分割しており、配当は毎年上昇傾向にあると言える。
直近では2019年2月12日の取締役会において決定された。
楽天株の現在価格840円(2019年2月22日終値ベース)で見ると、配当利回りは0.54%となる。
楽天株、購入のタイミング
株主優待から判断すると、電子書籍を楽天で購入するようにしたり、ヴィッセル神戸、楽天イーグルの試合観戦へ行く人なら、1年だけでも、株式の購入額分の多くを株主優待で取り返すことができる。今なら8.4万円で1単元(100株)の保有が可能だ。ただ、株主優待の権利をもらえるのは12月である(2018年は12月25日取引終了時点で株を保有していることが条件だった)。
また、配当と優待「だけ」を見て株式の購入をするのはおすすめできない。特に、金銭的なメリットを得たいなら、配当や株主優待だけでなく、キャピタルゲイン(売却益)を得ることも考えるべきだ。配当や優待という利益を得る目的で投資したのに、売却時にそれ以上の損をしたら本末転倒だろう。
楽天株に限らず、株式購入のタイミングは「利益が得られる」と判断した時である。楽天経済圏で生活している人でも、楽天株は「常に」保有しておく必要はない。今は楽天証券の口座開設だけしておき、割安であると判断したタイミングで保有すべきだ。
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