SBIネオモバイル証券では国内株式、国内ETF(国内上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)、ウェルスナビ(WealthNavi)への投資ができる。
1株単位(単元未満株)で購入しても、単元株数で購入しても手数料は「サービス利用料(取引手数料)」しかかからない。サービス利用料は月間約定代金合計が50万円以内ならわずか税込220円となっている。単元未満株で様々な企業へ投資したい人におすすめの証券会社と言えるだろう。
また、株式の購入でTポイントが使える。ただし、ポイント投資は現在の生活において「どのサービスがオトクで、どのポイントが貯めやすいか?」の点で客観的に選ぶべきだ。
この記事では少額から国内株式を中心に投資を始めたい人におすすめである
▶ SBIネオモバイル証券口座の開設から入金まで
▶ SBIネオモバイル証券でかかる手数料
から
▶ SBIネオモバイル証券で使える、貯まるTポイント
までTポイント投資がオトクかどうかを含めて詳しく述べていきたいと思う。
SBIネオモバイル証券口座の開設から入金まで
SBIネオモバイル証券で取引をするには、
1.口座開設とクレジットカードの入力
2.証券口座への入金
が必要になる。
口座開設とクレジットカードの入力
SBIネオモバイル証券のページから「口座を開設する」をクリックし、メールアドレスの登録を行う。登録したメールアドレスへ口座開設申込のURLが届く。こちらのURLをクリックし、個人情報などの登録作業を行う。ここでは特定口座の選択もできる。確定申告が面倒な人は特定口座でかつ「源泉徴収あり」を選んだ方が良いだろう。
登録作業が完了すると、メールアドレスへログインパスワードが届く。この時点で証券口座アカウントへログインはできるものの、取引開始は口座開設完了の簡易書留が届き、クレジットカードを登録してからになる。
口座開設完了の簡易書留が届いて、本人確認書類をアップロードもしくは提出すると、クレジットカード登録ができる。SBIネオモバイル証券ではサービス利用料(取引手数料)の支払がクレジットカードになっている。カードブランドとしてはVISA、MasterCard、JCB、AMEX、Dinersに対応している。
クレジットカードの登録作業まで済ませ、内容の反映までに15分程度待つと、取引に進める。ただし、クレジットカードによる株式の買い付け等はできない。クレジットカードはサービス利用料の支払いにしか使えない。Tポイントを持たない場合、証券口座への入金が必要になる。
証券口座への入金
「お客さま専用入金口座発行」を行えば入金準備が完了する。
証券口座への入金方法としては
・住信SBIネット銀行によるネットバンキング(即時入金)
・ネットバンキング(住信SBIネット銀行以外)、銀行ATM、窓口から専用入金口座への入金
がある。
住信SBIネット銀行によるネットバンキングは即時入金の手続きを踏めば利用できる。こちらは手数料無料、リアルタイムで口座にお金を入金できる。ただし、SBIネオモバイル証券の口座名義と住信SBIネット銀行の口座名義は同じでなければならない。別名では入金処理が行えないので注意。
住信SBIネット銀行によるネットバンキングはSBIネオモバイル証券で手続きをしても、住信SBIネット銀行アカウントへのログインおよび取引パスワードの入力、スマホアプリのスマート認証サービスを利用している場合はスマート認証ボタンのタップが必要になる。
住信SBIネット銀行以外のネットバンキング、銀行ATM、窓口から専用入金口座への入金では振込口座が指定される。こちらの専用入金口座へ振込(ネットバンキング)もしくはATM、窓口から入金をすれば良い。リアルタイムではないものの、こちらも1、2時間程度で反映される(ATM、金融機関、振込時間帯にもよる)。
今では振込手数料がかからない銀行も多いだろう。振込手数料が無料のところなら、専用入金口座への入金も無料でできる。銀行ATMや窓口からの入金では手数料を取られることが多い。入金方法がわからない人は下記ページも参考に。
出金についても、登録銀行口座へ手数料無料で行ってもらえる。ただし、こちらも名義が異なると出金ができない。また、出金金額は1000円以上からになっている。
住信SBIネット銀行への出金は営業日の15時半までに手続きすると、翌営業日に実行される。
株価とぴったりの金額では買えない
SBIネオモバイル証券では1株単位、数百円での株式購入ができる。しかし、実際に、口座には株価以上の金額を入れておく必要がある。例えば、100円未満でも、株価+30円の程度の余力がなければ購入できない。1000円から1500円だと300円の余力が必要になる。
また、単元未満株での購入はリアルタイムではできない。これは他の証券会社でも同じである。0時から10時30分までの注文は当日の後場寄付に始値で売買され、10時30分から21時30分は翌営業日の前場寄付に始値で売買され、21時30分から24時は翌営業日の後場寄付に始値で売買される。
この点からしても、SBIネオモバイル証券で株式の取引をするなら、余裕を持った金額を口座に入れておいた方が良いだろう。
SBIネオモバイル証券でかかる手数料
SBIネオモバイル証券の手数料としては「サービス利用料」がある。取引手数料もこのサービス利用料に含まれる。取引ごとの手数料はかからない。サービス利用料は1ヶ月間の株式における約定代金(購入や売却など)が50万円以下ならわずか200円(税込220円)になる。
月間の株式取引約定代金合計額の期間は、月初第一営業日~同月内最終営業日までとなる(約定日ベース)。
50万円を超える約定代金における手数料については下記表を参考に。
月間の株式取引約定代金合計額 | サービス利用料 |
0円~50万円以下 | 200円(税込220円) |
50万円超~300万円以下 | 1000円(税込1100円) |
300万円超~500万円以下 | 3000円(税込3300円) |
500万円超~1000万円以下 | 5000円(税込5500円) |
1000万円以上は100万円ごとに1000円(税込1100円)が上限無しで加算される(sbineomobile.co.jpより)。
サービス利用料は登録したクレジットカードに請求される。一時停止手続きを行った際には、翌月から一時停止になり、クレジットカードへの請求が止まる。利用停止月のサービス利用料は発生する。
WealthNavi for ネオモバ
ウェルスナビ(WealthNavi)は同名の企業が提供する資産運用サービスである。SBIネオモバイル証券では月1万円から運用が可能で、毎月決まった金額を積み立てる「自動積立」は月5000円から行える。通常、ウェルスナビは月10万円、自動積立も1万円からになっている。WealthNavi for ネオモバでは通常より少額での運用が許されている。
ウェルスナビでも取引手数料などは請求されない。ただし、手数料として運用金額の年率1%(税別)を取られる。この年率1%の手数料が高いか安いか、ウェルスナビを使うかどうかについては下記記事の知識も入れておいた方が良いだろう。

SBIネオモバイル証券で貯まる、使えるTポイント
SBIネオモバイル証券は毎月期間固定Tポイントを200ポイントもらえる。また、サービス利用料1%のTポイントがもらえる。
毎月SBIネオモバイル証券でもらえる期間固定Tポイントは株式の購入費用に使える。また、他のサービスで貯めたTポイントもSBIネオモバイル証券で1ポイント=1円で使える。
下記で詳しく紹介する。
SBIネオモバイル証券で貯まるTポイント
SBIネオモバイル証券ではサービス利用料の支払を「一時停止中」にしない限り、毎月期間固定Tポイントを200ポイントもらえる。この期間固定TポイントはSBIネオモバイル証券でしか使えない。
サービス利用料は月間約定代金合計が50万円以内ならわずか税込220円となっている。期間固定Tポイントを200ポイントもらえるため、実質的な負担は20円になる。
この期間固定Tポイントはクレジットカード登録時に、200ポイントもらえる。クレジットカード登録月の翌々月からは毎月200ポイントの期間固定Tポイントに加えて、サービス利用料の1%のTポイントがもらえる。
サービス利用料は上記でも紹介したように、50万円超~300万円以下なら1000円(税込1100円)、300万円超~500万円以下なら3000円(税込3300円)となっている。
たとえば、サービス利用料として3000円取られるなら
・期間固定Tポイント 200ポイント
・Tポイント 30ポイント(サービス利用料(税抜)の1%)
がもらえる。
SBIネオモバイル証券で使えるTポイント
毎月もらえる200ポイントの期間固定Tポイントやネオモバイル証券および他のサービスで貯めたTポイントは株式の購入に使える。期間固定Tポイントは他のサービスやお店はもちろん、SBIネオモバイル証券のサービス利用料の支払やウェルスナビの支払にも使えない。
また、通常のTポイントと期間固定Tポイントを持っている場合、期間固定Tポイントから優先的に消費される。ちなみに、株式の購入に使えば、購入⇒売却を通してTポイントの現金化もできる。
Tポイント投資はオトクなのか?
Tポイントは1ポイント=1円として使える。
Tポイントはリアルとネット上、決済などで貯められる。
1.店舗:ファミリーマート、TSUTAYA、ウェルシア、ENEOS、吉野家、ヤマト運輸、エディオンなど
2.ネットショッピングサイト、インターネットサービス:ヤフーショッピング、
LOHACO、Tモール、
食べログなど
3.電気・ガス・通信:東京電力、関西電力、ソフトバンクなど
4.投資:SBI証券、SBIネオモバイル証券
利用できる店舗数ではライバルの他ポイントと比べても多い。日本に住んでいる人なら日常の支出に取り入れる機会が1つぐらいはあるだろう。ただ、賢く使うなら、生活に必須の支出や投資への利用を優先すべきだ。
Tポイントの賢い貯め方を知りたい人は下記記事を参考に。

Tポイントが貯まる、使えるSBIネオモバイル証券を利用するなら、Tポイントの賢い貯め方は知っておくべきだ。
Tポイントの他には楽天ポイント(正式名称:楽天スーパーポイント)やPonta、dポイントが「ポイント投資」に参入している。これらポイント投資は現在の生活において「どの商品、サービスがオトクで、どのポイントが貯めやすいか?」で決めるべきだ。この中でも圧倒的にリードしているのは「楽天ポイント」になるだろう。楽天ポイントは日本における生活で幅広く貯まり、利用もできる。
