ヤフー経済圏はヤフーが提供するサービスやポイントで回っている。ここで中心になるのは
・PayPayモール
・Yahoo!ショッピング
・LOHACO by ASKUL
といったネットショッピングモールである。
現実世界では
・PayPay
・Tポイント
の利用も無視できないぐらい大きい。

ヤフー経済圏において還元率を高くする方法としてはY!モバイルもしくはソフトバンク(携帯電話)の契約は必須となる。Y!モバイルおよびソフトバンクユーザーはヤフーが提供するショッピングモールで10%以上の還元を受けるのも難しくない。
ただし、楽天のSPUおよびキャンペーンを利用した還元率、楽天ポイントの利便性にはまだまだ及ばない。ヤフー経済圏への本格的な移住はネットショッピングにおける消費額を考えた上で決めるべきだ。
この記事では
▶ ヤフー経済圏におけるネットショッピングモールの還元率とポイント
▶ 還元を受けれる「PayPayボーナスライト」の特徴と付与上限
から
▶ ヤフー経済圏への本格的な移住の前に知っておくべきこと
まで詳しく述べていきたいと思う。
ヤフー経済圏におけるネットショッピングモールの還元率とポイント
・PayPayモール
・Yahoo!ショッピング
・LOHACO by ASKUL
以上のネットショッピングモールにおける還元率はスマホ契約や有料オプションへの加入、決済で増やせる。
Yahoo! JAPAN IDにログインしている人は通常ポイントとして1%還元をTポイントで受けれる(Tポイントを受け取るにはTポイントカードを登録も必要となる)。また、PayPay残高による支払で1%還元を受けれる。PayPayモールではPayPay残高もしくはYahoo! JAPANカードによる決済でさらに+2%還元を受けれる(PayPayモールで指定決済による還元)。
ちなみに、PayPay残高による支払では実店舗でも最大1.5%還元を受けれる。
Yahoo!プレミアム会員(税込月額508円)に加入すれば+2%還元を受けれる。ちなみに、 Y!モバイルもしくはソフトバンク(携帯電話)を契約している人は追加料金無しにYahoo!プレミアム会員になる。
ソフトバンクユーザーはYahoo!プレミアム会員による+2%に加えてPayPayモールで+4%還元、Yahoo!ショッピングとLOHACOで+2%還元も受けれる。また、ソフトバンクユーザーはPayPayモールで毎週日曜日に最大10%相当が還元される。
Y!モバイルを契約するとYahoo!プレミアム会員による+2%に加え、PayPayモールで+4%還元、Yahoo!ショッピング、LOHACOで+2%還元を受けれる。また、Y!モバイルユーザーは月額500円のEnjoyパックに加入すると、+5%還元を受けれる。
定期的に開催されている「5のつく日キャンペーン」では5日、15日、25日にヤフーカードもしくはPayPay残高による決済で+4%還元を受けられる。ただし、5のつく日キャンペーンで+4%還元を受けられるのはYahoo!ショッピングとLOHACOのみとなる。
Y!モバイルおよびソフトバンクユーザーがPayPayモール、Yahoo!ショッピング、LOHACOで受けられる還元をまとめると下記のようになる。
PayPayモールにおける還元 | Yahoo!ショッピング、LOHACOにおける還元 | |
---|---|---|
Yahoo! JAPAN IDにログイン | +1%(Tポイント) | +1%(Tポイント) |
PayPay残高での支払 | +1%(PayPayボーナスライト) | +1%(PayPayボーナスライト) |
PayPayモールで指定決済による還元 | +2%(PayPayボーナスライト) | 還元無し |
Yahoo!プレミアム会員 (ソフトバンク、Y!モバイルユーザー含む) |
+2%(PayPayボーナスライト) | +2%(PayPayボーナスライト) |
Y!モバイル契約者 | +4%(PayPayボーナスライト) | +2%(PayPayボーナスライト) |
Enjoyパック(Y!モバイル契約者のみ) | +5%(PayPayボーナスライト) | +5%(PayPayボーナスライト) |
ソフトバンク契約者 | +4%(PayPayボーナスライト) | +2%(PayPayボーナスライト) |
毎週日曜日(ソフトバンク契約者のみ) | +10%(PayPayボーナスライト) | +10%(PayPayボーナスライト) |
5のつく日キャンペーン | 還元無し | +4%(PayPayボーナスライト) |
毎週日曜日はソフトバンクスマホユーザーならさらに最大10%相当、Enjoyパック|ヤフー連携サービス、5のつく日キャンペーン、LOHACOポイントキャンペーンより
Yahoo!プレミアム会員やEnjoyパックといった還元率を上げるオプションについて下記で詳しく紹介していく。
Yahoo!プレミアム会員
Yahoo!プレミアム会員は月額508円(税込)で加入できるヤフーのオプションサービスである。Yahoo!プレミアム会員になるとPayPayモール、Yahoo!ショッピング、LOHACOにおける還元率が+2%増える。
Yahoo!プレミアム会員はその他にもヤフオクの落札システム利用料が割引になったり、雑誌110誌、マンガ1万3000冊も追加料金無しで読めたり、多数の特典が得られる。
Yahoo!プレミアム会員費最大2カ月分無料! – Yahoo!プレミアム
上でも述べたように、Y!モバイルもしくはソフトバンク(携帯)を契約している人は追加料金無しでYahoo!プレミアム会員になれる。Y!モバイルもしくはソフトバンクの契約者でなくとも検討に値する有料サービスと言えるだろう。
Enjoyパック
EnjoyパックはY!モバイルユーザー向けの有料オプションである。月額500円の負担で
・PayPayモール、Yahoo!ショッピング、LOHACOでの買い物が+5%還元
・ショッピングクーポン500円
・500円分のパケット料金
が付いてくるお得なオプションだ。
500円分のショッピングクーポンと500円分のパケット料金だけでも十分に元が取れる。Y!モバイルユーザーは加入しなければ損と言えるだろう。
還元を受けれる「PayPayボーナスライト」の特徴と付与上限
ネットショッピングモールにおける還元でもらえるPayPay残高は「PayPayボーナスライト」である。
PayPayボーナスライトとはPayPayボーナスのうち有効期限が「付与日の翌日から起算して60日」と設定されたポイントである。有効期限が過ぎると失効し、使えなくなる。
PayPayボーナスライトはPayPay残高としてヤフーショッピング、 LOHACO、街でのPayPay決済などに使える。ただし、PayPayによる送金やわりかん機能には使えないなど、PayPayボーナスライトはPayPay残高の中でも利用範囲が制限されたポイントになっている。PayPay残高に複数の種類が混ざっている場合、決済ではPayPayボーナスライトが優先的に消費される。
PayPay残高について詳しく知りたい人は下記記事を参考に。

ネットショッピングモールでもらえるPayPayボーナスライト付与上限
各キャンペーンでもらえるPayPayボーナスライト付与には上限がある。
還元率 | ポイント付与上限 | |
---|---|---|
Yahoo! JAPAN IDにログイン | +1%(Tポイント) | 上限なし |
PayPay残高での支払 | +1%(PayPayボーナスライト) | 毎日最大5000円 |
PayPayモールで指定支方法での決済額対象 | +2%(PayPayボーナスライト) | 毎月5000円相当 |
Yahoo!プレミアム会員 (ソフトバンク、Y!モバイルユーザー含む) |
+2%(PayPayボーナスライト) | 毎月5000円相当 |
Y!モバイル契約者 | PayPayモール +4%(PayPayボーナスライト) Yahoo!ショッピング +2%(PayPayボーナスライト) |
毎月5000円相当 |
Enjoyパック(Y!モバイル契約者のみ) | +5%(PayPayボーナスライト) | 毎月1000円相当 |
ソフトバンク契約者 | PayPayモール +4%(PayPayボーナスライト) Yahoo!ショッピング +2%(PayPayボーナスライト) |
毎月5000円まで |
毎週日曜日(ソフトバンク契約者のみ) | +10%(PayPayボーナスライト) | 毎日1000円まで |
5のつく日キャンペーン | +4%(PayPayボーナスライト) | 1日5000円相当まで |
2020年8月現在
Enjoyパックの場合、5%還元で1000円しか付与されない。したがって、毎月2万円までの買い物にしか、Enjoyパックによる還元を受けれない。
「毎週日曜日はソフトバンクスマホユーザーなら最大10%相当」のキャンペーンも1000円が上限となっている。10%還元なので1万円までの注文になる。
「PayPayモールで指定支方法での決済額対象」「Yahoo!プレミアム会員」「Y!モバイル契約者」「ソフトバンク契約者」は毎月5000円分までが上限。
「PayPay残高での支払」「5のつく日キャンペーン」では1日5000円分までが上限となる。
毎月の消費額が大きい人は付与上限により還元率も減ってしまう。高額な買い物や寄付による還元を求めるなら、楽天経済圏での生活も検討すべきだ。
ヤフー経済圏よりも楽天経済圏?
楽天で10%還元を受けるには複数のサービスを契約するか、キャンペーンを利用しなければならない。スマートフォン契約やコスパの良い有料オプションだけで簡単に10%還元を受けれるシンプルさで言えば、ヤフー経済圏は魅力的だろう。
しかし、10%程度の還元なら、楽天でも難易度はそこまで高くない。キャンペーンなど利用すれば楽天サービスの利用者でなくとも、10%以上の還元は可能である。

また、ふるさと納税による寄付によって現金に近い性質のポイントが高還元で得られるのも楽天だけである。

寄付金は高額になるため、この額の数十%が楽天ポイントとして還元されるのは大きいだろう。
くわえて、楽天ポイントの利便性も高い。楽天市場での買い物に使えるだけではない。通常ポイントなら投資信託や株式の購入、クレジットカード料金の支払、期間限定ポイントでも携帯代や電気代の支払に使える。現金を減らさない手段として用いることができるため、現状においては楽天経済圏での消費を増やした方が圧倒的に豊かになれるはずだ。
ヤフー経済圏と楽天経済圏の比較について、詳しく知りたい人は下記記事を参考に。
