踊るバイエイターの敗者復活戦

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SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドと楽天・全米株式インデックスファンド、どちらを買うべきか?


SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドと楽天・全米株式インデックスファンドはどちらを買うべきか?

 

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(愛称:SBI・バンガード・S&P500)が2019年9月12日より新規募集を開始する。

SBI・バンガード・S&P500はS&P500指数のパフォーマンスへの連動を目指すETF「VOO(バンガード・S&P500 ETF)」を投資対象としている。VOOを組み入れた国内籍投資信託の設定は初で、信託報酬率も税込で0.1%を切る年0.09264%(消費税率8%時)と低く設定されている。

 

SBI・バンガード・S&P500と同じように、アメリカ株へと投資する投資信託として楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド)がある。

楽天・バンガード・ファンドは「VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)」へ主に投資する投資信託である。VTIの純資産総額は世界で第3位となっており、人気のETFである。

 

SBI・バンガード・S&P500は「VOO」を投資対象にするのに対し、楽天・バンガード・ファンドは「VTI」を投資対象にしている。

SBI・バンガード・S&P500と楽天・バンガード・ファンドを比べる際には信託報酬だけでなく、投資先であるVOOとVTIの違いについてきちんと理解しておいた方が良いだろう。

 

この記事では

▶ VOO(バンガード・S&P500 ETF)とVTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)の投資先

から

▶ SBI・バンガード・S&P500と楽天・バンガード・ファンド、どちらを購入すべきか?

についてまで詳しく述べていきたいと思う。

 

 

VOO(バンガード・S&P500 ETF)とVTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)の投資先

VOO(バンガード・S&P500 ETF)とVTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)の投資先

 

VOO(バンガード・S&P500 ETF)はアメリカの株式市場に上場している銘柄のうち代表的な500銘柄(大型株)へと投資している。

VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)はアメリカの株式市場に上場している大型株だけでなく、NYダウやS&P500が含まない中型株、小型株まで含んでいる。アメリカ株式時価総額の約100%をカバーしている。

つまり、VOOはアメリカの株式市場で上場している大型株へ投資し、VTIは大型株だけでなく、中型株、小型株へも広く投資している。

 

 

 

VOOとVTIの上位保有銘柄と純資産総額に占める割合

VOOとVTIの上位保有銘柄について、純資産総額に占める割合が多い順に紹介すると

 

VOO

(バンガード・S&P500 ETF)

VTI

(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)

マイクロソフト 4.2% マイクロソフト 3.5%
アップル 3.5% アップル 2.8%
アマゾン 3.2% アマゾン 2.7%
アルファベット 2.7% アルファベット 2.2%
フェイスブック 1.9% フェイスブック 1.6%
バークシャー・ハサウェイ 1.7% バークシャー・ハサウェイ 1.4%
ジョンソンアンドジョンソン 1.5% ジョンソンアンドジョンソン 1.3%
JPモルガン・チェース 1.5% JPモルガン・チェース 1.2%
エクソンモービル 1.3% エクソンモービル 1.1%
10 VISA 1.2% VISA 1.0%

2019年6月30日現在の上位保有銘柄と純資産総額に占める割合(https://www.vanguardjapan.co.jp/docs/FS_VOO_JP.pdfhttps://www.vanguardjapan.co.jp/docs/FS_VTI_JP.pdfより)

 

上記のように、上位保有銘柄については殆ど違いがない。両者ともに大型株が多くを占めており、チャート上もそこまで違いはないように見える。

 

VTIの5年間チャート

VTIの5年間チャート(VTI 銘柄 - バンガード・トータル・ストック・マーケットETFより)

 

VOOの5年間チャート

VOOの5年間チャート(VOO 銘柄 - バンガードS&P500ETFより)

 

しかし、1年間のパフォーマンスで見ると、VTIのリターンが3.90%だったのに対し、VOOは5.54%だった。VTIのパフォーマンスがVOOよりも悪かったのはここ1年間、米中貿易摩擦による株式市場の停滞により、小型株、中型株から大型株へと資金が流れたからだろう。

直近の配当についてもVOOが2.03%だったのに対し、VTIは1.44%だった。やはり、安定的に成長している大型株の方が配当性向は高くなっている。

 

株式自体が不況に弱く、特に小型株、中型株は大型株よりも影響を受けやすい。ここ1年で見ると、米中貿易摩擦からリスクオフの流れ(リスクの高い金融商品からリスクの低い金融商品への流れ)を受け、ハイリスク・ハイリターンの小型株・中型株から大型株へとお金が流れたと読めるだろう。

 

SBI・バンガード・S&P500と楽天・バンガード・ファンド、どちらを購入すべきか?

SBI・バンガード・S&P500と楽天・バンガード・ファンド、どちらを購入すべきか?

 

SBI・バンガード・S&P500と楽天・バンガード・ファンドをまとめて比較すると下記のようになる。

  SBI・バンガード・S&P500 楽天・バンガード・ファンド
投資先 アメリカ株式市場の大型株(VOO)  小型、中型、大型株を含むアメリカの株式市場(VTI)
信託報酬 年0.09264%(消費税率8%時) 年0.1596%(消費税率8%時)
購入手数料・解約手数料
為替コスト
税金

20.315%

(NISAなら非課税)

20.315%

(NISAなら非課税)

 

SBI・バンガード・S&P500の投資先はVOO、楽天・バンガード・ファンドの投資先はVTIになる。

信託報酬は1年間でかかる手数料の合計で、毎日計上されている。信託報酬が年0.09264%だと、1年間100万円分保有した場合、 927円の手数料を取られる。信託報酬が年0.1596%だと、1年間100万円分保有した場合、 1596円の手数料を取られる。

購入手数料・解約手数料について、SBI・バンガード・S&P500も楽天・バンガード・ファンドもノーロードと呼ばれ、売買手数料は無料となっている。

円建ての投資信託であるため為替コストはかからない。しかし、為替レートの影響を受ける。アメリカドルの資産を購入しているため、円高になれば投資信託の評価額は下がり、円安になると投資信託の評価額は上がる。

利益に対してかかる税金は20.315%となる。ただし、NISA口座で購入するなら年間120万円、つみたてNISAなら40万円まで非課税となる。SBI・バンガード・S&P500と楽天・バンガード・ファンドにおいて税金上の違いは当然ない。

 

 

 

SBI・バンガード・S&P500と楽天・バンガード・ファンドを選ぶ際のポイント

以上のように、SBI・バンガード・S&P500と楽天・バンガード・ファンドの違いは原則として

・信託報酬

・投資先

の2つになる。

信託報酬は0.07%程度の差になっている。100万円でもわずか700円の差である。従って、信託報酬よりも投資先が選ぶ際の大きなポイントとなるだろう。

SBI・バンガード・S&P500はVOO、楽天・バンガード・ファンドはVTIへ投資している。従って、VOOとVTIどちらへ投資すべきか?で決めることになる。

VOOに魅力を感じるならSBI・バンガード・S&P500、VTIに魅力を感じるなら楽天・バンガード・ファンドへ投資すれば良い。

 

VOOとVTIどちらへ投資すべきか?

上でも述べたように、VOOには中型、小型株は含まない。どちらへ投資すべきかも、中型、小型株を含めたいか?で決めることになるだろう。

 

大型株の特徴としてはすでに業績を出しており、取引が活発に行われている。そのため、株価は大きく変化せず、安定的に成長している企業が多い。

対して、中型、小型株はハイリスク・ハイリターンの銘柄になる。取引量が少ないため、材料が出れば大きく株価は動く。小型株にはベンチャー企業も多く、大きく成長する可能性がある一方で、すぐに撤退してしまう企業もある。不況にも弱い。

 

どちらを選ぶかはあくまで個人の好みになるだろう。配当や安定性を期待するならVOOになるし、多少のリスクを取っても小型株へ投資したいならVTIになる。人気で見ても、VTIの方が高い。

もちろん、将来性のある小型株を限定し、その会社へ投資をより集中させても良いだろう。「VOO+好みの小型株」というポートフォリオもありだ。

NISA口座ならアメリカ株式も、利益に対して5年間税金がかからない。直接株式を購入すれば、VTIやVOOといったETFのように総経費もかからない。長期保有するなら、手数料も株式の方が抑えられるだろう。

ETFの購入ではSBI証券のNISA口座がおすすめである。SBIのNISA口座を最大限に生かす使い方については下記記事を参考に。

 

SBI・バンガード・S&P500の募集は2019年9月12日からスタートする。ちなみに、人気ETFへ投資する楽天・バンガード・ファンドはすでに購入ができる。

楽天・バンガード・ファンドをもっともオトクに買う方法について詳しくは下記記事を参考に。