SBI証券の手数料や還元で見た賢い使い方を紹介します

SBI

 

SBI証券は住信SBIネット銀行との連携で為替コストを安く抑えられるため、外国株や海外ETF、外貨建MMF、外国債券が他の証券会社よりも安く買える。

また、国内株式の取引手数料も業界最安値レベルであり、投資信託では保有による還元も受けれる。

これらの投資を考えている人は口座を開設しておいて損のない証券会社である。

>>> 【外国株式や海外ETFなどの購入でおすすめ】SBI証券

 

この記事ではSBI証券の他より優れている点として

▶ 外国株や海外ETF、外貨建MMF、外国債券の購入における手数料

から

▶ 国内株式の手数料と得られるポイント還元
▶ 投資信託の保有で受けれるSBI証券での還元

を中心に詳しく述べていきたいと思う。

 

外国株や海外ETF、外国債券、外貨建MMFの購入における手数料

外国株や外国ETF、外国債券、外貨建MMFの購入における手数料

 

外国株や海外ETF、外国債券、外貨建MMFを購入する際には、いずれも為替コストがかかる。

外国株では為替コスト、取引手数料がかかる。海外ETFは為替コスト、取引手数料に加えて、総経費率(エクスペンスレシオ)を取られる。ただし、海外ETFはNISA口座なら買付手数料が無料になっている(売却手数料はNISA口座でも取られる)。

総経費率は投資信託の信託報酬と同じ性質の手数料であり、1年間に少しずつ引かれる。たとえば、1年で100万円保有していた場合、総経費率が0.1%だと1000円が引かれる。アメリカの人気ETFの多くは総経費率年0.1%以下になっている。

 

外国金融商品における手数料の有無についてまとめると下記のようになる。

外国株 海外ETF 外国債券 外貨建MMF
為替コスト 取られる 取られる 取られる 取られる
買付手数料 取られる
取られる
(NISA口座では取られない)
取られない 取られない
売却手数料 取られる 取られる 取られない 取られない
総経費率
(エクスペンスレシオ)
取られない 取られる 取られない 取られない

2020年10月現在

 

総経費率は証券会社ごとに違いはない。したがって、下記ではSBI証券(住信SBIネット銀行)で優位性のある為替コスト、取引手数料を中心に詳しく述べていく。

 

為替コスト

SBI証券の外国株、海外ETF、外国債券、外貨建MMFにおける1通貨あたりの為替コストは下記のようになっている。

通貨 SBI証券の為替コスト
米ドル/日本円 25銭
ユーロ/日本円 80銭
英ポンド/日本円 FXでのみ取扱
豪ドル/日本円 100銭
NZドル/日本円 100銭
カナダドル/日本円 80銭
南アランド/日本円 30銭
トルコリラ/日本円 150銭
メキシコペソ/日本円 30銭
ロシアルーブル/日本円 8銭
中国人民元/日本円 20銭
香港ドル/日本円 15銭
韓国ウォン/日本円 20銭(100ウォンあたり)
インドネシアルピア/日本円 0.03銭
シンガポールドル/日本円 83銭
タイバーツ/日本円 8銭
マレーシアリンギット/日本円 43銭
ベトナムドン/日本円 200銭(1万ドンあたり)

2020年10月現在(site2.sbisec.co.jpより)

 

住信SBIネット銀行でも外貨購入ができ、購入した通貨はSBI証券へ入金し、外国株式の購入に充てられる。

また、住信SBIネット銀行ではSBI証券よりも安いコストで外貨購入ができる。取り扱いのある外貨は米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、南アランドの9通貨である。

 

住信SBIネット銀行における1通貨あたりの為替コストは下記のようになっている。

通貨 住信SBIネット銀行の為替コスト
米ドル/日本円 4銭
ユーロ/日本円 13銭
英ポンド/日本円 28銭
豪ドル/日本円 25銭
NZドル/日本円 25銭
カナダドル/日本円 25銭
南アランド/日本円 14銭
スイスフラン/日本円 28銭
香港ドル/日本円 5銭

2020年10月現在(netbk.co.jpより)

 

さらに住信SBIネット銀行では頻繁に為替コスト無料のキャンペーンが行われている。

住信SBIネット銀行の米ドル買付手数料0円キャンペーン
外貨積立なら全9通貨も買付手数料無料キャンペーン(netbk.co.jpより)。

 

SBI証券が外国株や海外ETF、外貨建MMF、外国債券の購入における手数料でもっとも安くなるのは、住信SBIネット銀行で安く外貨を購入ができる点が大きい。外国金融商品の購入を考えている人は住信SBIネット銀行への口座も開設しておくべきだ。

>>> 【為替コストが安い】住信SBIネット銀行

ただし、SBI証券で外国株式が買えても、住信SBIネット銀行で買えない通貨もある。たとえば、タイ株はSBI証券で買えるものの、タイバーツは住信SBIネット銀行では買えない。

 

取引手数料

外国株や海外ETFでは取引(売買)手数料がかかる。取引手数料は国によって異なる。米国株式と中国株式は最大手数料も設定されている。したがって、一定金額を越えると、手数料が一定になり、手数料の割合は低くなる。

 

SBI証券で取り扱いのある株式と1回の約定代金に対する手数料をまとめると下記のようになる。

手数料(約定代金に対する割合) 最低手数料 最高手数料
米国株式(ETF) 0.495%(税込) 0ドル 22ドル(税込)
中国株式(ETF) 0.286%(税込) 51.7香港ドル(税込) 517香港ドル(税込)
韓国株式(ETF) 0.99%(税込) 9900ウォン(税込) 手数料上限無し
ロシア株式 1.32%(税込) 550ルーブル(税込) 手数料上限無し
ベトナム株式 2.2%(税込) 132万ドン(税込) 手数料上限無し
インドネシア株式 1.1%(税込) 26.18万ルピア(税込) 手数料上限無し
シンガポール株式(ETF) 1.1%(税込) 30.8シンガポールドル(税込) 手数料上限無し
タイ株式 1.1%(税込) 837.1バーツ(税込) 手数料上限無し
マレーシア株式 1.1%(税込) 83.6リンギット(税込) 手数料上限無し

インターネット注文における税込の手数料(2020年10月現在。search.sbisec.co.jpより)。

 

インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア株では売却代金が最低手数料に満たない場合、約定代金の税込55%が手数料となる。たとえば、タイ株の場合、売却代金が837.1バーツに満たない場合、約定代金の55%(税込)が手数料となる。

 

SBI証券における各国株式の銘柄数は下記のようになる。

SBI証券
米国株 1942銘柄
中国株(上海、香港) 1387銘柄
韓国株 63銘柄
アセアン株 553銘柄
ロシア株 30銘柄
合計 3975銘柄

2019年12月現在(site2.sbisec.co.jpより)

 

SBI証券における海外ETFの取扱本数は下記のようになる。

SBI証券
米国ETF/ETN 280本
中国ETF 29本
シンガポールETF 5本
韓国ETF 2本
合計 316本

2019年12月現在(site2.sbisec.co.jprakuten-sec.co.jpより)

 

SBI証券は扱う外国株式の数で日本の証券会社の中でもトップクラスに多い。

米国、中国、韓国、シンガポールではETFの取り扱いもある。海外ETFはNISA口座で購入すると、買付手数料が無料になる。ただし、売却手数料は上記手数料がかかる。

 

米国株式および米国ETFは約定代金の0.495%(税込)が手数料になる。2.22ドル以下の場合は手数料が無料。約定代金が4444.45ドル以上の場合は一律22ドル(税込)の手数料になる。

中国には上海証券取引所、深セン証券取引所、香港には香港証券取引所がある。海外投資家は香港経由で中国市場に上場する株式の取引もできる。

中国株式(ETF)は約定代金の0.286%(税込)が手数料になる。最低手数料は51.7香港ドル、最高手数料は517香港ドルになる。51.7香港ドルは2020年10月現在約695.3円、517香港ドルは約6953円。

SBI証券は約定代金が約1.8万香港ドル(約25万円)まで51.7香港ドル(約695.3円)、約18万香港ドル(約250万円)を越えると、手数料が一律517香港ドル(約6953円)となる。

 

米国株および中国株は住信SBIネット銀行でドルと香港ドルを購入した方が為替コストを抑えられる。ドルの為替コストはSBI証券が25銭、住信SBIネット銀行が4銭。香港ドルの為替コストはSBI証券が15銭、住信SBIネット銀行が5銭となっている。

 

また、米国株、中国株「以外」は最高手数料が無い。したがって、約定代金が上がれば上がるほど、手数料は上がっていく。

たとえば、タイ株は約定代金の1.1%(税込)が手数料になる。最低手数料は837.1バーツ、最高手数料は設定されていない。つまり、手数料に上限はなく、取引金額が大きければ大きいほど手数料も高くなる。

 

国内株式の手数料と得られるポイント還元

SBI証券における国内株式の手数料とポイント還元

 

国内株式では扱う商品について、証券会社ごとの違いがほぼない。プロのトレーダーなら取引ツールも判断基準となるかもしれない。しかし、国内株式へ投資する一般人からすると、証券会社を選ぶ基準は手数料ぐらいしかないだろう。

SBI証券における国内株式の手数料としては取引手数料がある。この取引手数料には

・1回の取引ごとに手数料を取られるプラン
・1日の取引金額合計で手数料が決まるプラン

の2種類がある。

「1回」の取引ごとに手数料を取られるプラン=「スタンダードプラン」
「1日の取引金額合計」で手数料が決まるプラン=「アクティブプラン」

スタンダードプラン、PTS取引で発生する手数料の一部はTポイントとして還元される。

 

単元未満株、PTS取引における手数料については下記ページを参考に。

SBI証券->国内株式委託手数料
-国内株式->国内株式委託手数料

 

下記ではスタンダードプラン、アクティブプランおよび大口信用取引の手数料、国内株式取引による還元についてそれぞれ詳しく紹介していく。

 

スタンダードプラン

スタンダードプランは1回の注文ごとに手数料がかかるプランである。

現物取引と信用取引では手数料が異なる。信用取引は口座にある金額を担保にして、それよりも多くの金額で取引する取引である。

スタンダードプランにおける現物取引、信用取引の手数料をまとめると下記のようになる。

1注文の約定代金 現物取引の手数料 信用取引の手数料
5万円まで 50円(税込55円) 90円(税込99円)
10万円まで 90円(税込99円) 90円(税込99円)
20万円まで 105円(税込115円) 135円(税込148円)
50万円まで 250円(税込275円) 180円(税込198円)
100万円まで 487円(税込535円) 350円(税込385円)
150万円まで 582円(税込640円) 350円(税込385円)
3000万円まで 921円(税込1013円) 350円(税込385円)
3000万円超 973円(税込1070円) 350円(税込385円)

2020年10月現在(faq.sbisec.co.jpより)

 

現物取引は5万円まで税込55円。1回の注文額が3000万円までで税込1013円になる。3000万円を超えると、税込1070円と一定金額になる。

信用取引は10万円までが税込99円。50万円以上になると税込385円の手数料になる。

 

アクティブプラン

アクティブプランは1日の取引金額合計で手数料が決まる。こちらも現物取引と信用取引で手数料が異なる。

1日の約定代金合計額 現物取引の手数料 信用取引の手数料
100万円まで 0円 0円
200万円まで 1162円(税込1278円) 877円(税込964円)
200万円超 1162円(税込1278円)+α
(100万円増加毎に440円(税込)が加算される)
877円(税込964円)+α
(100万円増加毎に440円(税込)が加算される)

2020年10月現在(faq.sbisec.co.jpより)

 

現物取引は1日の取引合計金額が100万円以下なら0円。100万円を超えると、税込1278円になり、200万円からは100万円増加毎に税込440円が加算される。

信用取引も1日の取引合計金額が100万円以下なら0円。100万円を超えると、税込964円になり、200万円からは100万円増加毎に税込440円が加算される。

また、信用取引の手数料には大口向けの優遇手数料もある。

 

大口信用取引の手数料

信用取引では

1.信用取引の未決済建玉金額合計が3000万円以上
2.信用取引の当日約定代金合計が3000万円以上

上記いずれかを満たすと、翌営業日の取引手数料が0円になる大口向けの優遇制度がある。

 

SBI証券の大口信用取引
sbisec.co.jp

 

ちなみに、楽天証券など他の証券会社でも、大口の要件を満たすと、信用取引の手数料が無料になる大口優遇制度を提供している。

このレベルの額を取引している人は手数料だけでなく、取引ツールを見て証券会社を選んだ方が良いだろう。

 

国内株式「取引手数料」の1.1%を還元

SBI証券におけるTポイント還元
sbisec.co.jp

 

SBI証券では国内株式のスタンダードプラン(現物取引)手数料とPTS取引手数料の月間合計金額に対して1.1%のTポイント還元を受けられる。ただし、アクティブプラン、単元未満株(S株)、信用取引では手数料がかかっても還元が受けれない。

例)1ヶ月に20万円以下の株式をスタンダードプランで10回購入=税込1130円の合計手数料
1130円の1.1%=13ポイント(端数は切り上げ)

 

還元はTポイントにて受けれる。TポイントはSBI証券では投資信託の購入に1ポイント=1円として利用できる。買い物と電気・ネット・通信・ガス、決済、投資などでも使える。

SBIネオモバイル証券では1ポイント=1円として株式などの購入に使える。

SBIネオモバイル証券の手数料から使い方まで詳しく述べていきたいと思う
SBIネオモバイル証券では国内株式、国内ETF(国内上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)、ウェルスナビ(WealthNavi)への投資ができる。 1株単位(単元未満株)で購入しても、単元株数で購入しても手数料は「サービス利用料(...

 

投資信託の保有で受けれるSBI証券での還元

投資信託の保有で受けれるSBI証券での還元
sbisec.co.jp

 

投資信託はノーロードと呼ばれ買付手数料が無料のものが多い。ノーロードの手数料として取られるのは信託報酬だけである。取引手数料、信託報酬は証券会社ごとに違いはほぼない。

投資信託の購入において、証券会社ごとに違いが生じるのは買付および保有における還元となるだろう。

買付時に還元を受けれる証券会社としては楽天証券がある。楽天証券では楽天カードで投資信託の購入ができ、購入金額の1%を還元として受けられる。

 

SBI証券では買付時における還元はない。しかし、投資信託の保有によって還元を受けれる。SBI証券では 投信マイレージサービスポイントとして、投資信託の月間平均保有金額に対し、Tポイントの還元が受けられる。

受けれる還元率は投資信託によって異なり、

・通常銘柄:1000万円以下で年率0.1%、1000万円以上で年率0.2%
・指定銘柄Ⅰ:年率0.05%
・指定銘柄Ⅱ:年率0.03%
・指定銘柄Ⅲ:年率0.02%
・指定銘柄Ⅳ:年率0.01%
・投信マイレージの対象外商品:0%

にわかれている。Tポイントは毎月付与されるため、毎月付与時には上記パーセントの12分の1になる。

投資信託ごとの還元率について詳しく知りたい人は下記記事を参考に。

SBI証券

 

0%還元、つまり、保有しても還元を受けれないのは

・MMF、中国F、MRF
・外貨建MMF
・ETF、REIT
・外国籍投資信託
・その他当社が定めた銘柄

となっている(2020年10月時点)。

 

SBI証券において「楽天バンガードファンド」は年率0.03%の還元、楽天証券では年率0.048%の還元となっている。また、楽天証券は投資信託の購入で1%還元を受けれる。

人気投資信託で常に上位にある楽天バンガードファンドについて詳しくは下記記事を参考に。

投資信託の「楽天バンガード」とETFの「VTI」どっちを買うのがお得か?
楽天 全米株式インデックス ファンド(愛称:楽天バンガードファンド)は「バンガード トータル ストック マーケットETF(VTI)」へ主に投資する投資信託である。日本の証券会社では投資信託の楽天バンガード、ETFのバンガード トータル スト

上記ではETFと投資信託どちらを購入すべきか?についても詳しく説明している。

 

SBI証券は口座開設して損の無い証券会社である。SBI証券は為替コストを抑えられる点で、外国株式、海外ETFの手数料が他社よりも安くなる。外国株式、海外ETFの取引を考えている人は口座開設が必須になるだろう。

>>> 【外国株式や海外ETFなどの購入でおすすめ】SBI証券

 

投資信託の購入においてはSBI証券よりも多くの還元を得られる楽天証券がおすすめである。この記事では触れていない金銀プラチナおよびiDeCoの手数料を含め、楽天証券とSBI証券を比較したい人は下記記事を参考に。

楽天証券とSBI証券の賢い使い分け方を紹介します
日本株における手数料では楽天証券とSBI証券に大きな違いはない。投資信託や金・銀・プラチナの購入では「楽天証券」、米国株を含む海外株式や海外ETF、海外債券の購入では「SBI証券」を使うのがおすすめである。海外の金融商品でSBI証券がおすす
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