踊るバイエイターの敗者復活戦

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海外旅行した気分になる橘玲の小説を紹介する


海外旅行へ行きたくなる!橘玲の小説にある舞台を紹介する

 

橘玲(たちばなあきら)は投資関連、経済関連の著書が多い作家である。彼は財テクに関する著書の他、いくつかの小説も書いており、外こもり実践者、外国投資実践者の男性ファンも多い(自分を含め)。

 

橘玲の小説としては

・マネーロンダリング

・永遠の旅行者

・亜玖夢博士の経済入門

・亜玖夢博士のマインドサイエンス入門

・タックスヘイヴン

・ダブルマリッジ

がある。

このうち亜玖夢博士のシリーズ(経済入門とマインドサイエンス入門)は小説というよりも参考書に近い性質になっている。

 

マネーロンダリング、永遠の旅行者、タックスヘイヴンは投資と税法の話が中心になっており、ダブルマリッジは戸籍制度や日本における社会問題についての話だ。ダブルマリッジには投資や税金の話はでてこない。

橘玲の小説、特にマネーロンダリング、永遠の旅行者、タックスヘイヴン、ダブルマリッジの4つは知識として興味深く、エンタメとしても面白い。また、舞台となる都市の詳細な描写を読んでいると、現地へ行きたくなる衝動に駆られる。

日本国内でのエンタメとしてはもちろん、現地へ行く前、飛行機で気分を盛り上げたい人におすすめの小説である。

 

この記事では橘玲の小説でもエンタメ要素の強い

▶ マネーロンダリング

▶ 永遠の旅行者

▶ タックスヘイヴン

▶ ダブルマリッジ

について、登場人物から舞台となる都市から簡単なストーリーを中心に紹介していきたいと思う。

 

 

マネーロンダリング:香港

マネーロンダリング:香港

 

香港在住の「工藤秋生」が主人公。

工藤秋生は日本の都市銀行からアメリカのヘッジファンドに勤めて、個人投資家になった。投資に失敗し、一生暮らすには十分で無い貯金だけが残る。

現在は工藤秋生の知識を元に運営されているブログから顧客を紹介してもらい、小遣い稼ぎのため銀行口座の開設やオフショアでの法人設立や投資、合法な節税(避税)対策の指南をしている。

顧客として日本から来た美女「麗子」に5億円の隠し方を教えたことから様々なトラブルに巻き込まれていく。

 

香港が主な舞台で、東京も出てくる。

初版2003年4月。556ページとボリュームがあるものの、飽きさせないストーリーが続く。

 

永遠の旅行者:ハワイ、熱海

永遠の旅行者:ハワイ、熱海

 

元弁護士でハワイでセミリタイアしている「真鍋恭一」が主人公。各国で非居住者とみなされるパーペチュアル・トラベラー(永遠の旅行者、perpetual traveler)として税金を国家に払わない、もしくは納税を最小限にする生活をしている。税法関連の法律に詳しく、海外での資産運用、節税(避税)対策の指南により報酬を得ている。

元シベリア抑留者で資産家の麻生騎一郎からハワイに住んでいる真鍋恭一の元へ依頼が届く。報酬の条件は16歳の孫娘に課税されることなく20億円の資産を相続させること。この依頼を受け、麻生の代理人になってから様々なトラブルに巻き込まれていく。

 

ハワイと熱海が主な舞台。ニューヨーク、東京も出てくる。

初版2008年8月。上が364ページ、下が364ページの合計728ページとそれなりのボリュームがある。

 

タックスヘイヴン:シンガポール

タックスヘイヴン:シンガポール

 

高校の同級生である「牧島慧」と「古波蔵佑」の2つの視点で話が進んでいく。

牧島慧は大手電機メーカーに勤務した後、海外で合弁会社の工場立ち上げに参加し退職する。現在はビジネス書や技術書のフリーの翻訳家。

古波蔵佑は外資系金融機関でプライベートバンキングと呼ばれる富裕層向けの営業をしていた。現在は反社会的組織との付き合いも持つフリーのプライベートバンカーである。

シンガポールのホテルで転落死した北川の嫁「紫帆」の頼みで牧島がシンガポールへ同行し、様々なトラブルに巻き込まれていく。

紫帆と牧島、古波蔵は高校の同級生。

 

シンガポールが主な舞台。東京、バンコク、ジョホールバル(マレーシア)、釜山も出てくる。

初版2014年4月。533ページとボリュームがあるものの、こちらも飽きさせないストーリーが続く。

 

ダブルマリッジ:東京、マニラ

ダブルマリッジ:東京、マニラ

 

大手商社の部長「桂木憲一」とその娘で読者モデルとして働く大学生「マリ(茉莉愛)」の視点でストーリーが進んでいく。

マネーロンダリング、永遠の旅行者、タックスヘイヴンとは違い、金融関係の話はでてこない。日本人男性が残したフィリピン人女性との子供についての問題を扱う。

 

東京とマニラが舞台。ビコール(フィリピン)、名古屋、群馬、福島も出てくる。

初版2017年1月24日。318ページと今までの作品に比べ少ないように感じるものの、濃い内容となっている。

 

おすすめの一冊

どれも面白く、読んで後悔したものは無かった。あえてランキングを付けるなら

1.マネーロンダリング

2.タックスヘイヴン

3.永遠の旅行者

4.ダブルマリッジ

の順番になる。

 

マネーロンダリングの香港、タックスヘイヴンのシンガポールはこの本を読むと渡航したくなると思う。それぐらい現地の描写が詳細で読んでいて楽しい。

永遠の旅行者はシベリア抑留といった第2次世界大戦の頃の話なども含んでいる。興味深い内容ではあるものの、メインのトピック(謎)が気になる読者としては煩わしい部分もあった。

マネーロンダリングは初版が2003年になり少々古さを感じる。逆に、ダブルマリッジは初版が2017年であり、現在に近い。ただし、今は読者モデルより、InstagramやYouTubeに憧れる女の子が多く、こちらも少々の古さは残っている。

もちろん、これらの古さを考慮してもエンタメとして楽しめるかと思う。

 

 

 

橘玲の小説をおすすめできる人

いずれも、著者が男性なので、男目線の話が多くなる。ただし、ダブルマリッジは女性側の視点もある。

 

橘玲の小説は旅行好き、ダブルマリッジ以外は投資好きの人なら興味を持って読めるだろう。フリーランサーやセミリタイア実践者にもピッタリの内容となっている。

確かに、難しい話が好きではない人は飽きてしまうかもしれない。しかし、難しい税制や投資についても、比較的わかりやすく説明されている小説かと思う。

 

気軽に触れれるソーシャルやYouTubeの浅い情報に飽き、深い情報に触れたい人は読んでみてはいかがだろうか?

ちなみに、小説を読むなら電子書籍、その中でも楽天koboがおすすめである。詳しくは下記記事を参考に。