楽天トラベルを国内ホテル、高速バスの予約、レンタカーのレンタルで利用するのは悪くない。しかし、海外旅行における航空券、海外ホテルの予約ではおすすめできない。
海外旅行の際、楽天トラベルをおすすめできない理由は
1.海外航空券は日本発の便しか予約できない。
2.予約できない航空会社がある
3.海外航空券の予約で楽天ポイントは利用できるものの、楽天キャッシュの利用はできない
4.正確な宿泊料金が予約時にわからない海外ホテルがある
5.海外ホテル掲載数が少ない
6.海外ホテルの予約で楽天ポイント、楽天キャッシュが使えない。
以上の点があげられる。
ただし、初回の海外航空年、海外ホテル、海外ツアーの利用で3000ポイントももらえるキャンペーンには参加して損はない。
>>> 楽天トラベル海外サービス初めての利用で3000ポイントプレゼント
こちらはポイント獲得にエントリーも必須になるため、利用者および利用予定者はエントリーだけ先に行っておこう。
楽天トラベルではSPU(スーパーポイントアッププログラム)による還元率アップはあるものの、海外航空券や海外ホテルの予約ではエクスペディアやアゴダなど、別の旅行代理店サイトの方が安くなる。どの代理店で予約しても海外航空券やホテルにおけるサービスは変わらない。海外航空券、海外ホテルの料金も、旅行代理店を限定せず、安いものを選んだ方が良いだろう。
この記事では
▶ 海外航空券、海外ホテル、現地ツアーの予約で楽天トラベルよりも得するサイト
から
▶ 楽天トラベルの利用により得られるメリット
まで詳しく述べていきたいと思う。
海外航空券、海外ホテル、現地ツアーの予約で楽天トラベルよりも得するサイト
海外旅行で基礎になる支出は
1.海外航空券
になるだろう。
その上で、宿泊先として
2.海外ホテル
も必要になる。
場合によっては
3.現地ツアー
も利用するかもしれない。
これらの予約をする際は実店舗を構えた旅行代理店よりもネット上で予約が完了する旅行代理店の方が良い。実店舗はインターネットを使わない高齢者向けに営業しており、手数料を高く取っているからだ。
楽天トラベルもネットの旅行代理店サイトなので、店舗の旅行代理店よりは安くなる。しかし、海外旅行において、楽天トラベルの利用をおすすめできるケースは限られている。なぜなら、他のサイトの方が安く予約できることが多いからだ。
これら海外航空券、海外ホテルの予約においては、楽天トラベルよりも他の旅行代理店の利用を検討すべきだ。
下記では海外航空券、海外ホテルおよび楽天トラベルで利用できない国や地域の現地ツアーまで、楽天トラベルよりもおすすめの予約方法を含めて紹介していく。
海外航空券を安く予約する方法
国をまたぐ航空券の予約をするなら、航空会社のホームページから直接予約するのがもっとも安い。柔軟に休みの取れる人なら航空会社のオトクなセール、キャンペーンにも参加できるだろう。
エアアジアのセール航空券(airasia.comより)
ネットの旅行代理店で航空券の予約をすると、500円から1000円の手数料を取られる。航空会社のホームページから予約すると、この手数料はかからない。楽天トラベルでは540円の手数料となっている。J○BやH○Sの店舗で予約すると、もっと高くなる。ネット旅行代理店では取られない追加手数料だけで1万円以上かかることも珍しくない。
また、楽天トラベルでは一部航空会社の予約ができない。たとえば、東南アジアで広い範囲をカバーしているエアアジアの取扱はない。これだけで多くの選択肢が狭まってしまうだろう。
選択肢が狭まるという意味では、海外都市発の航空券が予約できない点も大きい。楽天トラベルでは日本の都市発の往復、周遊、片道航空券しか予約できない。現地都市発、たとえば、台北からバンコク行きの航空券などは予約できない。
航空券の予約で還元を受ける方法
楽天トラベルは特に選択肢の狭さで、海外航空券の予約がおすすめできない。しかし、航空会社のホームページで予約する際、同じ楽天のサービスであるRakuten Rebatesの利用は必須である。
>>> 【初回利用で500円分のポイントがもらえる】Rakuten Rebates
楽天Rebatesではいつくかの航空会社と提携しており、購入額の一部を楽天ポイントによって還元を受けられる。
また、楽天IDで楽天ツールバー(PCブラウザ用)、Rakuten Rebatesに紐付けられると(楽天IDでログインすると)、そのサイトへ訪問するだけで楽天ポイントの還元率がわかる。
エアアジアのホームページで表示されるRakuten Rebatesへのポップアップ。このポップアップを経由して再びホームページへ訪れると、特定路線の航空券購入で1%還元を受けれる。
エアアジア以外にもJALや他の航空会社でRakuten Rebatesによる還元は行われており、利用範囲は拡大している。
航空会社のホームページから最安値で購入し、還元を忘れずに受けるためにも楽天ツールバー(PCブラウザ用)を各種ブラウザの拡張機能へ追加し、Rakuten Rebates(楽天のポイントサイト)への登録しておくべきだ。
ただし、楽天会員ならインストールとログインだけで、両者ともすぐに連携できる。
>>> 【初回利用で500円分のポイントがもらえる】Rakuten Rebates
楽天ウェブ検索(Google Chromeの拡張機能)
楽天ウェブ検索とRakuten Rebatesを利用した楽天ポイントの還元については下記記事も参考に。
航空券は金額も大きいため、還元額も大きくなる。航空券の予約をする前は必ずRakuten Rebatesによる還元を受けられるか確認した方が良いだろう。
ちなみに、航空会社のホームページから予約すると、旅行代理店で予約するよりも多くのマイルを貯められる。
海外ホテルを安くする方法
海外ホテルを予約する際には、ホテル掲載数が多い旅行代理店サイトの方が良い。選択肢が増える分、予算や条件にあったホテルを見つけやすくなるからだ。
たとえば、楽天トラベルで予約できるバンコクのホテルは317軒。これに対して、アゴダは1万軒、
エクスペディアは3000軒以上となっている。ただし、実際に宿泊可能なのはアゴダおよびエクスペディアで2000軒程度と予想される。それでも楽天トラベルと比べれば圧倒的に多いだろう。
また、同じホテルでも旅行代理店によって価格が異なっている。同じプランなら、受けれるサービスも変わらない。従って、料金の安い旅行代理店サイトを利用した方が良いだろう。
楽天トラベルの料金は予約時に正確な料金がわからないホテルが多い。こうしたホテルは現地通貨の請求に対し、「円参考価格」と表示される。
楽天トラベルで予約時に表示される海外ホテル料金
くわえて、楽天トラベルは海外でマイナーな旅行代理店サイトなため、チェックインに時間がかかるケースもある。
海外航空券と海外ホテルのセットで安くなるエクスペディアの「ツアー」
航空券だけを予約するなら航空会社から予約した方が料金は安くなる。しかし、海外航空券だけでなく、海外ホテルも予約するなら、セットによる割引が受けられる旅行代理店もある。
たしかに、楽天トラベルでも海外航空券+海外ホテルのセットによる割引がある。しかし、楽天トラベルの海外ツアーではホテルが中級、高級ホテルに限定されており、また割引が適用されるホテル数も少ない。
エクスペディアでは海外航空券と海外ホテルを予約することで、海外ホテルが大きく割引される。また、割引が生じるホテルも格安ホテルから高級ホテルまで数多く存在している。
ホテル宿泊料金の割引は航空券と海外ホテルのセット(同時)予約の他、航空券を予約してから後に海外ホテルを予約する形でも適用される。
航空券を予約した後に、ホテルの予約ページに入ると、下記のように割引や特典が適用されるホテルが並ぶ。緑のバーが目印となり、これらが表示されていれば割引が適用されている証拠である。10~30%の割引が適用されるホテルはタイ・バンコクでは半分以上になった。
上部に「限定特典-航空券を予約した人だけ○○%割引」と記載されている。
宿泊料金の割引だけでなく、レイトチェックアウト(数時間遅いチェックアウトの事で、例えば、2時間のレイトチェックアウトが可能なら、本来12時までのチェックアウト時間が14時まで延長となる。)のオプションが無料で付いてくるといった特典もある。
従って、ホテルを割引額で泊まりたいなら、まずはエクスべディアのツアーもしくは航空券の予約から行うべきである。
海外航空券および海外ホテルの予約により、割引を受ける方法については下記記事を参考に。
ちなみに、エクスペディアでは海外都市発の航空券も予約でき、エクスペディア、航空会社におけるポイント、マイル還元もある。
海外現地ツアー
海外旅行におけるツアーとしては
・日本での出発から帰国まで添乗員が付き、現地をガイドしてくれるもの
と
・現地でアクティビティごとに添乗員が付いて案内してくれるもの
がある。
前者の日本から添乗員が付くツアーはお年寄りの利用者が多い。
日本から添乗員付くツアーは海外旅行が初めての人、海外に慣れていないお年寄りには安心だろう。コミュニケーションの問題だったり、トラブルを避けるため、トラブル発生時にも頼れる人がいるからだ。
しかし、日本から添乗員が付くツアーは料金もその分高く、時間ごとにスケジュールが決められており現地に付いてからの自由度は低くなる。
インターネット上で広く情報が取得できるようになっていることもあり、海外旅行もガイドは必要なく、独力で楽しめる人は多いはずだ。
これら理由から、必要なときだけガイドをしてもらう現地ツアーが人気になっている。
バンコク発の現地ツアー(バンコク市内観光 | VELTRAより)
楽天トラベルではこうした現地ツアーがグアム、台湾、ハワイに限定されている。
楽天トラベルではグアム、台湾、ハワイ以外の国や地域で、現地ツアーのサービスが提供されていない(2019年11月現在)。
現地でガイドを付けたアクティビティを経験したいなら、日本語での情報も充実した大手現地ツアー予約サイトの利用を考えるべきだ。
楽天トラベルの利用により得られるメリット
海外旅行において楽天トラベルを利用する必要性は低い。楽天トラベルよりも安い旅行代理店サイトはあるし、楽天トラベルだけでは現地ツアーなど利用できないサービスも生じるからだ。
それでもあえて楽天トラベルのメリットを上げるなら
1.エントリー+海外ホテル、海外航空券、海外ツアーの初めての利用で3000ポイントもらえる
2.楽天トラベルで海外サービスを利用すると、楽天市場での還元率が+1%
3.楽天ポイントを2%貯めることはできる
以上の点があげられる。
下記でそれぞれ詳しく述べていく。
エントリー+海外ホテル、海外航空券、海外ツアーの初めての利用で3000ポイントもらえる
楽天トラベルでは
1.キャンペーンページからのエントリー
+
2.初めての海外サービス(海外ホテル、海外航空券、海外ツアー)3万円以上の予約
で3000ポイントを還元するキャンペーンが行われている。
海外航空券では航空会社での予約よりも540円高くなる。しかし、初回キャンペーンを利用すれば還元を含めて最安値にまで抑えられるだろう。まだ利用したことがない人はこちらのキャンペーンへ参加すべきだ。
3000ポイントを獲得するにはエントリーも必須になる。忘れないうちにエントリーだけ先に済ませておくべきだ。
>>> エントリー+海外ホテル、海外航空券、海外ツアーの初めての利用で3000ポイントもらえるキャンペーンエントリーページ
ちなみに、こちらのキャンペーンでもらえるポイントは期間限定ポイントになる。
楽天トラベルで海外サービスを利用すると、楽天市場での還元率が+1%
楽天トラベルで1度に税込5000円以上の海外航空券、海外ホテル、海外ツアーの利用をすると、予約した月の楽天市場における還元率が+1%になる。
注意点として、2000円の予約と3000円の予約といったように、1度に5000円以下の予約を複数回しても還元率アップを受けれない。また、予約してから翌々月末までに旅行が完了しなければポイントは得られない。加えて、得られるポイントは期間限定ポイントになる。
旅行サービスの利用で日用品といった必要性の高い消費の還元率がアップするのは他の旅行代理店では得られない大きなメリットになるだろう。
楽天ポイントを貯めることはできる
海外航空券の予約では楽天ポイントを利用できるものの、楽天キャッシュの利用はできない。海外ホテルの予約では楽天ポイント、楽天キャッシュいずれも使えない。
しかし、海外航空券および海外ホテルの利用では楽天ポイントを貯めることはできる。
還元率は下記のようになっている。
・海外ホテル:2%から12%還元
・海外航空券:1%還元
こちらでもらえるポイントは通常ポイントである。
楽天トラベルで楽天ポイントがもらえるサービス一覧および還元率については下記ページを参考に。
楽天トラベルではそれなりに多くの楽天ポイントを得られる。しかし、そもそもの値段だったり、選択肢が多い予約サイトを優先すべきである。個人的に、海外旅行ではエクスペディアを利用している。海外旅行でエクスペディアを利用する理由は上でも述べたように、海外航空券予約者向けのホテル割引プランがあるからだ。
楽天トラベルを利用すべきは国内のサービスかと思う。特に、出張者向けにはオトクな還元プランもある。
楽天トラベルの賢い使い方については下記記事を参考に。