Tポイントは下記のように店舗からインターネット、電気・通信費の支払、投資で利用できる。
1.店舗:ファミリーマート、TSUTAYA、ウェルシア、ENEOS、吉野家、ヤマト運輸、エディオンなど
2.ネットショッピングサイト、インターネットサービス:ヤフーショッピング、
LOHACO、Tモール、
食べログなど
3.電気・ガス・通信:東京電力、関西電力、ソフトバンクなど
4.投資:SBI証券、SBIネオモバイル証券
利用できる店舗数ではライバルの他ポイントと比べても多い。ただ、賢く使うなら、生活に必須の支出や投資への利用を優先すべきだ。
この記事では
▶ Tポイントの使い方
▶ 海外でも使えるTポイント
から
▶ Tポイントの賢い使い方
まで詳しく述べていきたいと思う。
Tポイントの使い方
リアルの店舗ではTカードの提示、モバイルTカードならアプリを開きバーコードを提示する。バーコードをレジで読み取ってもらうとTポイントが貯まるとともに、貯まったTポイントの利用もできる。
インターネット上の決済ではTカード番号の登録やYahoo IDとの紐付けで、決済時にTポイントが利用できる。
ヤフーショッピングでの決済画面。Yahoo IDとTカード番号が紐付けられていれば、決済時にTポイントの利用ができる。
Tポイントの使える店、サービス
Tポイントの貯まる店舗の中にはTポイント支払ができる店もある。ファミリーマート、TSUTAYA、ガソリンスタンドのENEOSなどではTポイントが貯まり、Tポイントによる支払いもできる。
東京電力、ソフトバンク携帯ではTポイントを貯めれる上に、東京電力の電気代、ソフトバンクの携帯料金一部ではTポイントでの支払いもできる。関西電力では電気代、関西電力の提供する関電ガスのガス代にTポイントを使える。

ENEOSでんき、ENEOS都市ガスでは請求料金200円につき1ポイントのTポイントが貯まるものの、Tポイントで料金の支払はできない。
SBI証券ではTポイントで投資信託の購入ができる。しかし、SBI証券ではTポイントで国内株式の購入ができない。Tポイントを国内株式の購入で使いたい場合、SBIネオモバイル証券の口座を開設しなければならない。

SBIネオモバイル証券は現在、Tポイントを国内株式の購入に使える唯一の証券会社になっている。
海外でも使えるTポイント
Tポイントは日本だけでなく、
・ハワイ
・タイ
・グアム
・バリ島(インドネシア)
・中国
・韓国
・シンガポール
でのレストランやカフェ、サービスでも貯めれるし、使える。
特に、ハワイやタイでは日本人がよく利用するデパートと提携しており、頻繁に旅行へ行く人なら貯める機会も出てくるだろう。海外の提携店については下記ページを参考に。
Tポイントの海外レート
日本ではTポイントは1ポイント=1円として使える。海外で利用する場合、現地決済になる。このレートが気になるだろう。
2019年12月現在における為替レートとTポイントのレートを比べると下記のようになる。
現地通貨のレート
(2019年9月現在) |
Tポイントのレート | |
米ドル | 1ドル=109.61円 | 100ポイント=1ドル |
タイバーツ | 1バーツ=3.63円 | 4ポイント=1バーツ |
シンガポールドル | 1ドル=81.05円 | クーポン券と交換(レートは店舗にて) |
韓国ウォン | 1ウォン=0.094円 | ギフトカードと交換(レートは店舗にて) |
人民元 | 1元=15.70円 | 16ポイント=1元 |
上記のうち、現在のレートだと1ドルは100円以上になっているので、ハワイやグアムではTポイントで購入した方がレートは良くなる。したがって、アメリカの提携店ではTポイントを積極的に使うべきだ。
タイでは9%程度、中国では2%程度Tポイントの価値が下がる。これらの提携店では使わずTポイントは貯めるだけにした方が良いだろう。
海外で貯める際のレートは100円もしくは200円相当の額に対してTポイント1ポイントとなっている。
日本国内だけでなく、海外旅行でもTポイントといったポイントカードを持参するのは面倒だろう。スマホ内のアプリで貯めれるモバイルTカードが役に立つはずだ。
もちろん、TカードからモバイルTカードへのポイント移行も可能である。
Tポイントの賢い使い方
Tポイントを賢く使うにはモバイルTカード化は必須だ。国内だけでなく、海外旅行でも今では多くの人がスマホを持ち歩くだろう。使う機会の損失だけでなく、ポイントが貯まる提携店でTカードを持っておらず貯められなかったという機会損失も防げる。
リアルでの機会損失を防いだ上で、Tポイントももっとも価値が高まる使い方をするのが賢い。楽天ポイントは楽天カードの支払に利用したり、ANAマイルへの交換で1ポイントを1円より高い価値にできる。

Tポイントも使い方によって価値が変わってくる。Tポイントはハワイで利用すれば1ポイント=1.1円程度の価値へと上げられる(2019年12月現在)。ハワイへ行く人なら現金やクレジットカードよりも優先的に利用した方が良いだろう。
ただ、日本国内での利用に限ればTポイントは現金以上の価値にはできない。最高でも1ポイント=1円になる。
1ポイント=1円と現金と同等の価値にするには
・投資で利用する
がもっとも手っ取り早い。上でも述べたように、SBI証券では投資信託を購入でき、SBIネオモバイル証券では国内株式の購入が1ポイントを1円でできる。これらを売れば現金にもできる。
現金が減る代わりにポイントを利用するとしても
・生活するのに必要性の高い消費への支払
を優先すべきだ。こちらも1ポイント=1円の価値へと近づける。必要性の高い消費とは外食を除く食費や電気代、携帯代、ガス代などの固定費への支出があげられる。
Tポイントが貯まりやすい環境にあるならAmazonや楽天ではなく、ヤフーショッピングでの消費も検討すべきだ。電気代や携帯代をTポイントで支払えば、その分現金を残せるだろう。東京電力や関西電力、ソフトバンクの利用料もTポイントで支払える。
もちろん、Tポイントが貯まりやすい環境になければ、Tポイントにこだわる必要もない。必要性の高い消費や貯まりやすさ、利用範囲でみると楽天ポイントの方がおすすめである。楽天ポイントは生活の広い範囲で貯める機会が存在している。

ただ、楽天ポイントは「楽天カード」の有無によって、貯まりやすさに大きな影響を受ける。楽天カードを作成できない人、何らかの理由で楽天のサービスを利用したくない人、できない人はTポイントもしくは最近広がりつつあるPayPayの経済圏で暮らすの悪くないだろう。
ヤフー経済圏(PayPay経済圏)と楽天経済圏の比較については下記記事を参考に。
